ご案内中のセミナー(トップページ)2019年セミナーカレンダー|2019年6月14日(金)

セミナーご案内

ギリーランチョン “新作歌舞伎の魅力”
〜「三谷かぶき『月光露針路日本 風雲児たち』」〜

セミナーご案内

「ギリーランチョン」を第3回目です。

渡辺自身が話すこともあればゲストトークもアレンジし、少人数、不定期、ギリー周辺の面白い情報をご提供、興味あるジャンルに詳しい方と親しくなって頂く会を考えます。

今週始まった三谷幸喜の脚本、演出による新作歌舞伎、『月光露針路日本 風雲児たち』がテーマです。(つきあかりめざすふるさと)と呼びますが、歌舞伎的でしょう?

この作品のイヤホンガイド担当はおくだ健太郎氏、歌舞伎ソムリエです。新作のガイドに手を上げ、熱心に取材して書いたガイドですが、昨晩これを聞きながら観劇しましたが、大変面白く勉強になりました。

14日は彼を囲む歌舞伎勉強&研究の場です。

以下は私が今朝Facebookに書いた文章です。

4日に昼、5日に夜と、2日連続歌舞伎座に行って来ました。
昼は歌舞伎の様式美溢れる作品達、安心して観られます。先月ほどの有名作品ではありませんが、歌舞伎デビューする方にも相応しい綺麗な演目が並び、中村吉右衛門、片岡仁左衛門などの名優が良い味を出してます。いかにも歌舞伎!です。

夜は新作の意欲作!『月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと)』風雲児たち。船上かロシア、日本ではない場所が舞台という、従来ではあり得ない物語ですが、歌舞伎座で歌舞伎俳優、歌舞伎の演出での新しい歌舞伎です。

松本幸四郎、市川猿之助、片岡愛之助などに加え大御所松本白鸚、俳優の矢嶋智人も歌舞伎座の舞台に立ってます。のびのびと。見得なんか切っちゃって!(笑)
原作は人気歴史ギャグ漫画「風雲児たち」、これを三谷幸喜が演出、笑わない訳がないほど面白いのです。加えて花道やスッポンも使う、義太夫も創作、歌舞伎音楽や演出満載、勿論全員男性!しっかり歌舞伎になっています。

カーテンコールとスタンディングオベーション、歌舞伎座では滅多に見ない光景で終演します。江戸時代の実話を元にしているという事で、また一つの自分の国を知ることができます。日本人としても貴重な学びの時間、これは見ものです。

能楽、人形浄瑠璃、歌舞伎はその時代の作品を吸収して変貌して来ています。これもそうですがコミックやアニメ原作の作品も増え、そういう芸能に触れている目の超えた客を満足させる為、俳優陣、演出陣の張り切りようをひしひし感じますし、パワーを貰える時間です。

ミュージカルと違いロングランではなく6月25日が千穐楽、再演するかなどは全く未定、いまを逃すと後悔するかもしれません。生きている歌舞伎の新作歌舞伎の初演!どうぞお見逃しなく。

14日(金)にイヤホンガイド担当のおくだ健太郎氏を囲むランチョンを実施します。大黒屋光太夫の生地、伊勢取材や裏話など、その場だけの話を聴きましょう。ご興味ある方はお出かけ下さい。その話を聞いてから観るのも面白いです。

という事でご案内です。

◆公演の詳細はここ
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/609

◆作品解説

月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと)

ここはロシア、遥かなる故郷を目指して

 鎖国によって外国との交流が厳しく制限される江戸時代後期。大黒屋の息子光太夫は、商船神昌丸の船頭(ふながしら)として伊勢を出帆します。しかし江戸に向かう途中で激しい嵐に見舞われて帆は折れ、大海原を漂流することになるのでした。
 海をさまよう神昌丸には17人の乗組員たち。船頭の光太夫、経験豊富な船親司(ふなおやじ)三五郎、最年長の乗組員九右衛門、喧嘩ばかりの水主(かこ)庄蔵と新蔵、どこか抜けている小市、三五郎の息子の青年磯吉…。光太夫はくじけそうになる乗組員を必死で奮い立たせ、再び故郷の伊勢へ戻るため方角もわからない海の上で陸地を探し求めます。
 漂流を始めて8カ月─。神昌丸はようやく発見した陸地に上陸します。ところがそこは日本ではなく、なんとロシア領のアリューシャン列島アムチトカ島。異国の言葉と文化に戸惑いながらも、島での生活を始める光太夫たち。厳しい暮らしの中で次々と仲間を失いますが、光太夫らは力を合わせ、日本への帰国の許しを得るため、ロシアの大地を奥へ奥へと進みます。
 異国から来た日本人である光太夫たちに対して、親切なキリル・ラックスマンをはじめ、行く先々でさまざまな人の助けを得て、ようやく光太夫はサンクトペテルブルグにて、女帝エカテリーナに謁見することが叶い…。

 『月光露針路日本 風雲児たち』は、みなもと太郎の歴史漫画「風雲児たち」を原作とする、三谷幸喜の作・演出による新作歌舞伎です。三谷幸喜が歌舞伎を手がけるのは、平成18(2006)年の『決闘!高田馬場』以来2作目となり、この度、満を持しての歌舞伎座初上演です。
 見知らぬ異国の大地でどんな困難に直面しても、日本へ帰ることを諦めず、強い意志を持ち運命と闘い続けた大黒屋光太夫の物語。エンターテインメント性たっぷりに、歌舞伎の表現を存分に活かした新作歌舞伎をお楽しみいただきます。

ショートノーティス、少人数で恐縮ですが、奮ってのご参加お待ちしています。

※今後考えているギリーランチョンのテーマです。
・美術館企画展レポート
・料理ボランティア活動報告
・被災地訪問レポート&生産者と語る
・メニュー開発活動報告&試食
・メディア研究
・“日本人の日本知らず”解消
・エンタテインメント研究
・人物、新製品、新サービス、トレンド研究
・ゲストを囲む食事会

など、ギリークラブ2000回のコンテンツから選び、皆様のご希望にも応じて企画したいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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実施概要

ギリーランチョン “新作歌舞伎の魅力”
〜「三谷かぶき『月光露針路日本 風雲児たち』」〜
日時 6月14日(金)
13:00 ランチ開始
13:30 セミナー
14:30 何でも質問タイム
15:00 終了 解散予定
会場 わたす日本橋
中央区日本橋1-5-8(コレド日本橋裏手) TEL:03-3510-3185
http://www.watasu.net/accessmap.html
ゲスト おくだ健太郎氏(イヤホンガイド解説者)
参加費 ギリークラブ正会員 3,000円 ビジター登録者 5,000円
(ランチ代、セミナー代)
募集人数 10名限定(正会員優先:先着順)
締切 6月10日(月)

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