ご案内中のセミナー(トップページ)2016年セミナーカレンダー|2017年1月23日(月)

セミナーご案内

「近松門左衛門研究セミナー」

セミナーご案内

いつものように技芸員の方と相談して終演後の茶話会、飲み会などを企画します。ギリークラブならではの素敵な体験、交流が出来ます。

文楽を観た事がない方に、優しい易しい「文楽デビューセミナー」をします。渡辺が多摩大生に教えている内容、文楽超初心者向けです。

まずは2月の観劇会案内です。

2月は国立劇場開場50周年記念「近松名作集」近松門左衛門の名作の3本立て公演です!それぞれ名作ですが、普段やらない段もあり楽しみです。

第1部「平家女護島」
第2部「曽根崎心中」
第3部「冥途の飛脚」

◆第1部観劇会 2月4日(土)11:00 15席限定
◆第2部観劇会  同上   14:30 15席限定
 同上     2月5日(日)14:30 8席限定
◆第3部観劇会 2月5日(日)17:00 15席限定
 ※それぞれセミナー等の企画付です。
 参加費:正会員 7,500円 ビジター9,500円
(チケット、プログラム、謝礼分担金)

上記に行けない方にはチケット斡旋します。
◇第1部 2月11日(土)10席、18日(土)5席
◇第2部 2月12日(日)10席、18日(土)5席
◇第3部 2月12日(日)10席、19日(日)5席
斡旋料金 正会員 6,000円 ビジター7,000円

以下の会は別途案内しますが、これもやります。
◆獺祭を飲みながら近松を語る
〇日時:1月23日(月)18:30〜21:00
〇参加費:正会員:5,000円 ビジター:7,000円



演目の簡単な紹介

『平家女護島』(へいけにょごじま)


都に残してきた妻の死を知らされた俊寛(しゅんかん)は、千鳥(ちどり)の乗船に反対する瀬尾に切りつけます。映像は、俊寛が、赦免使の丹左衛門(たんさえもん)に止められつつも、瀬尾(せのお)にとどめを刺す場面です。瀬尾を殺すことで、再び罪人となって島に残り、替りに千鳥を船に乗せようという覚悟の上のことでした。この場面では、運命にただ流されるのではなく、自分の信じる道を選ぶ俊寛の姿が描かれています。それは、近松が創作した、新たな俊寛像でした。

 最後のシーンでは、一旦覚悟を決めたものの、ただひとり島に残る悲しみから丘へ駆け上った俊寛が、遠く船を見送ります。見ごたえのある感動的な場面で、本作を取り入れた歌舞伎でも、同様の演出がなされています。

http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc13/sakuhin/syuyo/p6/p6-c.html

『曽根崎心中』

【作品の概要】
元禄16年(1703年)4月7日、醤油屋平野屋(しょうゆやひらのや)の手代(てだい)・徳兵衛(とくべえ)と天満屋(てんまや)の遊女・おはつが、大坂・曽根崎の天神の森で心中しました。近松は、すぐにこの事件を浄瑠璃化し、近松最初の「世話物(世話浄瑠璃)」が誕生します。上演は、事件のちょうど1ヶ月後のことでした。

【作品の現在】
初演当時、大きな評判を得て、多くの改作物を生んだ本作ですが、その後、原作の上演は途絶えていました。しかし、昭和28年(1953年)になって、歌舞伎で本作が復活されます。続く昭和30年(1955年)、文楽でも『曽根崎心中』の復活上演が行われました。この復活上演時には、近松の原文へ、カットや改変が加えられています。現在上演されている『曽根崎心中』は、その時の改変台本によるものです。なお、平成2年(1990年)には、近松の原文通りに『曽根崎心中』を上演するという、意欲的な試みもなされています。

http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc13/sakuhin/syuyo/p2/p2-a.html

『冥途の飛脚』

【作品の概要】
宝永6年(1709年)末に起こった、飛脚屋の横領事件を元に執筆された作品です。この事件は、多くの浄瑠璃や歌舞伎作品に脚色・上演されました。

【作品の現在】
本作品の改作として、正徳3年(1713年)の『傾城三度笠(けいせいさんどがさ)』、安永2年(1773年)の『けいせい恋飛脚(けいせいこいのひきゃく)』などがあります。『けいせい恋飛脚』は、近松の原作では雨だった「新口村の段(にのくちむらのだん)」を、情緒豊かな雪模様に設定しました。歌舞伎では、これを『恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)』(寛政8年[1796年]初演)と改題の上、上演しています。さらに、この『恋飛脚大和往来』が文楽の方に取り入れられ、現在も「新口村の段」は、『恋飛脚大和往来』の台本によって上演されているのです。

http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc13/sakuhin/syuyo/p4/p4-a.html


渡辺は文楽界の方と深いお付き合いをさせて頂いており、文楽応援サイト「楽文楽」編集長を務めさせています。5月の赤坂文楽では黒衣で舞台に立ち文楽トークの視界もしました。

多くの技芸員の方と大変懇意にさせて頂いていますので、そんな彼らに今回の注目場面、見どころを聞いており、観劇会ご参加の方には事前にそれらの情報をお送りします。

楽屋見学会などもギリーならではの企画ですし、技芸員を囲む茶話会や食事会でも多くを学べますし、文楽が益々楽しく観られる仲間も出来ます。

そんなギリークラブ(和・倶楽部)の文楽会、ご期待下さい。奮ってのご参加お待ちしています。

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<参考サイト>

(参考)
★公演オフィシャルサイト
http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_s/2016/21039.html

★ちらし
http://www.ntj.jac.go.jp/assets/images/kokuritsu/H28kokuritsu/H29-02bunraku-dan-omote.jpg

★ちらし 裏
http://www.ntj.jac.go.jp/assets/images/kokuritsu/H28kokuritsu/H29-02bunraku-dan-ura.jpg

★50周年記念特設サイト
http://www.ntj.jac.go.jp/50th/

<参考サイト>
●楽文楽(らぶんらく)渡辺編集の文楽応援サイト
http://labunraku.jp/

●文楽協会
http://www.bunraku.or.jp/japanese.html

●文楽(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/

●国立文楽劇場
http://www.ntj.jac.go.jp/bunraku/index.html

●文化デジタルライブラリー
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/

●人形浄瑠璃 文楽
http://www.lares.dti.ne.jp/bunraku/

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実施概要

「近松門左衛門研究セミナー」
日時 1月23日(月)16:00〜18:00
会場 伝統芸能情報館(国立劇場裏手)
講師 鳥越文蔵氏(国文学者)
会費 正会員:無料 ビジター:1,000円
※ 2月公演参加者は無料
締切 12月20日(火)

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