ご案内中のセミナー(トップページ)2021年セミナーカレンダー|2021年10月8日(金)

セミナーご案内

「伊勢音頭恋寝刃」の楽しみ方
 〜 現役歌舞伎役者を囲む90分 〜

セミナーご案内

「伊勢音頭恋寝刃」(いせおんどこいのねたば)という演目、福岡貢(ふくおかみつぐ)が平常心を失い、人を切りまくってしまう、実話に基づいた芝居、ほんとうにひどい話なのですが、でも歌舞伎の様式美が詰まっている名作なのです。

中村梅玉師匠が座頭(ざがしら)をされるこの公演、コロナ禍の影響もあり、ちょっとご苦労されていますが、大変面白い演目なので、ぜひご覧になって下さい。

今回はこの演目を更に面白く観る為の会に徹します。まずは今回お話し下さる、中村梅乃さんからのメッセージです。

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放蕩者の若殿の不始末ゆえに、忠義の家来が苦心惨憺する…というのが、歌舞伎、文楽ではお定まりのストーリーですが、10月国立劇場で上演される『伊勢音頭恋寝刃』も、まさにその通りの物語です。

今田家の若殿万次郎が、悪臣にそそのかされて手放した、名刀であり妖刀でもある「青江下坂]と、その鑑定書である“折紙”を尋ねることになった、主人公福岡貢に降りかかる苦難が眼目となりますが、ともすれば紋切り型になりがちなストーリーに、信仰の地であり一大観光地でもあった伊勢の名所や風物を巧みに取り込み、貢と、その恋人の遊女お紺の達引も絡め、男女善悪敵味方、様々なキャラクターが入り乱れ、果ては青江下坂の魔力が引き起こす惨劇へ…と展開する名作でございます。

普段あまり上演されない脇筋の場面も含め、作品の全貌をお届けする“通し狂言”での上演ですので、大変わかりやすくなっておりますが、この作品をもっと楽しんでいただきたく、一出演者から見た『伊勢音頭恋寝刃』の魅力をお話しさせていただきます。よろしかったらお付き合いくださいませ。
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伊勢が舞台だからこその面白い事が沢山分かります。

・信仰の地なのに一大歓楽街がある
・廓では武士も刀を預けなければいけない
・伊勢の恩師(おんし)という職業の内容
・伊勢信仰と「伊勢講」の現実
・名刀の名「青江下坂」の青江、実は徳川家の葵の事。
・現実の殺傷事件の2か月後に大坂で芝居になった。
・文楽になったのはその42年後のこと

こんな事も含め、梅乃さんからの「伊勢音頭恋寝刃」のことを何でも聞ける素敵な時間になります。貴重な映像や写真も「参加者限定」で見せて貰います。

ご参加の方には追加情報を種々お送りします。
(貴重な資料を沢山持っているのです。)
奮ってのご参加お待ちしています。

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<参考サイト>


これで様々な情報がお分かりになります。

◆公演サイト
https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_l/2021/3101398.html

◆チラシ
https://www.ntj.jac.go.jp/assets/images/kokuritsu/2021/2021_10kabuki_hon_f.jpg

◆チラシ裏(ここにストーリーがあります)
https://www.ntj.jac.go.jp/assets/images/kokuritsu/2021/2021_10kabuki_hon_b.jpg

◆『伊勢音頭恋寝刃』 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/

◆中村梅玉 (4代目) Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/

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実施概要

「伊勢音頭恋寝刃」の楽しみ方
 〜 現役歌舞伎役者を囲む90分 〜
日時 10月8日(金)18:00〜19:30
開催場所 Zoomオンライン
https://zoom.us
※開通試験ご希望の方はご連絡下さい。サポートさせて頂きます。
講師 中村梅乃氏(歌舞伎役者)
募集人数 10名(正会員優先 先着順)
※希望者多数の場合、溢れた方は静聴組になります。
参加費 正会員:無料  ビジター登録者:2,000円
締切 10月7日(木)

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