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セミナーご案内

コロナ期に「新型格差社会」を考える

セミナーご案内

「婚活」や「パラサイトシングル」で有名な山田昌弘先生、実はギリークラブの会員様であり、演劇観劇仲間でもあります。日経新聞夕刊の「人間発見」に先日ご登場になった先生に早速コンタクトし、「こういう会をやって下さい」と強引に提案させて頂きました。(笑)

今年4月に出された「新型格差社会」という本がテーマです。下記に目次情報などの資料をつけておきますが、家庭、教育、仕事、地域、消費、5分野で可視化された、コロナ禍で拡大する“新しい格差社会”を書かれています。

当日はこんな内容でのお話しをお願いしています。
・本に書いたけど更に強調したい事
・読者、識者の反応・反響
・執筆時期と状況が変わった事、書けなかった事
・それらを含め現時点で考えている事
・参加者からのご質問に答えて

積極発言参加ご希望の方には、上記「人間発見」もお送りします。これも参考に、出来れば11月30日までに感想と質問を送って下さい。当日の進行にはこれが大切です。ご協力をお願いします。
※静聴参加でもご希望の方にはお送りします。

会の中で先生からの逆質問もあると思いますが、短時間で結論が出るような内容ではありませんので、「自分には何が出来るか」を考える時間に出来ればと思います。

山田先生という社会学者と直接お話をする貴重な機会ですし、ご参加者個々人の活動分野、現状分析、予測を持ち寄り、今後、次世代に向け自分には何が出来るかを考える時間にしたいです。

コロナという未曾有の事態ですが、ある意味次を考えるチャンスです。奮ってのご参加お待ちしています。

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<参考サイト>


<山田先生からのメッセージ>

日本は中流社会と呼ばれてきましたが、このコロナ禍で
それが見かけであることがはっきりしてきました。
中流のみかけを維持するために、結婚しない、子どもを産まない、
それが少子化につながります。
大学生だと、みかけの普通の大学生を維持するために、見えないところで、
貧困状態に陥っている学生をたくさんみてきました。
高齢者もつきあいに使えるお金がなくなると、外に出られず引きこもる。
今後の日本社会のあり方をみなさんと考えていきたいと思います。

<参考情報>

新型格差社会 (朝日新書)
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=22849

格差は現象? いいえ、人災です――。
コロナで可視化された〈家族〉〈教育〉〈仕事〉〈地域〉〈消費〉の
五大格差を徹底省察し、令和日本のあるべき姿を緊急提言。

格差是正の実践こそが、人生100年時代の世界共通語となる。
日本が階級社会に陥る前に、格差を直視し分析することが肝要だ。
家族社会学の第一人者による令和のリアルがここに!

◎目次より
【第1章】家族格差〜戦後型家族の限界
若年女性の自殺者数増加/ますます加速する少子化/
夫婦間で広がる愛情格差/新型ドメスティック・バイオレンス etc.

【第2章】教育格差〜親の格差の再生産
世帯減収による学習格差/コロナ禍が広げる教育力の差/
デジタル格差、コミュ力格差、英語格差/小学四年生で人生が決まる? etc.

【第3章】仕事格差〜中流転落の加速化
エッセンシャルワーカーとリモートワーカー/持つ者と持たざる者の分断/
観光業と飲食業の勝ち負け実況 etc.

【第4章】地域格差〜地域再生の生命線
高学歴者の出身地/「住宅すごろく」が機能しない/
教育と年収と地価の関係/自己責任論がつくる階級社会 etc.

【第5章】消費格差〜時代を反映する鏡
積極的幸福と消極的幸福/承認のための消費物語/個人消費の台頭/
家族と個人の限界の先に/アイデンティティ消費へのさらなる期待 etc.

<山田昌弘氏プロフィール>

1981年、東京大学文学部卒業。1986年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。
現在、中央大学文学部教授。専門は家族社会学。親子・夫婦・恋人などの人間関係を社会学的に読み解く試みを行っている。
学卒後も両親宅に同居し独身生活を続ける若者を「パラサイト・シングル」と呼び、「格差社会」という言葉を世に浸透させたことでも知られる。
また、「婚活」という言葉を世に出し、婚活ブームの火付け役ともなった。
主な著書に『新平等社会』(日経BP・BizTech図書賞受賞、文春文庫)など

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実施概要

コロナ期に「新型格差社会」を考える
日時 12月3日(金)18:00〜19:00
※お時間ある方は2,30分程度交流会を続けます。
開催場所 Zoomオンライン
https://zoom.us
※開通試験ご希望の方はご連絡下さい。サポートさせて頂きます。
ゲスト 山田昌弘氏(中央大学教授、社会学者)
募集人数 (正会員優先 先着順です)
・積極発言者5名
 ※本をお読みになった方限定です。ご購読の上ご参加下さい。
・静聴参加者:20名目途 希望多数の場合調整します。
参加費 正会員 2,000円  ビジター登録者 4,000円
締切 11月30日(火)
*初参加の方はビジター登録が必要です。
*状況次第で内容変更の可能性もあります。

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