<GILLIE>株式会社ギリー
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GILLIE CLUB

和・倶楽部『文楽 絵本太功記&セミナー』

<ご案内>

ギリークラブの中で日本文化に関するものを“和・倶楽部”と称しています。
日本人に生まれたことを喜びたい。それが“和・倶楽部”の考えです。


●和・倶楽部 文楽鑑賞&絵本太功記セミナー
超初心者でも分かり、エキスパートでも見逃せない、という企画です。文楽は単なる人形劇ではありません。一回本物をご覧になった方はその素晴らしさにはまります。

人形浄瑠璃文楽は、和・倶楽部の人気シリーズになりました。毎回、毎回、大夫、三味線、人形遣い、そして裏方の方と交流を続けてきており、ご関係の方々と親密な関係が出来上がりつつあります。これもひとえにご参加の皆様のお陰と、心より感謝しています。

その信頼関係でまたこの5月の素晴らしい公演を観ましょう。今回の演目は絵本太功記という大作が一部、二部通しで上演、これを見のがす手はないということで、2日連続の開催です。もちろん、1日だけでも結構ですが、貴重なチャンスをご活用下さい。(人間国宝、竹本住大夫さんは第二部に登場です。)

<参考・文楽を知るためのサイト>

●日本芸術文化振興会(国立劇場)
http://www.ntj.jac.go.jp/
●国立文楽劇場
http://www.ntj.jac.go.jp/bunraku/index.html
●文楽協会
http://www.bunraku.or.jp/japanese.html
●人形浄瑠璃 文楽
http://www.lares.dti.ne.jp/~bunraku/index.html
●文楽への誘い
http://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/bunraku/jp/
●文化デジタルライブラリー(文楽)
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
●BUNRAKU MOJIHISADAYU'sPAGE(竹本文字久大夫)
http://www002.upp.so-net.ne.jp/bunraku/c1.htm
●Sakiho.Com(豊竹咲浦大夫)
http://www.sakiho.com/Japanese/
●あやつられ文楽鑑賞(三浦しをんさんのエッセー)
http://www.poplarbeech.com/bunraku/bunraku_040501.html
●関西の伝統芸能の歴史 人形浄瑠璃の歴史と特色
http://www.kippo.or.jp/culture/geinou/rekishi/joruri/main.html

<今回観劇する演目 絵本太功記(えほんたいこうき) 公演チラシより>

5月文楽公演は『絵本太功記』を通し狂言でお楽しみいただきます。一介の農民から関白にまで登り詰めた豊臣秀吉は庶民の理想像として、数々の作品(太閤記物)に仕組まれました。

寛政11年(1799)に初演された『絵本太功記』は、太閤記とはいいながら、明智(武智)光秀を主人公として、本能寺の変で織田信長を討ってから、小来栖で滅びるまでの、いわゆる“三日天下”を描き、六月朔日から十三日まで一日を一段として構成した異色の作品です。

「妙心寺」では苦悩する英雄・光秀の姿を見事に掘り下げ、「尼ケ崎」では、父・光秀の犠牲となって散りゆく、十次郎と許婚・初菊の悲劇など反逆者の家族の末路を描き出します。待望の通し上演にご期待下さい。

<あらすじ>
主君・尾田春永から辱められた武智光秀は、ついに耐えられなくなって謀反を決意しこれを討つ。一方、高松城主・清水宗治と対峙していた真柴久吉は、これを知ると宗治を切腹させ、急ぎ小梅川(史実の小早川)と和睦を成立させる。

だが光秀の母である皐月は、これに怒って家出してしまう。光秀は腹を切ろうとするが諫められ、久吉を討つため御所に向かう。尼ヶ崎に皐月は引きこもるが、光秀の子・十次郎とその許婚である初菊ととも祝言をあげ、十次郎は出陣する。その時ある僧が宿を求めていたが、後から来た光秀はこれを久吉と見破り、障子越しに槍で突いた。だがそこにいたのはは皐月であった。動転した光秀の前に久吉が現れ、後日天王山で再び会うことを約束し、去っていく。

