ご案内中のセミナー(トップページ)2019年セミナーカレンダー|2019年10月28日(月)

セミナーご案内

ワイン・ツール・ド・ニッポン
 〜 関西ワイン6種でフルコース 〜

セミナーご案内

事情により9月が延期、関西ワインの会は10月28日(月)に実施します。
以下は先月お送りした文章です。

伸長著しい日本ワインを知り応援したいという意図で、「ワイン ツール・ド・ニッポン」が昨年4月から始まり、毎回テーマを楽しみながら、日本ワインを飲んでいます。

今回で14回目の開催となりますが、過去13回に飲んだワインをサイトに載せてます。これを見ると改めて日本にこんなワインが!と実感します。
http://www.gillie.co.jp/g_club/seminar2019/images/0926/01.pdf

今回は関西のワイナリーを飲みます。
以下が、試飲する6種の“関西ワイン”です。

・レコルトブランペティアン2017  ヒトミワイナリー(滋賀)
・大阪デラウェア2018  カタシモワインフード(大阪)
・ベネディクション・ブラン2016  神戸ワイナリー(兵庫)
・丹波鳥居野ピノ・ノワール2016  丹波ワイン(京都)
・日和メルロー 2017  和歌山ワイナリー(和歌山)
・カベルネ・ソーヴィニョン2013  飛鳥ワイン(大阪)

正直、神戸ワイナリー以外は初めて飲みます。でも京都、滋賀、大阪、和歌山のワイナリー・・・新鮮です。阿部さんから頂戴した情報を調べると、またまた興味深いです。

●ヒトミワイナリー
http://www.nigoriwine.jp/
滋賀にあるヒトミワイナリー。農=ワイン=食という想いから、ろ過を一切しないピュアでナチュラルな「にごりワインスタイル」を追求しています。

●カモシタワイナリー
http://www.kashiwara-wine.com
明治初期、創業者の父、高井利三郎によってブドウ栽培に適した大阪平野の堅下(カタシモ)を開墾。大正元年、創業者高井作次郎がやっとのことでワイン醸造に成功。

●神戸ワイナリー
https://kobewinery.or.jp/
神戸ワインはその名の通り”神戸のブドウ”から造られたワインです。温暖で日照時間が長く、太陽の恵みがたっぷりな神戸。1983年の最初の仕込み以来、ずっと自社畑と市内の契約農家で収穫された ワイン専用ブドウで造り続けています。

●丹波ワイン
http://www.tambawine.com/
京丹波町の里山は、美しい山と水があり、大地の恵みがあり、風土と共にいきる人たちがいます。丹波ワインは、ワインを通じて京丹波町の風土と日本の食文化を伝えていきます。

●和歌山ワイナリー
http://wakayama-wine.jp/
和歌山県で初めてのワイナリーです。2014年からワイン用ブドウの栽培を始め、2016年に初収穫を行いました。2018年9月にはファーストビンテージとなります「日和2017」を発表することができました。

●飛鳥ワイン
https://www.asukawine.co.jp/
万葉の歴史と風土が育てたこだわりの地ワイン
「ワイン愛好家たちの力で竹内街道を盛り上げたい」、「農家衰退に歯止めを」と竹内街道ワインクラブの活動の記事が毎日新聞【奈良版】に掲載されました。

この関西ワインを阿部誠氏のテイスティングコメント付きで飲み、これらに合う料理を食べる少人数の着席ディナーです。グラス片手のテイスティング試飲会ではありません。、阿部さん、大坂総料理長も座って食べる仲間です。

当たり前ですがゆっくりじっくりしみ込んできますし、ワイン、料理、会話、素敵な関係が出来る時間です。一緒する同好の仲間と共に日本ワインを楽しみましょう。

シリーズですが毎回単発、過去に出てなくても全く問題なく、常連で固まっているわけでもなく、気楽で気軽な時間です。少人数で恐縮ですが、奮ってのご参加お待ちしています。

