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「不屈に生きる、、、本に親しむ。」 〜大岡 玲さんと過ごす午後のお茶会〜 |
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作家の大岡 玲さんと最初に出会ってからもう20年近くなり、その間に奥様やお嬢様ともお近づきになりました。ギリークラブも温かく見守って頂いています。
その大岡さんの新刊本を読み、これは会をせねばと、私から強力にアプローチ、実現に至りました。形式は気楽に話しをする茶話会です。
その本とは「不屈に生きるための名作文学講義」です。今回の課題の本ですから、読んできてください。読んでいない方の参加はお断りします。(笑)
これで会をしようと思うような面白い内容の本ですし、Z会のオフィシャルサイトでの連載の加筆修正で分かるように、青少年向けでもあり、一気に読める新書本なのです。
3月16日にFacebookの私のタイムラインで紹介した文章です。
著者のFacebookで知り、アマゾンで購入、楽しく読みました。大推薦です!高校生向けのサイトでの連載を加筆して出版された本ですが、実は大人向けだということを思い知らされ、心底引き込まれ充実した時間でした。
コミック『ワンピース』、スティーヴンスン『宝島』、夏目漱石『坊っちゃん』、スタンダール『赤と黒』、ルソー『告白』、その後も島崎藤村、福沢諭吉、宮澤賢治、『ピノッキオの冒険』、読んだ事のある本、書名は知っているけれど未読の本、作者の名前すら知らない数々の書籍が登場し、その量と範囲、レベルに翻弄されました。
子供の頃、青春期の記憶が蘇り、自分がサンドバッグになったようにボコボコ色んな情報、光景が入り込んできました。改めて、新たに読んでみたいとチェックした本のリストを見たら「これは本屋を儲けさせそうだ!」とちょっと悔しくなりましたが、全然惜しくない出費に思えます。大推薦です!
本の内容等は以下に記しますが、当日はこの本をテーマに大岡さんと過ごす茶話会、登場する様々な本の話しで盛り上がりたいと思います。
平日の昼間ではありますが、奮ってのご参加お待ちしています。
◆「不屈に生きるための名作文学講義」
アマゾンの紹介にこうあります。
■芥川賞作家で、ビョーキなほど本の「偏愛者」である大岡玲が
体当たりで描く痛快! 「名作文学」の“トリセツ"全25講義!
■不朽の名作文学をたどることでひとつなぎの「読書の旅」が楽しめます!
■その旅で誰も「か弱き人間」の「生き延びる知恵」が見つかるはずです!
■そう名作は書棚の飾り物ではなくいつの世も使える「実用書」なんですね!
■どうぞ、ゆったりとしながら、名作「読書の旅」をお楽しみください!!
《本と深い仲になるとは、本そのものを友人とする感覚である????》 古今東西の不朽の名作を「ロードムービー」のように展開する「講義」形式。 なんとあの国民的な超人気マンガ『ワンピース』から始まり、スティーヴンスン『宝島』、夏目漱石『坊っちゃん』の胸がキュンとなるお話が続き、さらに「DV」漱石×「悪妻」鏡子=夫婦愛???へと……。 スタンダール『赤と黒』、ルソーに『告白』、告白と差別の重?い島崎藤村の『破戒』!! 福沢諭吉の翻訳への苦悩、「society(ソサイエティ)」を「××交際」と訳したお話。 言文一致の二葉亭四迷が習ったものは……!? そう三遊亭圓朝(えんちょう)の「落語」! 「近代の日本語の影」は圓朝!! 日本のミステリーのルーツを黒岩涙香にたどり、妖しき乱歩の作品を逍遥し、ご存知! 谷崎潤一郎と佐藤春夫の「細君譲渡事件」へと続きます さんま、さんま、「秋刀魚の歌」を味わい尽くしてください! ! ! ! ! さらにヘンタイ度は「大谷崎」に負けない川端康成のエピソード。 果ては宮沢賢治に「宗教」を見たり……。 ニーチェとシンクロしたコッローディ『ピノッキオの冒険』。 神なき時代の「弱き人間」の姿をピノッキオに重ね合わせ『旧約聖書』の「ヨナ書」とともに読み解きます。 