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セミナーご案内
季節を楽しむ中国宮廷料理<夏>消暑薬膳の席 〜 中国特級調理技師に学ぶ中国の食 〜 |
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各季節を味わう中国料理の会4回目です。以前の会に来ていなくても、全く問題ありません。素晴らしい料理を再現して食べ、中国を学ぶ場です。
ギリークラブだけの特別料理、食べ手は勿論、料理人の方にも貴重な体験だと伺っていますので、美味しく、楽しく、食べなくてはと思っています。そんな日、ご一緒しませんか?
今回は宮廷薬膳・家庭薬膳の知恵を随所に取り込んだメニューです。
一部表示できない外字は〇としましたが、何となく想像して頂けると思います。本当に美味しそうで、楽しみです。
【前 菜】
夏季彩〇盤 夏の前菜の盛り合せ
梅子〇排骨 豚スペアリブの梅風味香り焼き
鵝肝滑子〇醤茄子 千両なすの味噌炒め、フォアグラとなめこと共に
牛肉鬆炒江豆角 三尺ささげと牛肉の炒め
豆〇香辣鳳足翼 鶏もみじと手羽の豆、煮込み
芥末拌蓴菜秋葵 蓴菜とオクラの芥子和え
鉄観音煎銀鱈魚 銀むつの鉄観音茶風味鍋焼き
【主 菜】
老黄瓜玉米〇豚手 モウイと玉蜀黍と豚足の炊き込みスープ
甜椒炒田鶏 田鶏と万願寺唐辛子の炒め
紅小豆紅酒〇牛尾 和牛テールと小豆の赤ワイン煮込み
鹹魚炒水松菜 おかひじきと塩漬け魚の炒め物
【食 事】
和牛脯胡麻冷麺 黒毛和牛入り胡麻タレ薬膳風冷麺
【点心とデザート】
八宝飯南瓜〇 宮廷八宝飯、ミニ南瓜の器
苦瓜手磨杏仁豆腐 苦瓜ジェリー入り杏仁豆腐
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漢方では食物を「五味」(甘、鹹、酸、辛、苦)に分類し、それぞれ五臓(脾、腎、肝、肺、心)に対応するという考え方があります。また食物が体に入った時に体を温めるか、冷やすなどの性質で分ける「五性」という考え方もあります。
清朝の宮廷には「食医」がおかれ、皇帝の体調に合わせて、健康を保つメニューを作っていましたが、中国の伝統的な家庭料理でも食品の性質を熟知し、季節にあわせた料理を作ることで、家族の健康を守ってきました。
夏の体は「水」の流れをよくすることで暑気を払うこと、炎暑で疲れた体を滋養することが夏の体を健康に保つ伝統的な薬膳のポイントとなります。
加えて現代では、冷房の室内と炎暑の外を行き来するため体温をコントロールすることも重要です。
五臓では消化吸収をつかさどる「脾」を強化する素材を多用し、随所に瓜類など「水の流れを良くすることで、体熱をさげる」作用をもつ素材を加えました。
野菜は「千両なす」「三尺ささげ」「万願寺唐辛子」「おかひじき」などエビベジを中心に旬の香り味をお楽しみいただきます。
勿論調理して頂くのは、中国特級調理技師郭 明氏、日本橋紫苑の調理長、和田貴志氏にお願いしており、この日だけの特別メニューになります。
毎回本当に素晴らしい料理をお出し頂いており、これは参加された方、食べた方の勝ち!食べ終わった時、お互い顔を見合わせる満足の表情!
