<GILLIE>株式会社ギリー
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GILLIE CLUB

「マクロビランチを楽しむ会」
〜セミナー、比較試食でマクロビを知る〜

<ご報告>


マクロビオティック、知っている方は十分ご存知ですが、大半の方がご存じでない食べ方ではあります。
伊勢丹さんの紹介でご縁の出来たチャヤマクロビティックスさんと意気投合し、いろんな企画を考えていますが、これは第二弾、汐留店でのランチ企画、平日昼間という乱暴な時間帯ですが、まずはノウハウを蓄積するのには少人数で、という考え方で実施しました。詳しくは工藤史歩さんのレポートをお読みください。

当日お世話になったキッチンとホールの方々です。本当に御世話になりました。(敬称略)

(キッチン)
西井 幸治(ニシイ コウジ) ストア マネージャー / シェフ
小林 真子(コバヤシ ナオコ)
福島 美里(フクシマ ミサト)
西村 絵美(ニシムラ エミ)
小松 希世実(コマツ キヨミ)
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(ホール)
松本 聡子(マツモト サトコ)アシスタント マネージャー
荒堀 悦子(アラホリ エツコ)
佐々木 朋子(ササキ トモコ)
遠藤 めぐみ(エンドウ メグミ)

以下は工藤史歩さんのレポートです。

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ギリークラブの新シリーズ「旬の食材を楽しむマクロビオティック」。
超・初心者を対象に、季節の野菜を使ったマクロビ(マクロビオティック)の基本を学び、味わう企画です。

今回はその第2回目。じつは第1回目は参加希望者が予定数を大幅に上回り、やむなく出席できなかった方もいるのです。今回は平日昼間の開催になったのですが、こちらも早々に満席になる大盛況ぶり。「食と健康」への関心の高さを改めて感じます。

前回に参加できず、今回やっと参加できたという方が多いので、まずは「マクロビとは何か」を簡単に学びます。講師はチャヤ マクロビオティックス グランシェフで商品開発室室長の浅場康司シェフです。

前回のおさらいになりますが、マクロビオティックとは、1950年代に生まれた言葉で、その人が生まれた土地でとれたものが、体に合っているという考え方です。むやみに肉や玉子、乳製品を食べてはいけないというのではなく(そもそもマクロビオティックに「食べてはいけない」という考え方はありません)、日本人のわたしたちの場合は、日本人が昔から食べてきた、穀物や野菜、海藻などを中心に食べましょうということ。つまり、昔ながらの日本の伝統食がマクロビです。

そもそもマクロビオティックの始まりは、桜沢如一氏(マクロビ界ではジョージ・オオサワとして知られている)が提唱した、「玄米菜食」という自然に則した食事法です。
その後、九司道夫氏によって体系化され、欧米を中心に世界へ広まり、日本へ逆輸入されて戻ってきました。つまり、マクロビの基本は日本人の食事。わたしたち日本人の体にもっとも合った食事法といえるのです。

マクロビの二大原則は「身土不二」と「一物全体」というと難しそうですが、言い換えると簡単に理解できます。

「身土不二」とは「地産地消」のこと。人間も植物も生まれた土地と一体であるという考え方で、その土地でとれる、季節ごとの味わいを食べて、体のバランスをとるという考え方です。
「一物全体」とは「何も残さないスピリット」。穀物は精製せず、野菜は皮も丸ごとでバランスがとれているから、丸ごと味わうことでからだのバランスをとるという考え方です。

そして、この二大原則を踏まえながらも「おいしく美しく」「レストランで華やかな気持ちになり、楽しく食事をする」を実現しているのが、チャヤ マクロビオティックス、つまり浅場シェフの料理です。

とはいえ食べなければわかりません。そこで今回も、食事の前に、ギリークラブならではの食べ比べがありました。今回は「肉でつくった料理」と「大豆で作った肉の食感料理」を食べ比べます。

食べ比べその1は「鶏の唐揚げ」と「Soyミートのナゲット」です。

Soyミートとは、大豆を中心にとうもろこしやエンドウ豆などのでんぷん質を抽出して蒸し、乾燥させたもの。これを熱湯で戻してから、醤油、みりん、生姜の下味をつけ、片栗粉をまぶしてなたね油で揚げます。

もっちりと歯ごたえがあり、食べ応えもしっかりしています。参加者は「鶏の唐揚げと同じものではないけれど、同じものでなくても、Soyミートという食べ物としてじゅうぶんおいしい」という感想です。