<主な登場人物>
武智光秀(たけち・みつひで)
史実の明智光秀。主君である尾田春信に辱められ、本能寺を襲いこれを討つ。

真柴久吉(ましば・ひさよし)
史実の羽柴秀吉。

尾田春永(おだ・はるなが)
史実の織田信長。本能寺で臣下の武智光秀に討たれる。

武智十次郎(たけち・じゅうじろう)
光秀の子。母は操(みさお)、妻は初菊(はつぎく)という。

皐月(さつき)
光秀の母。謀反を起こした光秀を叱る。光秀に、久吉と間違われ刺されてしまう。

文楽の基本はこのサイトでどうぞ。 http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/index.html
このサイト内、(舞台芸術教材1)にある文楽編1,2で文楽の基本的なことがありますので、ぜひご覧になっておいて下さい。

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◆◇ 大阪文楽劇場 観劇&セミナー ◇◆
4月14日(土)〜15日(日)に開催 ご案内中
http://www.gillie.co.jp/g_club/seminar2007/0414.shtml

<実施概要>

●和・倶楽部『文楽 絵本太功記&セミナー』
<第一部>
●日時 5月12日(土)
11:00 文楽公演開演
通し狂言 絵本太功記(えほんたいこうき) 第一部

発端     安土城中の段
六月朔日   二条城配膳の段
       千本通光秀館の段
六月二日   本能寺の段
六月五日   局注進の段
       長左衛門切腹の段
六月六日   妙心寺の段

15:30 終演
15:45 絵本太功記セミナー
(ゲスト:松下かほる氏 イヤホンガイド解説者)
絵本太功記とは? 第一部を観た直後に作品の話を聞きます。
翌日観劇する第二部の見所も、もちろんお聞きします。
加えて、文楽に関しての基本の基本、何でも聞ける場です。
17:00 終了予定

<公演チラシ>
http://www.ntj.jac.go.jp/cgi-bin/pre/performance_img.cgi?img=2130_1.jpg
●会費 ギリークラブ会員、9,000円 ビジター 11,000円
会費に含まれるもの。(観劇チケット、プログラム、謝礼分担金など)
●募集人数:30名限定。(ギリークラブ会員優先です。)
●会場 国立劇場小劇場(半蔵門)
(国立劇場への行き方)
http://www.ntj.jac.go.jp/gekijo/kokuritsu/index.html#access

今回は13日に第二部の観劇会も行います。
お早めにお申し込み下さい。

<第二部>
●日時 5月13日(日)
16:00 文楽公演開演
通し狂言 絵本太功記(えほんたいこうき) 第二部
六月七日    杉の森の段
六月九日    瓜献上の段
六月十日    夕顔棚の段
        尼ヶ崎の段
大詰       大徳寺焼香の段
20:30 終演
その後ご希望の方で食事会(別会費)を実施します。
(いつものように技芸員の方にもお声かけします)

●会費 ギリークラブ会員、6,000円 ビジター 6,500円

※十段目(尼ヶ崎の段)は、俗に「太十(たいじゅう)」と呼ばれます。
これは絵本太功記の十段目だからですが、
「絵本太功記」といえば暗黙に10段目を指すほど、
この段は大変に有名な段なのです。

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【申込みフォーム】 (不参加の場合は返信不要です)
ギリークラブ事務局 渡辺幸裕行き
●5月12日 和・倶楽部 文楽鑑賞&絵本太功記セミナーに 参加
ご氏名:
電子メールアドレス:
携帯電話番号:          (←当日連絡用です。必ずご記入下さい)
携帯メールアドレス:       (←当日連絡用です。必ずご記入下さい)
○同伴者 無し 有り(     様) ←何れか選んで下さい。
○入会状況(既会員・今回入会・ビジター参加)←何れか選んで下さい。
※分からない場合はお問い合わせ下さい。

●5月13日(日) 第2部鑑賞希望   枚
○同伴者 無し 有り(     様) ←何れか選んで下さい。
○終演後の食事会: 参加 不参加 ←何れか選んで下さい。

※ギリークラブメンバーになるには・・・
会の主旨を理解して終身会費10,000円をお支払い下さい。
年間通信費が5,000円ですので初回参加時に今回会費の他に15,000円必要です。
※ギリークラブの詳細はサイトをご覧下さい。
http://www.gillie.co.jp/g_club/index.shtml

※チケットは当日劇場前渡し、参加費は銀行振込を考えています。
※チケット入手が困難な公演です。申込み後のキャンセルできません。
 参加不可能になった場合は代理の方を立てて下さい。

