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劇団四季「間奏曲」観劇&舞台美術セミナー

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劇団四季好きの渡辺もこの作品は観た事が無いので、サイト上からの説明だけなのですが、この作品の案内を見た時に「これは観たい!」と思いました。

そこにはこんな風に書いてありました。

フランスの偉大な劇作家ジャン・アヌイとジャン・ジロドゥ。1953年、劇団四季はこの二人の作品を上演するために立ち上げられました。そして、旗揚げ翌年、初のジロドゥ作品として上演されたのが『間奏曲』です。

『間奏曲』はストレートプレイでありながら、そのタイトルが示すように全編に音楽が溢れています。詩的で美しい音楽に彩られた舞台は、劇団四季のレパートリーの中でも特に高い評価を受け、この作品こそが四季ミュージカルの原点であるとも言われています。

「ジロドゥこそ演劇の蟲惑そのものであり、幻想の星」

劇団四季にとって、いつまでも変わらぬ存在であり続けるジャン・ジロドゥ(Jean Giraudoux)。1953年7月の劇団創立時に上演目標として掲げられたのが、西欧演劇の正統な流れを汲む20世紀最高のフランス現代劇作家ジロドゥと、その後に続くジャン・アヌイの2人の作品でした。

そのジロドゥの名を演劇を志す若者たちに教えたのは、当時慶應高校の英語教師も務めていた青年劇作家・加藤道夫。加藤の口から囁かれるGiraudouxという響きは、若者たちに「ジロドゥこそ演劇の蠱惑そのものであり、暗い時代を超えて輝く幻想の星であり、青春を賭けるにふさわしい作家である」という魔術的な作用をもたらしました。

宿命に翻弄されながらも輝く生命

フランス中部の田舎町ベラックに生まれたジロドゥは、高等師範学校を優秀な成績で卒業すると、外交官生活を送りながら小説を書き始めました。彼が劇作を始めたのは、1927年のこと。1922年に書いた小説を脚色した初戯曲『ジークフリート』は、翌年演出家ルイ・ジュヴェによって上演されると大成功を収めました。

ジュヴェは当時、ジャック・コポーと並ぶフランス演劇を代表する演出家、俳優として活躍しており、以後ジロドゥの発表する作品を次々と演出し、フランス演劇におけるジロドゥの時代を導きました。

ジロドゥ作品の特徴は、まずその文体にあります。考えうるあらゆる調子の文体を用い、修飾的な名詞が魔法のように羅列される中で、詩的で幻想的な世界が生み出されていきます。

その幻想的な世界において浮かび上がるのは、物事の本質や永遠の真理。抗うことのできない宿命と対決する人間の姿から、はかなくも燦然と輝く人間の生命の奇跡が映し出されるのです。

爽やかな機知と美しい調べに満ちた『間奏曲』ジロドゥの戯曲は、そのテーマゆえに多くが悲劇性を帯びることとなりますが、数少ない喜劇の中でも明るく爽やかな機知に富んだ作品が、この『間奏曲』です。

フランスでは1933年に、ルイ・ジュヴェ主催のコメディ・デ・シャンゼリゼにおいて初演されました。四季の初演は、劇団創立翌年の1954年。記念すべきジロドゥ初上演作品として幕を開けました。

以来、ジロドゥ作品としては『オンディーヌ』と並び多くの人々に愛され、これまでの公演回数は178回を数えます。

ジロドゥが描く抒情詩のような田園風景では、次元の違う二つの時間をつなぐ役目を担った薬屋や官吏の生活を熱くユーモラスに語る度量衡検査官、死の国に憧れる教師イザベルなど、個性豊かな登場人物たちが現実と非現実の間でたゆたい、限られた時間の中で、つかの間の間奏曲を奏でます。

その美しい調べの中に、人間の宿命が、現実世界の真実が、軽やかに描かれていきます。そして、生と死、無限と虚無の間で、自由劇場の空間が、いつしか永遠をも感じさせる世界へと変貌を遂げていることに、皆さんは気づくことになるでしょう。

劇団四季を代表する俳優の一人、阿久津陽一郎さんの、この作品に対する評価はこうです。

「フランスの至宝ジャン・ジロドウの名作です。人間関係の妙を独特の淡い世界観と選びぬかれた珠玉の言葉で紡ぎ出しているまさに「感性を刺激する」作品です。今年は劇団四季も還暦を迎える歳に入ります。創立当時の若さと苦境を今の立場から省みて、劇団としての初心を見つめ直す作品でもあります。」

というような作品、観たくありませんか?そしてこの日の公演には特別イベントがあります。舞台装置を手掛けた土屋茂昭氏の舞台セミナーです。

★舞台美術セミナー 「フランスには平野が多い!?」★
終演約20分後からの開始を予定、所要時間約45分

奮ってのご参加お待ちしています。

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<参考>

●劇団四季「間奏曲」
http://www.shiki.gr.jp/applause/intermezzo/index.html
●劇団四季
http://www.shiki.jp/
●ジャン・ジロドゥ(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/

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実施概要

劇団四季「間奏曲」観劇&舞台美術セミナー
日時 4月30日(月)13:00〜17:30
13:00 「間奏曲」開演
16:00頃 終演
16:15 舞台美術セミナー
17:30 終了・解散
会場 自由劇場
105-0022 東京都港区海岸1-10-53
浜松町の四季劇場隣接です。お間違えの無いように。
問い合わせ先03-5776-6730 (劇団四季東京公演本部)
http://www.shiki.gr.jp/theatres/jiyu/map.html
会費 正会員、ビジター共 1名7,000円(チケット料金のみです。)
参加人数 申込先着順 10名限定(正会員優先です)
希望者多数の場合、席があれば増枠します。
締切 4月20日(金)
※それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。
※満員の際、キャンセル待ちは可能です。

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