続いて食べ比べその2は「ミートソースのポロネーゼ」と「Soyミートのポロネーゼ」です。
こちらは大豆のみを乾燥させたものを熱湯で戻してから、トマトや赤ワインで煮詰めます。味噌と醤油を使うのがポイントです。こちらは「Soyミートのほうがおいしい」と大好評。参加者からは「同じものとして食べ比べるのではなく、Soyミートの料理として食べたい」という声が上がるほどでした。

ちなみに、Soyミートは自然食品店などで市販されているそうです。今回の参加者の中には、Soyミートを自宅に常備している人もいました。「買ってはみたもののうまく使いこなせなかったけれど、今日コツを学びました」とのこと。
もちろん、浅場シェフと同じ味を家庭で再現することはできませんが、浅場シェフは相当気前よくすべてを開示してくださるので、もどし方のコツや使い方のヒントや、料理のアレンジなど、いろいろ参考になります。

食事の前に、さらに場を盛り上げたのが、ウェルカムドリンクとして出されたジンジャーエールです。生姜の辛味がぴりりと効いた引き締まった味ながら、食後感は清涼なジンジャーエールは、ホールスタッフの松本聡子さんの考案によるもの。通常はレモンなど柑橘類を加えるところ、レモングラスを加えてハーブの爽快感をもたせ、隠し味に鷹の爪を効かせているそうです。貴重なレシピも公開していただきました。

それでは本日のメニューをどうぞ。
本日は、浅場シェフはさらに気合いが入り、魚も使わずに野菜だけでメニューを考案したそうです。

●穀物と野菜のハンバーグ 野菜デミソース
玄米やオーツ麦、豆腐、玉ねぎ、干ししいたけ、にんじんにびじきも加えたヘルシーなベジバーグですが、食べ応えはまさに「こってりしたデミグラスソースのハンバーグ」。男性も大満足のボリュームです。
浅場シェフは、前回の参加者からの「ハンバーグ」のリクエストを受け、こちらを考案してくださったそうです。

●テンペベーコンとポテトのサラダ
大豆の発酵食品であるテンペにみりんと醤油で下味をつけ、少しスモークの香りを移したものをベーコンに見立てます。

●グリーンアスパラガスとブロッコリーの塩マリネ
「おうちで再現したいメニュー」として本日の一番人気がこちら。
蒸した野菜に、生姜と長ネギを加えた塩ダレを絡めて漬けておくだけだそうです。シンプルながら野菜の味わいが引き立ち、おいしかったです。

●根菜の胡麻和え
ゴボウ、にんじん、レンコンを、米飴で甘めに仕上げた胡麻ダレで和えます。しゃきしゃきの水菜が食感のアクセントです。

●リーフサラダ フレンチドレッシング
たっぷりの葉野菜を、特製のフレンチドレッシングでシンプルに食します。

●自家製ピクルス
10種類のスパイスと米酢、みりん、生姜で漬けたピクルス。さっぱりと酸味が立っているのにツンとしないまろやかさ。漬けて1週間くらいが食べごろです。

●有機玄米ごはん
食べづらい玄米ではなく、安心で、かつもちもちとおいしく、積極的に食べたくなる、チャヤ マクロビ自慢の玄米です。

●ミソスープ
出汁は昆布だけなのですが、大根、にんじん、ゴボウなどの根菜をごま油で炒めてコクを出し、油揚げでボリュームを出しています。野菜だけとは思えないこの味わい。食べ盛りの男性に「豚汁」として出せば、誰も気づかないと思います。メタボが気になる年齢の男性は、飲んだ後のシメによさそう・・・・・・。

●春のマクロビデザートの盛り合わせ
●有機三年番茶
桜風味のロールケーキ、抹茶のババロアに小豆ソースを添えて、豆乳のバニラアイスクリーム「クーテ」、フルーツの盛り合わせテーブルから歓声が上がるほど美しい一皿でした。

それでは最後に、松本聡子さんによるジンジャーエールのレシピをどうぞ。

<ジンジャーシロップ>
(材料)
  • 有機しょうが  200g
  • 甜菜糖     150g
  • 熱湯      150cc
  • クローブ     3粒
  • シナモン    1/2本
  • 鷹の爪     1/2本
  • レモングラス(生)10g
これで225cc(約4〜5杯分)のジンジャーシロップになります。

(作り方)
  1. しょうがを(有機でなければ皮をむいて)薄くスライスする。鷹の爪は種を除く。レモングラスは5cm幅にカットする。
  2. 鍋に水を沸かす。沸騰したら火を止め、火から鍋をおろす。
  3. 鍋に材料をすべていれ、弱火で10分〜15分くらい加熱する。(※)
  4. 茶こしなどを使って3を濾して冷ます。

