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「家紋」を知り、親しむ (1)基本編

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ご自分の家の家紋の意味などをご存知ですか?渡辺は長年サボっていて、知らなかったのですが、昨年出会った波戸場承龍氏に墓石にある家紋写真を送ったら、素晴らしい情報を送って頂き大感激、企画心に火が付きました。

渡辺という家名は日本で五番目に多い名前なのですが、(ちなみに、鈴木、佐藤、田中、高橋に続く順位です)家紋は結構バラバラなのが不思議に思っていました。

私の家の門は「沢潟紋」(おもだかもん)なのですが、どんな内容なのか、このページの最後に載せておきます。自家家紋の意味や歴史を知ると、何かが変わります。

それで・・・今年から“家紋”テーマの会を始めます。11月に実施した準備会では本当に盛り上がり、渡辺も波戸場さん親子もすっかりやる気になりました。

その時の意見も参考に3回シリーズを考えていますが、シリーズを何回か実施しようかと考えています。今後もご意見ご希望を伺いながらの長期企画として考えます。

3回シリーズ、こんな内容を考えています。

(1)家紋の基本を知る
・「基本としての家紋」 日本の家紋とは何か?
・西洋のCRESTとの決定的な違いは?
情報を送って頂いた家紋についてお話し頂きます。
(お持ちの貴重な家紋事典(?)で調べて頂きます。)

(2)家紋デザイングッズの提案
・「基本としての家紋」 家紋なんでもQ&A
・家紋デザイングッズの紹介
・活用事例の紹介、ブレスト
・制作会社、職人のご紹介など。

(3)「New紋入門」新しい家紋を作る
・「基本としての家紋」 家紋なんでもQ&A
・ビジネスとして家紋を活かす方法
・具体事例紹介
・デザイン会社、デザイナーのご紹介など

毎回、「基本としての家紋」をご説明しますので、初回に出ていなくても大丈夫ですし、ご希望の方は「自家の家紋調査」もお受けします。(先着5名以外は有料、波戸場さんにお支払下さい)

「家紋とは」・・・下記をお読み下さい。面白いですよ!、まずは第一回目、奮ってのご参加お待ちしています。

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<参考サイト>

●家紋(ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E7%B4%8B


(参考:「家紋とは」 波戸場承龍氏から送って頂きました)

 日本人なら誰もが所有する「家紋」。古来より衣類や用具など、様々なものに家や一族を表すシンボルマークとして使われており、家紋には家のルーツを語り、多くの逸話や歴史が封じ込められています。また、優れたデザイン群が形成されている家紋は、そのデザイン性の高さに世界中のデザイナーや芸術家らが絶賛。多数のメーカーがリスペクトし、家紋をアレンジした商品開発が行われてきました。

 家紋は平安時代に貴族が使用したのが始まりで、戦国時代には敵と味方を識別するために用いられました。徳川幕府の時代は、庶民の苗字・帯・帯刀を許さなかった幕府も家紋の所有は認め、庶民は家紋を誇りに、着物や持ち物に付けて楽しんでいたそうです。この家紋の文化は世界の歴史からみても異色の存在と言われ、西洋とでは「クレスト」と呼ばれる紋章が存在しますが、王侯や貴族などに限定されており、庶民には無縁なもの。身分関係なく全ての日本人に与えられた 家紋は、日本独自の伝統文化といえます。

 家紋は基本的なものだけでも約三百種類、同じ種類で異なるデザインのものを合わせると約五万種類以上あると言われています。家紋はデザインの美しさにも 特色があり、古くから花鳥風月を大切にしてきた日本人は、草花や鳥、動物など、それぞれの特徴を的確に捉え、それらが見事なまでにシンプルに表現されています。ヨーロッパのデザイン事務所には必ず家紋集があるとのことで、家紋のデザインは、昔からデザイナーや芸術家らのネタ本になっていたそうです。

 家紋が本格的に世界にお披露目されたのは、日本の美術工芸品などを出展した海外博覧会です。1867年のパリ万博をきっかけとして大流行となったジャポニズムの影響で、家紋にもスポットライトが当たりました。家紋は海外のデザインにも通用する美しさを持ち合わせており、捉え方と表現の仕方で何様にも変化するモチーフとして注目を集め、ヨーロッパでも家紋をアレンジした商品開発を行うメーカーが出始めたのです。

