ご案内中のセミナー(トップページ)2012年セミナーカレンダー|6月24日(日)

セミナーご案内

和・倶楽部「俊寛」セミナー&歌舞伎観劇会

セミナーご案内

国立劇場では毎年6月、7月と歌舞伎鑑賞教室というプログラムがあります。歌舞伎が初めての方、まだ観始めて間もない方に、「歌舞伎って何?」「実はこんな事なんだよ」というセミナー付きのプログラムです。

通常は4時間ぐらい観劇するのが、半分以下の時間で終わる、少々コンパクトで有名な作品が観られるのも魅力です。基本は学生向けで考えているので料金も安く、歌舞伎デビューの方には最適なコンテンツです。

ギリークラブは勿論「超初心者向けの会」ですから、ここ10年毎年観劇会をしておりますし、今年も6月、7月共に実施します。

まず6月の会は24日(日)に実施します。今回の作品は近松門左衛門の名作平家女護島(へいけにょごのしま)俊寛 (しゅんかん)です。

これは名作です!何回観ても楽しくなく、胸が苦しくなるし、誰が演じてもみすぼらしく、華やかさがありません。なのに、なぜ何回も見に行くのか不思議です。歌舞伎で観て、文楽で観て、、何故なんですかね?

今回の俊寛セミナー、東雲さんにこんな依頼をしました。「なぜ日本人はあんな暗い作品を何回も好んで観るのか?」そうしたら苦笑して「そんな依頼は初めて!」との事、でも面白い内容の話が聞けそうですよ。

俊寛とは・・・実在の人物で後白河法皇の側近で、鹿ケ谷の密議で鬼界ケ島に流された。俊寛にちなんだ作品は多く、世阿弥の「俊寛」も有名ですが、この近松門左衛門の「平家女護島・俊寛」がよくかかります。

近松の作品は人形浄瑠璃=文楽の為に書いた作品、それが受けたので歌舞伎に移殖されたのですが、前述のとおり、本当に暗いのです。

4月の大阪文楽公演のパンフレットに、能楽おもしろ講座主宰の河村純子さんという方が、俊寛を題材に能と文楽の違いを説明されていました。面白かったです。ご興味のある方はお貸しします。

その俊寛をこの際に知りましょう。セミナー、中村橋之助の俊寛を観劇、そして茶話会、きっと充実した一日になると思います。

そしてその後自由参加ですが、観劇後の飲み会です。お酒が入るとまた違う雰囲気に・・・ここで仲間が出来ます。同好会の飲み会の雰囲気で大いに盛り上がると思います。

ご一緒に楽しみましょう。奮ってのご参加、お待ちしています。

今回公演チラシ(表)
http://www.ntj.jac.go.jp/assets/images/syunkan-omote.jpg
同チラシ(裏);あらすじがあります。
http://www.ntj.jac.go.jp/assets/images/H24-6shunkan-danchira-ura.jpg


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<参考>

●日本芸術文化振興会(国立劇場)
http://www.ntj.jac.go.jp/

●伝統歌舞伎保存会
http://www.kabuki.or.jp/

●歌舞伎・演劇
http://www.shochiku.co.jp/play/

●文化デジタルライブラリー
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/

●日本俳優協会
http://www.actors.or.jp/index2.html

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実施概要

和・倶楽部「俊寛」セミナー&歌舞伎観劇会
日時 6月24日(日)
12:30〜13:30 俊寛セミナー
セミナー講師:東雲善光氏(古遊座主催)
14:30〜16:30 歌舞伎鑑賞
鑑賞作品:平家女護島(へいけにょごのしま)
俊寛(しゅんかん)
16:30〜17:30 終演後茶話会
その後食事会有り(自由参加・別会費)
会費 ギリークラブ正会員 5,000円 ビジター7,000円
(チケット代、プログラム、謝礼諸経費分担金)
募集人数 20名
正会員の方優先、先着順で申し受けますが、
希望者多数の場合には可能な限り増枠します。
ご意向お聞かせ下さい。
会場 国立劇場大劇場(半蔵門)
(国立劇場への行き方)
http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/access.html
締切 5月31日
・締め切り前でも、満員の際には閉め切ります。
・締め切り後でも席があればお受けしますので、ご連絡ください。
・キャンセル待ちもできます。 

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