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ご案内中のセミナー（トップページ）｜2020年セミナーカレンダー｜2020年10月26日（月）

セミナーご案内

セミナーご案内

国立劇場の歌舞伎、コロナ禍に負けず評判です。今回はご覧になった方限定で、役者と語る会です。

「ひらかな盛衰記」-源太勘当- 梶原館の場、歌舞伎の様式美が静かに楽しめる演目ですが、国立劇場であと1週間、27日（火）が千穐楽です。

特に梅玉と魁春、実の兄弟が親子を演じる、梶原源太と母延寿の芝居が本当に良いとの評価です。久しぶりの芝居という事での気合も違うのでしょう。私もマスクを忘れ、客席で魅了されていました。

で、ご覧になった方だけで、千穐楽の一日前に集まり、出演俳優にお話しを聞き、またメッセージを伝えて頂こうと、、、「明日は千穐楽、あと一日頑張って下さい」と。

共通体験をした方が、芝居について語り合う時間、これがギリークラブらしい交流ですが、それをリモートでやったらどうなるか、の第一弾です。

ご覧になった方、ぜひお出かけ下さい。！未だの方、コロナに十分注意してご覧になって下さい。
（でも決して強要しません、どうぞご自身で決めて下さい）

◆国立劇場　公演サイト
https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_l/2020/2107.html

第一部の座頭（ざがしら）は中村梅玉丈（高砂屋）ですが、当たり役である「 源太勘当」（げんだかんどう）を演じられています。

開幕前に弟子の中村梅乃さんの見どころ解説会をしましたが、その時の梅乃さんからの思いのこもった文章、再掲載します。

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国立劇場１０月公演　第１部について

　新型コロナウイルス感染拡大により、歌舞伎界は３月から７月までの諸公演が中止、延期となり、５ヶ月も舞台に立てないという未曾有の経験を強いられました。

　８月、歌舞伎座が先頭を切って公演を再開。客席にも楽屋にも、感染症の専門家の指示による厳重な感染対策を講じての上演にはマスコミの注目も集まりましたが、お陰様で感染者を出すことなく終了、続く９月興行も先日めでたく千穐楽をむかえることができました。

　そしていよいよ、国立劇場での本公演が再開いたします。歌舞伎座の「１日４部制・１部につき１演目上演」に対し、「１日２部制・１部につき2演目上演」というスタイルを打ち出し、従来の公演形態により近づけたかたちで、＜ウィズコロナ＞の歌舞伎興行のあり方を模索します。

　その第１部が、私の師匠中村梅玉が座頭となっての責任興行でございまして、『ひらかな盛衰記　源太勘当』と『幸希芝居遊』をご覧に供します。
　『源太勘当』は、平家物語にも名高い＜宇治川先陣争い＞で、ライバル佐々木高綱に敗れた梶原源太景季が主人公。この作品では、鎌倉一の風流男という設定で、容姿端麗、情実あふれる二枚目キャラとして描かれますが、彼がなぜ先陣争いに敗れたのか、その真相が明らかになるとともに、彼をとりまく一族の複雑な思惑も絡ませながら、武士の倫理と肉親の情愛を義太夫節に乗せてたっぷりと描きます。

　『幸希芝居遊』は、今回が本邦初演となる新作舞踊劇でございます。今までのように気楽に芝居を楽しめないのはお客様だけではなく役者も一緒。不自由な状況下で、なんとか芝居をしたい、舞台に立ちたい…と願う役者がひととき見る夢は…？　という内容＜らしい＞のですが、なにせ新作でございますので、その全貌は実はまだ明らかになっておりません。私自身も楽しみにしておりますが、この時期にあえて新しい作品を生み出そうと決意なされた主演の松本幸四郎さんのご熱意を、お感じいただければと存じます。

　重厚な義太夫狂言と新作の舞踊劇ということで、メインディッシュとデザートのセットをご賞味いただく感覚でお楽しみいただければと思っております。

ここに公演の舞台写真が上がっています。
https://www.ntj.jac.go.jp/kabuki/news/10271.html

明日を含めて、まだ8公演ありますし、貴重映像もご参加の方だけにお見せします。奮ってのご参加お待ちしています。

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＜参考サイト＞

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実施概要

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