 その代表例として知られているのが「ルイ・ヴィトン」です。パリ万国博覧会で、薩摩・島津家の家紋の入った品を見たルイ・ヴィトンの関係者がその家紋の美しさに惚れ込み、家紋をヒントに「モノグラム」のデザインが考案されました。モノグラムの星のデザインは島津家の家紋「丸に十の字」を、花のデザインは「横木瓜」をアレンジしたものです。

 家紋に見られる巧みな造形表現は、時の今昔を問わず、洋の東西を問わず、人の目を惹く視認性と訴求力を持っており、ルイ・ヴィトンをはじめ名だたるブランドのトレードマークに引用されたことは当然の成り行きと思えます。家紋のデザインは日本人の美意識の結晶であり、これからも日本が育んだデザイン文化として、末永く後世に受け継がれていくことを念じてやみません。

<参考>
私の家の家紋「沢瀉紋」の情報です。

沢瀉紋の成り立ち

沢瀉は、十大家紋の一つとして使用家が非常に多い家紋である。
 オモダカ科の多年生水草で沼,池、沢などに自生する。葉は矢尻形で長い柄がつく。夏秋に高さ約60cm位の花茎が立ち円錐状に白色3弁の花をつける。

葉がひとの顔の様に見える事や、葉の面に葉脈が高く隆起しているところから「面高」と呼ばれる様になり、「面目が立つ」という語呂にも通じる。また、「沢の瀉(そそ)ぎ」に生える草だから『沢瀉』と書くのだともいう。これを紋章化したのが沢瀉紋である。

 沢瀉文様は平安時代から特異な葉形と可憐な花が愛され、文様として広く用いられた。公家の久我家では車の紋にした事が『錺抄(かざりしょう)』の記事にある。また『平家物語』には「子息小次郎直家はおもだかを一しおすったるひたたれ」「さかおもだかの腹巻きに太刀ばかりはいて」、『源平盛衰記』には「越前三位通盛は、紫地錦直垂を萌黄に沢瀉威したる鎧に、連銭葦毛の馬に乗りて」と記され、当時の武士が好んで沢瀉の文様の付いた衣装や武具を用いた事がわかる。

 沢瀉は「勝ち草」と呼ばれており縁起の良い草という意味で用いられたといわれている。

使用家
 史籍に初めて紋章として現れるには、『羽継原合戦記』で椎名氏の家紋として記されている。徳川時代には沢瀉紋の使用家は益々増え、大名で水野、木下、土井、奥平、酒井、麻の、三浦、毛利、松平(大給系、滝脇系)の10家が用い、幕臣でも100余家が用いた。

 中国の覇者毛利氏が抱き沢瀉を使用しており、その逸話として毛利元就が沢瀉(勝ち草)に蜻蛉(勝ち虫)がとまっていたのを見たのちに戦勝したことにより家紋としたと伝える。

 特に三河出身の水野氏の沢瀉紋は有名である。流派別に分類すると、藤原氏族が最も多く、次いで清和源氏氏族である。沢瀉紋は全国的に多く用いられており、使用家も多い。

 使用家の多い県:静岡県、埼玉県、長野県、愛知県、京都府
 使用家の少ない県:山口県、宮崎県、山梨県、石川県,鹿児島県、秋田県

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実施概要

「家紋」を知り、親しむ (1)基本編
日時 1月19日(火)18:00〜21:00
会場 文庫Cafe みねるばの森
千代田区九段北1-9-17 寺島文庫ビル 1F TEL: 03-5215-2950
http://www.terashima-bunko.com/bunko-cafe/access.html
講師 波戸場承龍氏(紋章上絵師三代目)
会費 正会員 5,000円 ビジター 7,000円
募集人数 10名
正会員優先、先着順で申し受けますが、
希望者多数の場合には可能な限り増枠します。
締切 1月15日(金)
・締め切り前でも、満員の際には閉め切ります。
・締め切り後でも席があればお受けしますので、ご連絡ください。
・キャンセル待ちもできます。 
●先着5名様の家紋を調査します。(無料です)
 事前に画像をお送り下さい。

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