<GILLIE>株式会社ギリー
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GILLIE CLUB


和・倶楽部『文楽鑑賞&セミナー』

<ご案内>

ギリークラブの中で日本文化に関するものを“和・倶楽部”と称しています。
日本人に生まれたことを喜びたい。それが“和・倶楽部”の考えです。


【今月観劇する演目】
妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん) 公演チラシより

奈良の都を舞台としたスケールの大きな大代物。壮大な歴史ロマン劇の四段目の上演です。一途に恋する杉酒屋の娘お三輪は恋人を追い、王位を狙う蘇我入鹿の館に入り込みます。官女に弄られ、恋人の心変わりを知り、嫉妬に狂ったお三輪に突き立てられた鱶七(ふかしち)の刃。蘇我入鹿追討のために犠牲となるお三輪の姿が深く心に沁みます。

詳細なストーリーはこのサイトでどうぞ。
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/index.html

このサイト内、(舞台芸術教材2)に妹背山婦女庭訓があります。その中のストーリー、四段目をクリックして下さい。

お三輪と橘姫、町娘とお姫様という設定が興味深いですし、文楽=人形劇だからこその演出をお楽しみ下さい。大曲の4段目、今回の義太夫節も聞きものですよ。

私はお三輪が大好きなのですが、あまりに彼女がかわいそうで・・・いくら芝居とはいえ、こんな設定は残酷で、でも何回も見てしまいます。

<参考・文楽を知るためのサイト>

●妹背山婦女庭訓 http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/index.html
このサイト内、(舞台芸術教材2)にあります。

●日本芸術文化振興会(国立劇場)
http://www.ntj.jac.go.jp/
●国立文楽劇場
http://www.ntj.jac.go.jp/bunraku/index.html
●文楽協会
http://www.bunraku.or.jp/japanese.html
●人形浄瑠璃 文楽
http://www.lares.dti.ne.jp/~bunraku/index.html
●文楽への誘い
http://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/bunraku/jp/
●文化デジタルライブラリー(文楽)
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
●BUNRAKU MOJIHISADAYU'sPAGE(竹本文字久大夫)
http://www002.upp.so-net.ne.jp/bunraku/c1.htm
●Sakiho.Com(豊竹咲浦大夫)
http://www.sakiho.com/Japanese/
●あやつられ文楽鑑賞(三浦しをんさんのエッセー)
http://www.poplarbeech.com/bunraku/bunraku_040501.html
●関西の伝統芸能の歴史 人形浄瑠璃の歴史と特色
http://www.kippo.or.jp/culture/geinou/rekishi/joruri/main.html

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◆◇ 大阪文楽劇場 観劇&セミナー ◇◆
1月20日(土)〜21日(日)に開催 ご案内中
http://www.gillie.co.jp/g_club/seminar2007/0120.shtml


<実施概要>

●和・倶楽部 文楽鑑賞&三味線セミナー
超初心者でも分かり、エキスパートでも見逃せない、という企画です。
文楽は単なる人形劇ではありません。
一回本物をご覧になった方はその素晴らしさにはまります。

●日時 2月17日(土)
16:30(予定) 三味線セミナー(ゲスト:鶴沢清四郎氏)
    文楽の三味線とは?情景の弾き分けとは? などなど、
    分かりやすく教えていただきましょう。

18:00 文楽公演開演
    妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)
   ・道行恋苧環
   ・鱶七上使の段
   ・姫戻りの段
   ・金殿の段
   ・入鹿誅伐の段
    近松半二・松田ばく・栄善平・近松東南=作
21:00 終演予定

その後人形遣い吉田幸助さんと一緒の食事会。(この日が誕生日です!)
三味線の清四郎さんも入って頂き、幸助さんの誕生祝い食事会です
技芸員の方との食事会は毎回大好評、初心者にも全く問題ありませんし、
お一人で参加された方も、すぐに皆さんと仲良くなります。
この会費は当日現場で集金します。

<公演チラシ>
こちらをご覧下さい
●会費 ギリークラブ会員、9,000円 ビジター 11,000円
会費に含まれるもの。(観劇チケット、プログラム、謝礼分担金など)
※食事会の会費は別途です。
●募集人数:30名限定。(ギリークラブ会員優先です。)
●会場 国立劇場小劇場(半蔵門)
(国立劇場への行き方)
http://www.ntj.jac.go.jp/gekijo/kokuritsu/index.html#access

今回はそれ以外の部のチケット斡旋も行います。
お早めにお申し込み下さい。

★第一部 チケット斡旋
2月11日(日)11:00
奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)
・朱雀堤の段
・環の宮明御殿の段
(近松半二・竹田和泉・北窓後一・竹本三郎兵衛=作)

★第二部 チケット斡旋
2月18日(日)14:30
摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)
・万代池の段
・合邦庵室の段
(菅専助・若竹笛躬=作)

斡旋料金 メンバー 6,000円 ビジター 6,500円
(チケット代金+郵送料金)
数に限りがありますので、満員の際にはご容赦下さい。

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【申込みフォーム】 (不参加の場合は返信不要です)
ギリークラブ事務局 渡辺幸裕行き
●2月17日 和・倶楽部 文楽鑑賞&セミナーに 参加
ご氏名:
電子メールアドレス:
携帯電話番号:          (←当日連絡用です。必ずご記入下さい)
携帯メールアドレス:       (←当日連絡用です。必ずご記入下さい)
○同伴者 無し 有り(     様) ←何れか選んで下さい。
○終了後の交流会: 参加希望  不参加 ←何れか選んで下さい。
○ギリークラブ入会状況(既会員・今回入会・ビジター参加)←何れか選んで下さい。
※分からない場合はお問い合わせ下さい。