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<参考サイト>


<参考:ソムリエ阿部誠オフィシャルサイト>
http://somme-lier.com/

<「ワイン ツール・ド・ニッポン」企画意図・長文です>

最近とても評価が上がっている日本ワイン。でもメソポタミア文明の頃から飲まれているのがワイン、これを日本人が飲みだしたのはほんの最近の事です。

ベリー・ブラザース&ラッドという英国のワイン商の創業は1698年、その時日本は鎖国中の江戸期、元禄時代です。このワイン商、世界中で作られるワイン、生産者など産地事情に精通、同時に大航海で広がった世界各地のホテルやレストランの要望も把握。そのベストマッチングがワインマーチャントのビジネスです。何世代にも渡る付き合いは300年以上、残念ながら日本とは歴史が違います。

今年は明治維新から150年、西洋化への歴史はご存知の通りですが、日本でのワイン作りも明治に始まります。西欧に学び、追いかけているのが現実ですが、作っても飲んでくれなければビジネスにはなりません。

私がサントリーに入社した74年、初出張は山梨ワイナリー、その頃はひっそりと、地味に作っておりました。ほのぼの、ゆったり、でも真剣に作っていました。

その時代は食事にワインを合わせる習慣などほぼ皆無でしたし、段ボールケースにコルクスクリューを必ず1個封入、おまけとしてワイングラスを付けるなど、一般家庭でワインの栓が抜けて、飲めるためのグラスがあるよう、かなり努力をしました。

飲んだ経験の無い方にワインを飲んで貰う為、様々な広告宣伝活動、強力なマーケティング活動を実施、「美味しそうだななぁ」「飲んでみたいなぁ」と思って頂けるように、黎明期の日本ワイン市場開拓の現場、第一線にいました。

メルシャン、マンズワイン、合同酒精などの競合メーカー、輸入ワインインポーターの方も一緒に努力されており、今もそれは続いています。それでも都市部はともかく、日本のワイン消費はまだこれからでしょう。

日本人は他国の技術や文化をどんどん取り入れ、更に改善する意欲と努力をする民族です。ワインも同じ、近年日本のワインはとても評価されています。世界的なコンテストで素晴らしい賞も頂いています。

ただ、2000年以上歴史があるロマネ・コンティやボルドー五大シャトーなど、世界のトップになる為にはまだ時間がかかると思います。まず葡萄の木の樹齢という促成栽培が出来ない大きな問題があります。加えてどの品種がどのエリアに合っていて美味しいワインが出来、かつそれを醸造して保管するとどういう味わいになるのか、ブレンド比率はどれが良いのか、どんな人が頑張ってワインを作り、努力と工夫をしているか、同胞として何が応援できるかを知る企画をスタートさせます。

日本ワインの“お客様を向いた活動”は時流に乗っています。日本酒業界は勿論、様々な産業の方にもヒントがあるはずです。AI、IOT、ディープラーニング、ロボット、自動制御、、、、様々な事に翻弄されている全業種、世代の方に学んでほしいです。

座学ではなく、「飲みながら食べながらの学び交流する食事会」です。ワインは飲めば酔う・・・楽しく酔って学ぶ、これがギリークラブです。

2002年度日本最優秀ソムリエ、阿部誠さんとの共同企画です。トップソムリエの的確なテイスティングコメント、生産者は勿論、飲み手やサービススタッフ、料理人には、滅多にない貴重な事ですし、比較試飲はとても大切です。

飲み手視点で、日本ワインを学びワインの取り組みを知る飲み会です。ワイン生産者、勧めている方、学んでいる方、これからを考えている方、いろんな方が一緒になればと願っています。

2018年3月 ギリークラブ 渡辺幸裕


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実施概要

ワイン・ツール・ド・ニッポン
 〜 関西ワイン6種でフルコース 〜 
日時 10月28日(月)19:00〜21:30
会場 学士会館 3F 311
千代田区神田錦町3-28
https://www.gakushikaikan.co.jp/access/
会費 ギリークラブ正会員:12,000円 ビジター登録者 14,000円
(セミナー、ワイン、着席コース料理)
ゲスト 阿部 誠氏(2002年度日本最優秀ソムリエ)
調理 大坂 勝氏(学士会館 総料理長)
今回募集 10名(正会員優先 先着順)
締切 10月21日(月)

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