料理関係者、プロの料理人の方の評価が大変高く、凄い腕の料理人が作る中国料理は、美味しさは勿論、お腹に全くもたれないのです。
美味しい料理は人を笑顔にします。平和な時間は笑顔から始まります。「食文化を通じた日中交流」
小さな事ですがギリークラブの提案です。奮ってのご参加お待ちしています。
この後の展開予定です。
9月下旬 「中秋、重陽の宴」
11月初旬「上海蟹の席」
それぞれ内容や会費も異なると思いますが、どうぞご予定ください。
<参考>
●日本橋紫苑
http://www.n-shion.jp
●銀座アスター
http://www.ginza-aster.co.jp/
●中国料理
http://ja.wikipedia.org/wiki/
●中国宮廷料理参考
http://ja.wikipedia.org/wiki/
<郭明さんプロフィール> 1956年 北京生まれ 1976年 北京第一服務局料理専科卒業 1976年 北京市「倣膳飯荘」※に調理師として就職 1983年 東京のテレビ局主催「世界料理大会」に参加。特別賞と優秀創意賞を獲得。 1985年 一級厨師試験に合格。倣膳飯荘副調理長に就任。 中国中央テレビ局「全国中級厨師函授学院」の教師として30例に及び中国名菜の作り方を収録放送。 香港グルメウィークにメインシェフとして招かれ、「中国宮廷宴」を実演。 1986年 北京市優秀青年厨師に選ばれる。 オランダにメインシェフとして招かれ、「中国宮廷宴」を実演。 イギリスにメインシェフとして招かれ、「宮廷御宴」を実演。 1987年 特級調理技師試験に合格。 三越百貨店日本橋本店に招かれ、「満漢全席」を実演。 1988年 北京市調理大会に出場。優秀賞を獲得。 1992年 銀座アスター食品株式会社の技術顧問として契約。現在に到る。 ※倣膳飯庄は80年の歴史を持つ中国国内最初の宮廷料理レストランである。 1925年、北海公園が開園された際にもと宮廷の料理係であった 趙仁齋と息子、趙炳南が孫紹然、王玉山、趙承寿等の宮廷料理人を招き 北海公園の北岸に開設した茶館「倣膳茶社」が始まりで、 1955年に私営から国営に、1956年に名前を「倣膳飯庄」に改め、 1959年に北岸から瓊華島、○瀾堂、道寧斎など乾隆年間に建てられた建築群に移転した。 すべての宮廷の調理法を用いて忠実に再現された宮廷料理を提供している。 主なものとして、宮廷デザートや宴会料理、有名な「満漢全席」など 手の込んだ料理の数々は中国国内に留まらず国外からも多くの人気を集め、 国内外様々な方面の著名人がこの店を訪れている。 <二十四節気とは> 二十四節気は月の動きに合わせて作られた太陰暦が、太陽の動きと無関係であるために実際の四季の周期と暦にずれが生じ農耕等に不便が生じるため、戦国時代に考案された。1 太陽年を太陽の黄道上の視位置によって24 等分したもの。春の始まり「立春」、春の中間点「春分」といった昼夜の長短を基準とした季節区分に「啓蟄」「清明」といった物候の節気が入る。中国には二十四節気に合わせた、行事風俗が伝わる。 |
実施概要
季節を楽しむ中国宮廷料理<夏>消暑薬膳の席 〜 中国特級調理技師に学ぶ中国の食 〜 | |
日時 |
7月16日(火)19:00〜21:30 19:00 消暑薬膳の行事、料理に関してのお話 19:15 食事開始「夏の季節料理・消暑薬膳の席を楽しむ」 ※メニューは上記 21:00 終了 宮廷料理何でも質問タイム 21:30 解散予定 |
会場 |
日本橋紫苑 中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店 新館10F TEL: 03-5205-8268 http://www.n-shion.jp 日比谷線 広尾駅1番出口より徒歩2分 |
参加費 |
正会員 12,000円 ビジター 14,000円 (セミナー代、食事代、飲み物代) |
講師 |
郭 明氏 (日本橋紫苑グランシェフ 特級調理技師) 和田 貴志氏(日本橋紫苑 調理長) 和多田麻美氏(銀座アスター 営業企画チーム) |
募集人数 | 10名(先着順・正会員優先です) 希望者多数の場合、紫苑さんと相談の上枠を拡大します。 |
締切 |
7月10日(水) それ以前でも満員の際には締め切ります。 キャンセル待ちも出来ます。 締め切り後でも対応可能なら参加できます。 |