※長時間加熱するとスパイスの香りが飛んでしまうので、沸騰させないよう、時間と火加減に注意。煮詰めすぎないことがポイント。

<ホームメイドジンジャーエール>

(材料)
  • ジンジャーシロップ  50cc
  • 炭酸水       150cc
  • 氷         適量
(作り方)
  1. グラスに氷をいれ、ジンジャーシロップを注ぐ。
  2. 1に炭酸水を注ぎ入れる。この時、氷にあてるように静かに注ぎ入れると2つの層ができてきれいに仕上がる。
  3. ストローなどで全体をかき混ぜてお楽しみください。
これ、わたしもさっそくつくってみました。
ちなみに、甜菜糖は高かったので、家にあったはちみつで代用。レモングラスは生のものがなかったのでハーブティから転用。・・・・・・とかなりダメダメですが、まあ、お店と同じ味を再現することはむずかしいですし、それなりに、ちゃんと家庭の味らしくおいしくできました。
ただし、はちみつを使う場合は焦げやすいのでご注意ください。
また、味の決め手になっているのは、鷹の爪ですので、これだけは欠かさないほうがいいと思います。それから、味のイメージを持つために、一度お店で本物を飲んでからつくることをおすすめします。
このジンジャーシロップは、炭酸で割るほか、紅茶で割ってもおいしいそうです。わたしは、ビールで割ったり(バトワイザーがおすすめ)、焼酎に入れて炭酸で割ったりしています。



<ご案内>
【満員御礼】

マクロビオティックの会、3月3日に伊勢丹の店で開催しましたが、お断りしなくてはいけない程大好評で、「マクロビ」に関する関心の高さを再確認しました。

もちろん「マクロビ」の基本を学んだのですが、そこには貴重な仕掛けが一杯でした。

例えば、こんな舐め比べ(つけ比べ?)
「市販のマヨネーズ」とチャヤの「マクロネーズ」、
 「市販のケチャップ」とチャヤの「マクロケチャップ」・・・

これは一目瞭然、というか、一味瞭然ですか、自分の舌と鼻とで感じるのですから、なるほどなるほど、です。

お話しと資料で聞くマクロビセミナー、このような味と素材の違いを理解する比較試食タイム、関係者との交流しながらのマクロビディナー、このような流れ、それぞれの方に収穫の大きかい時間でした。

身体に優しくて、でも美味しい、さすがフレンチのシェフがマクロビを作ると違う!それを実感してみな納得の一夜でした。

詳しくは実施報告でお読みください。
http://www.gillie.co.jp/g_club/seminar2010/0303.shtml

で、今回はランチ時間に行います。夜の会も企画したいと思いますが、春の昼下がり、ちょっと時間を調整してマクロビランチは如何ですか?

大好評のマクロビ食材食べ比べ企画、今回は「肉でつくった料理」と「大豆で作った肉の食感料理」です。

市販の唐揚げとSoyナゲットはどう違うか、ミートソースと大豆で作ったボロネーズソースの差は?特徴のある原材料も現物を見せて頂き教えて頂き、それらを自分の舌で体験させて頂きます。

あとは食事時間、ゆっくり食べながらお話しを聞き、マクロビ何でも質問タイムとしましょう。浅場グランシェフ、中川さんはずっと同席して頂けますし、汐留店の西井シェフのお話もとても楽しみです。

時間と内容は異なりますが、セミナー、試食、交流食事会という流れは同じです。もちろんお一人の参加でも全く問題ありません。直ぐに仲間になれるのがギリークラブの特長です。

少人数で恐縮ですが、奮ってのご参加お待ちしています。

<参考サイト>

●チャヤ マクロビィオティックス
http://www.chayam.co.jp/

●マクロビオティック(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/

<実施概要>

●「マクロビランチを楽しむ会」
〜 セミナー、比較試食でマクロビを知る 〜

●日時:4月5日(月)14:00〜15:30【満員御礼】
13:45 受付開始
14:00 セミナー開始
14:30 食事開始
15:30 終了

●会場 チャヤマクロビ ロイヤルパーク汐留タワー店
港区東新橋1-6-3 ロイヤルパーク汐留タワー1FTEL:03-3573-3616
http://maps.google.com/maps/

●ゲスト:
浅場康司氏(チャヤ マクロビオティックス グランシェフ・商品開発室室長)

●会費:正会員 7,000円 ビジター 9,000円
(食事代、ドリンク代、セミナー代、記録費)

●募集人数:申込先着順 10名募集 (正会員優先)

●締切:3月29日(月)
(それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。)
※満員の際、キャンセル待ちは可能です。