●2月11日(日) 第1部チケット希望   枚
●2月18日(日) 第2部チケット希望   枚

※ギリークラブメンバーになるには・・・
会の主旨を理解して終身会費10,000円をお支払い下さい。
年間通信費が5,000円ですので初回参加時に今回会費の他に15,000円必要です。
※ギリークラブの詳細はサイトをご覧下さい。
http://www.gillie.co.jp/g_club/
※チケットは当日劇場前渡し、参加費は銀行振込を考えています。
※チケット入手が困難な公演です。申込み後のキャンセルできません。
 参加不可能になった場合は代理の方を立てて下さい。

<文楽とは>

文楽は世界文化遺産にも登録されている、日本の誇る伝統芸能の一つです。人形浄瑠璃文楽座というのが正式な名称ですが、現在では通称「文楽」と呼ばれていますので和・倶楽部も文楽の会と称しています。

ストーリーテラーとして義太夫節を語る大夫(たゆう)、全ての情景を太棹の三味線とバチ一つで描写する三味線弾き、1体の人形を主遣い、左遣い、足遣いの3人であやつり、あたかも人間のような表情としぐさで人を魅了する人形遣い、その3者(三業)が絶妙に調和して作り出す総合芸術です。

350年ほど前に竹本義太夫と近松門左衛門という二人の天才が大阪に現れ(竹本座創設は1684年(貞享元年)、近松作品の『曽根崎心中』が大当たりしたのが1703年(元禄16年)です。

江戸時代における時代劇が『時代物』、現代劇が『世話物』と呼ばれ、それぞれに見どころのある作品が多く、文楽が初演で評判になり次いで役者芝居である歌舞伎に移植されるほど作品(狂言と呼びます)も多いのです。

人形に託して人間の奥底を拡大して見せてくれる作品が多く、江戸時代の日本人の忠義、義理、人情、愛憎、といった人間的葛藤をもたらす悲喜劇に涙したり、憤慨したり、感心したり、とても人形劇とは思えない内容です。

初心者はまず舞台上の人形に目が行きます。娘は本物の女性より綺麗(すみません!)で、侍、町人、それぞれのしぐさから当日の世相や価値観、そして今も変わらない人情が伝わってきます。

人形遣いのメイン(主遣い)は顔を出しているのに、物語が佳境に入ると、、、顔が、姿が消えてしまうのです。人形だけしか見えなくなってきます。ふと気がつくと、『あ、人間国宝の人の顔を消してしまったぁ』という事になるのですが、人形が人間になり・・・そしてその物語に入り込み・・・気がついてみると涙を流している自分がいたりするのです。

舞台右手に床(ゆか)と呼ばれる浄瑠璃を語る太夫と三味線弾きが座る場所があります。くるりと回って出てくるので「盆」と言われたりします。

何といっても文楽は太夫が中心、人形セミナーで桐竹勘十郎さんが「太夫がへたくそだと人形は滅茶苦茶になります・・・」とおっしゃっていましたが、それだけ重要な中心人物です。太夫の張り切りようは物凄く、汗をだらだら流して、情景を、1人何人もの登場人物の台詞を語り分けます。

その横で静かに座っているように見える三味線、これは決して伴奏ではありません。太棹の三味線(三味線には太棹、中棹、細棹という3つの大きさがあります)を駆使して、音楽というより情景を奏でます。そして、時に太夫をリードする役割もします。

そのような三者が繰り広げる人間ドラマが文楽です。文楽を知るには多くの書籍やサイトがありますが、毎回のセミナーで皆さんが口をそろえておっしゃる事があります。「文楽は娯楽です。まずは楽しんで下さい。」

そうです、まずは楽しみましょう。但し、あるちょっとしたルールを知り、工夫をした方がより楽しめることの事実で す。決してオタクにならず、自分が楽しむための学習の場、初心者同士が語り合える場として、和・倶楽部・文楽編を企画しています。

『和・倶楽部』

「日本人に生まれたことを喜びたい。」 それが『和・倶楽部』の考えです。
多くの方が自国の文化に直接触れ、自らの感性を研ぎ澄ませると共にビジネスに、役立てて頂きたいと思っています。気になっていてもなかなか自ら手配して見に行くことがおっくう、日本文化とはそういうものでありませんか?

同じく日本文化初心者の渡辺が、皆様に成り代わってこういう機会をアレンジいたしますので、どうぞお気楽に参加して下さい。もちろんお一人でも結構です。ご一緒に体験しませんか?こんなに素晴らしい事が日本にはあります。国立劇場さんはじめ、色々な方が我々の活動に注目し協力していただいています。

和・倶楽部と称していますが、ギリークラブ活動の一環、そしてギリークラブは決して無理に入会されなくて結構ですし、初めての方はまずはビジターでのご参加をお勧めします。
その後継続参加したいと思われた時にご入会という手順で考えていますので、決して無理をなさいませんように。もちろん、ずっとビジターでも結構です。(但し、参加はメンバー優先になることだけはご理解ください。)