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セミナーご案内

貴重映像 「阿波の人形浄瑠璃」「人形師」 鑑賞&交流
 〜「日本文化の源流」を観て“手間”を考える〜

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「貴重映像を見て、どう活かすか」話し合う会,良い感じです。「京の食べ物」と「板前」の二本、食がテーマで、色んな話題になり、想定外の展開にもなり、毎回そうだろうと思っています。やはり観る人によって視点が違います。

そして会場である記録映画保存センターの雰囲気、最高です。入っただけで、周りにある物を見るだけで心躍ります。

二回目は貴重な貴重な人形浄瑠璃の映像を観ますが、文楽好きな方には本当に貴重な映像もあります。昭和33年頃、徳島の高校生が人形浄瑠璃を励んでいる景色、そしてなんと人形を作っている大江巳之助さんが見られるのです。

もう1本では衣裳人形作りの各工程の職人仕事が詳細に映っています。文字通り匠の技ですし、これを見ると大きな刺激とヒントが貰えますし、ご覧になった方の感想合戦が楽しみな1本です。

一緒に見た方が感想を述べ合い、今後にどう生かすかですが、「人形浄瑠璃」そして「人形」にご興味ある方ぜひお出かけください。

◆参考(DVD本体にある解説文)
(1)「阿波の人形浄瑠璃」
農村や魚村の人たちが日々の営みの傍で、自分たちの娯楽として昔から育て伝えてきた阿波の人形浄瑠璃。
普段それぞれの仕事を持っている人たちが、人形座を作っていて、催しがあったり、招かれたりしたときに活動する。
村から村、町から町へと回って公演を重ねることもある昭和30年代半ば、そうした人形座が徳島県で10余り。
旭源之丞一座もその1つで、200年にわたる座の歴史を持つと言う。
この一座の舞台を中心に、指導を受けながら、郷土芸能の伝承に勤しむ、高校民芸部の様も見つめ、人形浄瑠璃への人々の想いを浮き出す。

(2)「人形師」
昔から多くの人々に親しまれてきた、日本独特の美しい衣装人形- それは、何人かの異なった分野の職人の手を経て初めて完成される。その専門家たち誰もが人形師である。衣装人形作りの一例を実地に見ていく。
及川映峰さんが作る人形の顔、頭。人形専門の髪結さんが、その頭に髪をつけ、結いあげていく。
これに道をつけ、着物を着せる、着付けが広岡享年三さんの専門、頭と胴、衣装を組み合わせて1つの人形に仕上げる。
それに先立つ衣装作りの専門に取り組む人・ ・人形師、皆の仕事への愛着が強く伝わってくる。

以後の実施予定(第二水曜日です。) 鑑賞演目(予定)

8月13日 「江戸小紋と伊勢型紙」と「民芸とともに五十年」
9月10日 「有田の陶工たち」と「輪島塗」
10月8日 「盆栽」と「花まつり」
11月12日 「結城紬」と「黄八丈」

下記に全収録内容を記しますので、ご希望作品があればご連絡下さい。
ご予約もお受けします。奮ってのご参加お待ちしています。

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◆参考 「日本文化の源流」年輪の秘密 シリーズの輝き、
1959年(昭和34年)〜1960年(昭和35年)、フジテレビにて放送 
週一回 全52本 提供 日本鋼管
製作:小口禎三 企画:羽仁進/犬伏英之/吉原順平

◆羽仁進、土本典昭演出の作品収録!
《収録内容》
1 【風流】
 「糸あやつり」「三味線師」「阿波の人形浄瑠璃」「花火」「バイオリンをつくる」
2 【遊び心/楽しむ】
 「寄席の人々」「盆栽」「将棋の駒」「鷹匠」「調教師~競馬馬をつくる人」
3 【美を支える技】
 「歌舞伎の小道具」「かつら」「ガラス細工」「筆と墨」「埴輪の復元」
4 【手仕事】
 「結城紬」「久留米かすり」「黄八丈」「江戸小紋と伊勢型紙」「浮世絵の復刻」
5 【伝統工芸】
 「七宝をつくる人々」「有田の陶工たち」「博多人形」「輪島塗」「南部鉄びん」
6 【地域と文化】
 「出雲かぶら」「花まつり」「黒島の踊り」「小河内の獅子舞」「京のたべもの」
7 【地域と暮らし】
 「伝統に生きる町〜金沢〜」「鹿児島~〜人と風土〜」「水引の町」「あまのしごと」「津軽のいたこ」
8 【匠の世界】
 「寺大工」「刀鍛冶」「御神輿師」「人形師」「剥製」
9 【究極のわざ】
 「筆跡鑑定家」「にせ金研究家」「板前」「杜氏」 「行司」
10 【ひとすじの道】
 「野山を歩いて七十年」「民芸とともに五十年」「鳶」「漢方医」「禅の修行」

番組の骨子は、日本古来の芸術、芸能、技能、宗教、習俗等、主として伝統文化の世界に題材を取り、各分野において、あるいは客行を浴びつつ、あるいは市井で黙々と活動を推し進めている、言わば、その文化を代表するような人々の技術と人間性、人間味を見つめていくものと考えられた。ドキュメンタリー形式で、例えば、各地に伝承されている名人芸や職人芸といったものを紹介する。同時に、その背景にある伝統、風土、暮らし等々にも、きめ細かく目を向けていくことが、シリーズ全体を通して大切と論じられた。

企画スタッフは、羽仁進、犬伏英之、吉原順平の3人で、ともに、加わった時期の違いこそあれ、1950 (昭和25)年から58 (同33)年までの岩波写真文庫の刊行に携わった人たちである。写真文庫の仕事で得た、知識、情報、人のつながりが、この「年輪の秘密」シリーズで大変役立ったと言う。また、写真文庫が終わりになろうと言う時期に、このような企画が模索されていたと言う話も伝わっている。

製作費の関係から、スタッフは極度に絞り、原則として演出、撮影、撮影助手の3人。この方式は後の「生きものばんざい」シリーズとも同じである。社外から、1906 (明治39)年生まれの樋口源一郎といったベテランも演出に一役買ったが、岩波映画としては、このシリーズを自社育ちの若手層が活躍できる場に活かそうと考えたようだ。

製作の記録によれば、演出の土本典昭、土屋信篤、秋山衿一、撮影の金宇満司、清水一彦が、ここで“一本”の演出家、カメラマンとして一歩を踏み出した。この人たちのその後からも、〈岩波映画学校〉と世に言われた土壌の一端が知れる。

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実施概要

貴重映像 「阿波の人形浄瑠璃」「人形師」 鑑賞&交流
 〜「日本文化の源流」を観て“手間”を考える〜
日時 7月9日(水)17:00 〜19:00
オプション 19:00〜20:00 “手間”を考える雑談会(参加自由・別会費)
会場 記録映画保存センター
千代田区九段南4-6-13 ニュー九段マンション702
解説 村山英世氏(記録映画保存センター事務局長)
山内隆治氏(資料映像バンク 代表)
参加費 正会員:3,000円 ビジター登録者:5,000円
募集人数 8名募集 (正会員優先 先着順)
※〆切後でも席があれば参加出来ます。但し静聴参加でお願いします。
〆切 6月30日(月)

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