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文楽「心中宵庚申」をちょっと見る

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人形浄瑠璃・文楽、なかなか凄い芸能です。でも観ないと分からないのです。5月の公演を3回に分けて各演目をちょっと学びます。

渡辺が所有しているDVDで「視聴」して頂きます。自分が購入した素材を教育目的であれば著作権の問題は無い、専門家の方に聞いてご判断いただきました。

よってそれを観る会でも良いのですが、PCやタブレット、スマホで観るのはちょっと難しいので、これは大画面でご一緒する企画を後日考えます。(コロナがある程度終息し、安心して出来るタイミングで)

いま出来る事はDVDの視聴、解説、皆で話し合う、そういった流れで文楽をご一緒に楽しもうではないかという企画です。ご質問頂いて分からない事は専門家に聞いてご返事します。

まずは第一部「心中宵庚申」(しんじゅうよいごうしん)近松門左衛門の最後の世話物で、夫婦の心中事件の話です。ひどい話なのですが、それでも何回も観てしまうのですよ。

今回お見せする「心中宵庚申」のDVDはこんな内容。上田村の段、八百屋の段[昭和51(1976)年11月朝日座収録]竹本織太夫(後の竹本源太夫)・竹澤團二郎(現・竹澤團七)、竹本越路太夫・鶴澤清治半兵衛/吉田玉男、伊右衛門/桐竹勘十郎(2代)、お千代/吉田簑助、おかる/吉田文雀 ほか

そして「心中宵庚申」・・・当日お話ししますが、あらすじです。

大坂の八百屋半兵衛の妻千代が、姑に追い出され実家の山城へ戻ってくる。姉は病に伏せる父平右衛門見舞いのためと思ったが、いきさつを知り驚く。話を聞いた病床の父は、三度目の離縁にあった千代を憐れみ嘆く。

何も知らぬ夫は、帰路妻の実家挨拶へ立ち寄り、千代が帰っていることに驚く。留守中の出来事を知った半兵衛は、平右衛門とかるに、死んでも千代は離縁せぬと約束し、門火に送られて山城の家を去る。

大坂の新靭油掛町の八百屋では、姑が朝から口うるさく店を切り盛りしていた。半兵衛は、このままでは姑に悪名をきせることになるので、一度千代を許して家に入れ、あとで自分が離縁すると姑を説得する。

何も知らぬ千代は、姑に許されたものと思い、いそいそと戻ってくる。半兵衛は事のいきさつを話して、二人で死ぬ覚悟をうながす。そこへ戻ってきた姑は、半兵衛に早く離縁するように迫る。

半兵衛は店の者の前で、きっぱりと離縁を言いわたし、千代を追い出す。そしてその後、半兵衛も人目を忍び家を抜け出し千代と合流する。2人はは手に手を取って、生玉の大仏再建の勧進所までたどり着き、西方に向かって合掌し、最期の時をむかえるのであった。

ひどい話でしょう。でも義太夫節を聞き、人形を見ていると文楽と言う芸能の素晴らしさが本当に分かります。そんな事をご参加の方と一緒に楽しみたいと思います。

文楽好きな方、ご興味のある方、どうぞお出かけ下さい。これを聞いて、観たいと思う方はまだチケットはあるみたいです。ご自身で手配の上、劇場に行かれて下さい。

◆公演サイト https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_s/2021/35103.html

◆国立劇場チケット購入 https://ticket.ntj.jac.go.jp/

これを機に文楽に親しんで頂ければと思いますが、趣味の世界は多種多様、自分の時間を何に割くかはご自身で決める事、案内しても勧誘せず、無理にお誘いしないのがギリー流です。

この会に来たから舞台を観なくてはいけない、などはありませんし、あくまでもご興味があれば、と言う軽い気持ちでお考え下さい。

でも、通称「文楽」、正式には「人形浄瑠璃」という芸能は日本が生んだ凄い世界遺産の文化、歌舞伎の親芸でもあります。江戸時代から続く文楽、知っておいて決して損はありませんし、日本人に生まれて良かったなぁと思われるでしょう。

その後の実施日です。
5.11(火) 20:00 第ニ部「生写朝顔話」
5.12(水) 20:00 第三部「摂州合邦辻」

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実施概要

文楽「心中宵庚申」をちょっと見る
日時 5月8日(土) 17:00〜18:00
開催場所 Zoomオンライン
https://zoom.us
※開通試験ご希望の方はご連絡下さい。サポートさせて頂きます。
進行・ご案内 渡辺幸裕
募集人数 正会員優先 5名様(先着順)
※定員オーバーの際は静聴組参加でお受けします。
参加費 正会員:無料 ビジター登録者 2,000円
参加費 5月7日(金)

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