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4K映画「和菓子」鑑賞&社長対談 〜 貴重映像で「和菓子」と「映像化」を語る〜 |
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1965年製作の映画「和菓子」、企画は60年前の榮太樓總本鋪でした。勿論知っていたけれど見るのは初めてという細田社長に提案し、桜映画社の村山社長をお連れしたら、何と当事者の孫同士の対面でした。
当然盛り上がり、4K化&ナレーション再編集等が進みこの度完成しましたが、折角の高画質作品、それをしっかり味合える試写室で鑑賞したいと思います。約26分鑑賞後の両社長ミニ対談、それぞれのお思いをお聞きしますが、紹介者渡辺が進行させて頂き、色々お聞きできればと思っております。
この時、必ず和菓子が食べたくなるのは分かっていますが、会場内は大変残念ながら飲食禁止なのです。解散後にお楽しみ頂けるよう、お土産お菓子をご用意します。小人数で恐縮ですが、奮ってのご参加お待ちしています。
以下の両社長のメッセージをお読み下さい。観たくなります。
今回皆様にご覧いただきたい「映画和菓子」は1965年、私の祖父にあたる榮太樓總本鋪6代目、細田修三の発案で企画され、記録映画を専門とする桜映画社様により制作されたものです。
榮太樓が日本橋に産声を上げた江戸時代中期から末期にかけて花開いた和菓子文化も、戦後の社会環境の大きな変化と共に転換期を迎えた高度成長期。時代の流れと共に失われていく和菓子の伝統や手わざを、当時の最新映像技術をもって後世に残しておきたいという思いだったと伝え聞いております。
幸いなことに本作品は記録映画として国内外9つの賞を受賞、文部省(現在の文科省)の推薦を受け、10か国語に翻訳され日本の食文化の一端を伝聞するために諸外国でも上映されたようです。
しかしながら、今になって見返してみると映像メディアの変化に伴う画像の粗さが目立ち、日本語ナレーションのトーンには時代を感じざるを得ません。
2025年は本作品の誕生よりちょうど60年目、このまま埋もれさせてしまうには惜しいと思い立ちました。国立映画アーカイブに秘蔵されていた35ミリフィルムの原版を辿り、現代の技術4Kデジタルリマスターを実行し、最高品質の画質でお楽しみいただけるようになりました。また、ナレーションやBGMにつきましても、より今の視聴者の方に親しみやすいように全て録り直しを致しました。
和菓子の歴史を古代の成り立ちから現代まで辿っていく26分間。日本人の甘味に対する思いや、小さな菓子に先人たちが込めた美意識を振り返る貴重な映像が満載です。折角の映画ですから、PCモニターでご覧いただくのではなく映画館で観てもらいたいと今回の企画を設けさせていただきました。どうぞ数多くの皆様のご来館をお待ちしております。
株式会社榮太樓總本鋪 代表取締役社長 細田 将己
『和菓子は、手作りの工芸品のような趣があるが、口腹を満たして消えてしまうから工芸品と違って後に残らない。映画は、和菓子の歴史をたどりながらその独特の世界を描いた。
また、古い暖簾を誇る京菓子の店から、へら一丁で四季折々の和菓子の情感を作り出す菓子職人の手わざの見事さ、縁日の市にでる昔なつかしい子供のオモチャ菓子など、現在では消え去ろうとしている貴重な姿を映像に収めている。当時「和菓子にも立派な美術史がある」と評された。』と弊社社史に記されています。
本作は、榮太樓總本鋪6代目・細田修三氏の企画により、私の祖父であり、弊社初代社長の村山英治が製作・監督を務め、1965年に制作されました。
それから60年の時を経た2025年、弊社の創業70周年という節目にあたる年に、修三氏の志を継がれたお孫さんである細田将己社長とともに、この作品を4Kデジタル・リマスターとして甦らせることができたことを、心より嬉しく思っております。
映像は高精細になり、音声もよりクリアに生まれ変わりました。(その工程については、ぜひ榮太樓總本鋪の公式サイトをご覧ください)「思い出の映画が、まるで“今”作られたかのように蘇る」それこそが4Kデジタル・リマスターの醍醐味です。
若い世代の方々にも、海外の方々にも、この貴重な作品を新しい形で届け、次世代へより長く引き継いでいけるようになりました。また、その機会をすぐに形にしてくださった細田社長に、深く感謝申し上げます。
制作に関わったスタッフたちは、作業の合間や完成した映像を観て、口々にこう言いました。「いま、和菓子が食べたくてたまらない。」その言葉を聞いたとき、私は確信しました。この作品の持つ“味わい”が、今、再び人々の心に伝わり始めていると。
株式会社桜映画社 代表取締役 村山 憲太郎
<参考サイト>
<参考サイト> 榮太樓總本鋪サイト(今回プロジェクトリポート) https://www.eitaro.com/news/other/20250308/2687/ https://www.eitaro.com/news/other/20250328/2832/ |
実施概要
4K映画「和菓子」鑑賞&社長対談 〜 貴重映像で「和菓子」と「映像化」を語る〜 | |
日時 |
6月16日(月)18:00 〜19:20 19:30より両社長を囲む食事会(参加自由・別会費) |
会場 |
「東京テアトル」試写室 中央区京橋1-6-13 八丁堀ファーストスクエアB1 食事会はコレド日本橋内の店です。 |
ゲスト |
細田将己氏 (榮太樓總本鋪 代表取締役) 村山憲太郎氏(桜映画社 代表取締役) |
参加費 |
正会員:3,000円 ビジター登録者:5,000円 交流食事会別会費(9,000円程度かと思います) |
募集人数 | 20名募集 (正会員優先、先着順) |
〆切 |
5月19日(月) 席がある限りお受けしますので、その後でもご希望お寄せ下さい。 |