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セミナーご案内

「禅の心を」学ぶ

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横須賀満願寺の住職、禅の広報マンともいうべき禅僧、永井和尚、久しぶりのギリークラブ登場です。「え?」と思ってしまいましたが、4年ぶりの会です。

この時代を生きる我々が「禅」の心を改めて意識したい、ややもすると忘れがちな大切なものに再び出会えれば、そんな気持ちでまた永井和尚にご登場頂きます。

「あなたの宗教は何ですか?」海外の方によく聞かれます。その時どのように皆さんは答えるのでしょうか?日本に渡来した仏教は独自の発展を遂げていますが、中でも禅宗は日本人の心にに大きな影響を与えています。

禅から出た言葉、我々の周りに沢山あります。
「日々是好日」(ひびこれこうじつ)
「阿吽」(あうん)
「知足」(ちそく)
「和敬清寂」(わけいせいじゃく)
「一期一会」(いちごいちえ)
・・・・・・・・
それ以外にも沢山我々の周りにある言葉、何気なく使っており、それぐらい「禅」は日本人の心です。

永井和尚と共に「禅」を考え、意識し、共に学べる時間です。全くの初心者の方、とりわけ大歓迎です。「禅」に近づく時間をギリークラブがご案内します。

当日は椅子ですが、坐禅もして頂けます。ご希望の方は後日横須賀のお寺訪問企画も考えます。奮ってのご参加お待ちしています。



以下、永井和尚の著書「禅を知りたい」の前書き。
ご一読下さい。

 禅とは「無心」に成りきること。
無心とはNo thinking ではなくFree thinking、さらには Fresh thinkingだ。

「我という小さきものを捨ててみよ、三千世界我身なりけり」
夢窓国師の言葉であります。
自他を超越した大いなる心、自分と世界とを限りなくひとつに達観していく。
大いなる流れ、移り変わってゆくことに、力むこと無く、
逆らうことも無く、対立することのない、
とらわれのない心の強さが日本人の心のベースにあるのではないでしょうか。

 禅では「瓦を磨いて鏡にしろ」といいます。
バカになりきれ、気がつくと自分の心が磨かれて行くのです。
頭で考えるだけでなく、全身から心を動かしていくのです。
そして坐禅は自分と正面から向き合って座ること。
まさに最大の敵である自分と勝負してゆくのです。

 般若心経に“色即是空 空即是色”と表現があります。
色は自分、空は世界。そう考えると自分と世界はひとつ。
そして世界はあなたのあらわれなんだ。
そんな自分と世界が一体であると認識することが、移り変わっていくこと
「無常」を恐れない精神が築かれていくのです。
それは日本人が古来よりもっている“諸行無常”の精神でありましょう。

 そんなつかみどころの無い強さや、自我を超えた「無心」の世界観は日本人の心の強さであり、
自己主張を美徳とする西洋文明にはない考え方です。
それは禅のみならず、言葉を介さずに心から心へと伝える
「道」の文化であり、いまや世界に誇る茶道や華道、
そして武道といった日本独自の世界に誇るべき高度な精神文化であります。

<永井宗直氏プロフィール>

禅僧・横須賀市 臨済宗建長寺派満願寺住職1963年横須賀市生まれ。
京都嵐山天龍寺専門道場にて修行後、2003年臨済宗建長寺派教学部長に就任。
現在は建長寺派布教師会の副会長。横須賀市満願寺を中心とした禅の法話や坐禅指導も行っている。
朝日カルチャーセンター講師。
『無心のすすめ』ほか著書多数。
『鎌倉朝日』で「みほとけ紀行」を連載中。

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<参考サイト>

<参考サイト・情報>

●満願寺
http://kamakura-guide.jp/manganji
●禅(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/



<参考:永井和尚、最近の著書>

●「禅の坊さんもぼやく。そして学ぶ。」(角川書店)
https://www.amazon.co.jp/

横須賀の小さな禅寺のお坊さんは、毎日が反省と勉強の毎日です……
渋滞が嫌い。死ぬのはこわい。五十歳を超えバブル世代からぼやき世代になったと自認するお坊さんが、日々を振り返り禅の教えを改めて見つめなおします。お坊さんも、毎日悩むのです。先輩・玄侑宗久氏おすすめ!

(参考:読者レビュー)
あたりまえをあたりまえに」「道端の石ころのように」などのお題(?)があり、
それぞれに3〜5頁ほどのお話が語られます。
その中に、目から鱗というか、はっとさせられる一文があります。
例えば、
 「当たり前を当たり前にする、その日常生活を丁寧に行うことが禅なのです。
しかしその当たり前はなかなか難しいものです」
 「無心とは何も考えないことではなく、『ひとつの考えにとらわれない』ことです」
 「とらわれのない心というのは、心に静寂がある状態です」
 「苦しみはなくならないよ。苦しみでなくなるんだよ」
などという感じです。
 ひとつひとつのお話は短いですし、平易な語り言葉で書かれていて、
ともすればさらっと読み飛ばしてしまいそうになりますが、
読み返してみると、しみじみと考えさせられる部分が多くありました。
 余談ですが、ベテランの和尚さんともなると、
座禅の時はよほど体調が悪いとかでもない限り、
スコンとある種のトランス状態に入れるものだとばかり思っていました。
本書を拝読して初めて、お坊様も足は痛いし、
暑さ寒さも感じておられると知りました。
徳の高いお坊様も、加齢のため腰痛や持病があったりされることが多いそうですが、
「苦痛も、そういうものだと思って受け止める心」で座禅を行われるのだそうです。
 改めて禅の奥深さを思い知りました。

<永井和尚からのメッセージ>

頭もカラダも、ココロも力を抜いて
自分らしく、居直ってみるのもいいと思います。
心が静かであると、いいですね。
まわりも平和になってきます。
やさしく禅など皆様と語らいたいと思います。

永井宗直

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実施概要

「禅の心を」学ぶ
日時 9月5日(火)19:00〜21:00
会場 文庫cafe みねるばの森
千代田区九段北1-9-17 寺島文庫ビル1F
TEL: 03-5215-2950
http://www.terashima-bunko.com/bunko-cafe/access.html
ゲスト 永井宗直氏(禅僧 満願寺住職)
参加費 正会員 5,000円 ビジター 7,000円
※終了後の懇親食事会(参加自由)は会費別途
募集人数 20名限定(正会員優先・先着順)
締切 9月1日(金)
※それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。
※満員の際、キャンセル待ちは可能です。

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