<文楽とは>

文楽は世界文化遺産にも登録されている、日本の誇る伝統芸能の一つです。人形浄瑠璃文楽座というのが正式な名称ですが、現在では通称「文楽」と呼ばれていますので和・倶楽部も文楽の会と称しています。

ストーリーテラーとして義太夫節を語る大夫(たゆう)、全ての情景を太棹の三味線とバチ一つで描写する三味線弾き、1体の人形を主遣い、左遣い、足遣いの3人であやつり、あたかも人間のような表情としぐさで人を魅了する人形遣い、その3者(三業)が絶妙に調和して作り出す総合芸術です。

350年ほど前に竹本義太夫と近松門左衛門という二人の天才が大阪に現れ(竹本座創設は1684年(貞享元年)、近松作品の『曽根崎心中』が大当たりしたのが1703年(元禄16年)です。

江戸時代における時代劇が『時代物』、現代劇が『世話物』と呼ばれ、それぞれに見どころのある作品が多く、文楽が初演で評判になり次いで役者芝居である歌舞伎に移植されるほど作品(狂言と呼びます)も多いのです。

人形に託して人間の奥底を拡大して見せてくれる作品が多く、江戸時代の日本人の忠義、義理、人情、愛憎、といった人間的葛藤をもたらす悲喜劇に涙したり、憤慨したり、感心したり、とても人形劇とは思えない内容です。

初心者はまず舞台上の人形に目が行きます。娘は本物の女性より綺麗(すみません!)で、侍、町人、それぞれのしぐさから当日の世相や価値観、そして今も変わらない人情が伝わってきます。

人形遣いのメイン(主遣い)は顔を出しているのに、物語が佳境に入ると、、、顔が、姿が消えてしまうのです。人形だけしか見えなくなってきます。ふと気がつくと、『あ、人間国宝の人の顔を消してしまったぁ』という事になるのですが、人形が人間になり・・・そしてその物語に入り込み・・・気がついてみると涙を流している自分がいたりするのです。

舞台右手に床(ゆか)と呼ばれる浄瑠璃を語る太夫と三味線弾きが座る場所があります。くるりと回って出てくるので「盆」と言われたりします。

何といっても文楽は太夫が中心、人形セミナーで桐竹勘十郎さんが「太夫がへたくそだと人形は滅茶苦茶になります・・・」とおっしゃっていましたが、それだけ重要な中心人物です。太夫の張り切りようは物凄く、汗をだらだら流して、情景を、1人何人もの登場人物の台詞を語り分けます。

その横で静かに座っているように見える三味線、これは決して伴奏ではありません。太棹の三味線(三味線には太棹、中棹、細棹という3つの大きさがあります)を駆使して、音楽というより情景を奏でます。そして、時に太夫をリードする役割もします。

そのような三者が繰り広げる人間ドラマが文楽です。文楽を知るには多くの書籍やサイトがありますが、毎回のセミナーで皆さんが口をそろえておっしゃる事があります。「文楽は娯楽です。まずは楽しんで下さい。」

そうです、まずは楽しみましょう。但し、あるちょっとしたルールを知り、工夫をした方がより楽しめることの事実で す。決してオタクにならず、自分が楽しむための学習の場、初心者同士が語り合える場として、和・倶楽部・文楽編を企画しています。

『和・倶楽部』

「日本人に生まれたことを喜びたい。」 それが『和・倶楽部』の考えです。
多くの方が自国の文化に直接触れ、自らの感性を研ぎ澄ませると共にビジネスに、役立てて頂きたいと思っています。気になっていてもなかなか自ら手配して見に行くことがおっくう、日本文化とはそういうものでありませんか?

同じく日本文化初心者の渡辺が、皆様に成り代わってこういう機会をアレンジいたしますので、どうぞお気楽に参加して下さい。もちろんお一人でも結構です。ご一緒に体験しませんか?こんなに素晴らしい事が日本にはあります。国立劇場さんはじめ、色々な方が我々の活動に注目し協力していただいています。

和・倶楽部と称していますが、ギリークラブ活動の一環、そしてギリークラブは決して無理に入会されなくて結構ですし、初めての方はまずはビジターでのご参加をお勧めします。
その後継続参加したいと思われた時にご入会という手順で考えていますので、決して無理をなさいませんように。もちろん、ずっとビジターでも結構です。(但し、参加はメンバー優先になることだけはご理解ください。)