最後に「超絶」本と「深い仲」になりすぎて、「8歳の夢を手放さなかった」シュリーマンの人生を通して「本(虚構)」が現実を塗り替えるそんなリスキーかつ最強の魂の遍歴を見ていきます。 ◆Z会サイトにある文章 http://www.zkai.co.jp/home/bf/index.html 本を読んだ感想を友だちと語り合う。 そんな経験は、たいていの人が持っているだろう。 でも、本そのものを友だちにするという感覚は、 あまりなじみがないんじゃないかという気がする。 でも、本にだって立派に人格(のようなもの)はある。 書き手の性格や経験は、もちろん本に投影されているし、 小説だったら登場人物たちのキャラクターがさまざまにからみあって、 その小説にしかない独特の世界観が生まれる。 ひとりひとりの人に個性があるのとおんなじだ。 小説だけじゃない。歴史の本とか科学の本にも、ちゃんと個性がある。 すごく気むずかしそうに見える本が、とてつもなく面白いことを ささやいてくれたりすることだってよくあるのだ。 あけっぴろげで楽しくて、だれもが近づける友だちはたしかに素敵だ。 けれど、ちょっと近寄りがたいだれかが、実はすごく面白くて、 生きていく上でかけがえのない知恵をさずけてくれたり、支えになってくれたりする。 なんてことがあったら、もっと素敵なんじゃないだろうか。 だから、「本は友だち」では、本からなにかを学ぶ、 という生真面目な態度は、とりあえずわきに置いておくことにする。 そして、いろいろな本と友だちになってしまうにはどうすればいいのかということについて、 僕なりのささやかなやり方を述べることにしたい。 気むずかしい本だって、つきあい方ひとつなのだ。 みんなも進学した先で、きっと近寄りがたい本とつきあわなければならなくなるだろう。 そんな時に、少しでも役立つ方法をここで示すことができれば、と考えている。 友だちになれそうもないような本とうまく友だちになれれば、 気むずかしい先生ともきっとうまく友だちになれるし、 成績アップまちがいなし(というのは、言い過ぎかもしれないけどね)。 ◆大岡 玲(ウィキペディア) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B2%A1%E7%8E%B2 ◆大岡 玲 プロフィール 1958年東京生まれ。東京外国語大学ロマンス系言語学科修士課程修了。 89年に「黄昏のストーム・シーディング」で第2回三島由紀夫賞、 90年に「表層生活」で第102回芥川賞を受賞。 以来、本格的に作家活動に入る。 その他の著書に「ヒ・ノ・マ・ル」「森の人」「ブラック・マジック」「永遠の夏休み ひかりと本と風と」など。 また、食や美術への造詣も深く、NHK「日曜美術館」の司会(95〜97年)や、 食のエッセイや釣りエッセイの執筆なども手掛けるほか、 イタリア語を中心とした翻訳本も執筆するなど多彩な活動を展開している。 2006年度より東京経済大学教授に就任。 |
実施概要
「不屈に生きる、、、本に親しむ。」 〜大岡 玲さんと過ごす午後のお茶会〜 | |
日時 | 5月6日(金)15:00〜17:00(お茶&お菓子付) |
会場 |
文庫Cafe みねるばの森 千代田区九段北1-9-17 寺島文庫ビル 1F TEL: 03-5215-2950 http://www.terashima-bunko.com/bunko-cafe/access.html |
参加費 |
ギリークラブ正会員 5,000円 ビジター7,000円 |
募集人数 |
10名(正会員優先 先着順) ※希望者多数の場合、傍聴席(発言権無し)を増やします。 |
締切 |
4月28日(木) ※それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。 ※締切以後でも席があればお受けします。 ※キャンセル待ちもお受けします。その旨ご連絡下さい。 ※1週間前からのキャンセルは会費のご負担をお願いします。 |