<GILLIE>株式会社ギリー
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長田貴仁氏と考える「ジャーナリズムとアカデミズム」

<ご案内>

昨年11月、正会員限定の会で、長田氏に話を伺いました。多摩大学「現代の志塾」リレー講座の一環で、「ニッポンのプレジデントは世界に通用するか」という内容でしたが、大変興味深い内容でした。

長田氏はもともと雑誌プレジデント誌の編集者、その後神戸大学大学院経営学研究科助教授に就任、ジャーナリズムから教育・研究の世界に入った方です。

雑誌編集の取材、経営評論家としての取材、大変ユニークなポジションにいる方で、双方の視線を持っているからこそ見える事も有り、その着眼ポイントや指摘が鋭い方です。

「ニッポンのプレジデントは世界に通用するか」を、再びギリークラブで話して頂く事も考えましたが話しをさせて頂いている内、「学会」に大変興味を持ちました。

それはこういうことです。「学会」には、それまで全く知らなかった世界がある。表現方法は完全に「学会」対応にしないと駄目だし、かつ「学会」で発表しない事には学界では認められない。

ただ、それがどんなに素晴らしい発表でも、専門用語だらけの発表資料は、実業界には通用せず、大体部外者が行こうという気にもならない場だそうです。

「学会」で発表し認められる事をめざす学者がいる片方で、それを活用したら素晴らしいという事実も知らない企業人、「実用化」という言葉はこの為にあるのではないでしょうか?

マスコミから教育・研究の世界に入った長田氏は、「学会」と「企業」、両方を取材していて感じるそうです。人の幸せを考えての研究や技術の実用化が遅れる・・・

長田氏は1月4日発売のエコノミストでも、「もしどら」を題材にそんな事を書いています。ちょっと切り口は違いますが、その記事ではこう結んでいます。

「本離れ、活字離れと指摘されて久しいが、出版不況のなかでドラッカー本が売れているという現象は、決して若い人が知識欲を失っているわけであないことを物語っている。経済学者や経営学者が、難しい内容を分かりやすく伝える努力をしてこなかった反動ではないだろうか」

当日はジャーナリスト的視点でみた「学会」の現状、特色、経営評論家の視点から見た考察と課題提起をして頂き、参加者の方と、「学会情報を知り実用化する大切さ」を情報提供、意見交換、議論をしたいと思います。

どんな意見が出るのか楽しみですが、この場で何かをまとめる事は考えて居ません。大きな問題、結論が出るとも思えませんので、長田さんと意見交換する場が貴重だと思って下さい。

積極的に参加されたい方は発言して頂きます。まずは傍聴したいという方は当てませんのでご安心ください。皆さまそれぞれの興味、視点、課題解決志向などでご参加ください。

平日の昼間、少人数で開催ですが、ご興味のある方、今後のお仕事を考える際に参考にしたい方、ぜひ奮ってご参加ください。

<参考サイト>

●長田貴仁の扉
http://www.ab.auone-net.jp/~osada/
●長田貴仁 ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/
●多摩大学大学院
http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=15
●学会 ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/

<参考情報>

<長田貴仁氏プロフィール>
■ 職歴・経歴
1956年 兵庫県神戸市生まれ
同志社大学卒業。早稲田大学大学院修了(企業・経済動態論)。神戸大学で博士(経営学)取得。
長い間、国内外で多くの著名経営者や話題の人に直接インタビューしてきた実績を活かし、数多くのビジネス書を出版、講演を行う。また、大学院(MBA)で、社会人を対象に「実践的経営学」を教える。
経営学者とジャーナリストの二つの顔を持つ稀有な論客。

■ 著書
『経営は言葉である ー 東芝・西田厚聰の発信力』(光文社)
『パナソニックウェイー大胆かつ緻密な「新成長戦略」の本質』(プレジデント社)
『社長の値打ち ー「難しい時代」にどうあるべきか』(光文社)
『ソニー復活の経営学』(東洋経済新報社)
『The Panasonic Way 松下電器「再生」の論理』(プレジデント社)
『シャープの謎 ー 勝ち続ける日本力!』(プレジデント社)  他多数

■ 講演内容
"真に尊敬される経営者とは"
"社員が元気になる企業の仕掛け"
"日本企業の活路"
"世襲経営の是非と後継者問題"
"会社の評判"
"企業とマスコミ"等のテーマを持つ。
これから求められる経営者と人材、新たな労使関係、日本の経済と産業の行方などについて、取材した事例を交えながら分かり易く話す内容は、経営者だけでなく中堅、若手社員にも好評を博す。

<長田貴仁氏からのメッセージ>
 私はビジネス・ジャーナリズムの世界で、経営史に残るような創業経営者や専門経営者(サラリーマン社長)、ビジネスマンや技術者に数え切れないほどインタビュー、多くの記事や著書を執筆してきました。その後、アカデミック・ソサエティに本格参入し、教育・研究に取り組み始めました。
 現在も、社会人や学部学生を対象に教鞭をとる一方、マス・メディアでの発信を続け、経営学の成果を世の中に広く発信し、啓蒙するという点でも大いに貢献しています。このようなキャリアから、経営学を理解したジャーナリスト・経営評論家、マスコミの実情を熟知した経営学者という、複数の顔を持ち、多様な価値観に基づいた活動を展開しています。
 今回のギリークラブではジャーナリズムとアカデミズムの有機的な融合を皆様とご一緒に考えていきたいと思います。

<実施概要>

●長田貴仁氏と考える「ジャーナリズムとアカデミズム」

●日時:1月24日(月)13:30〜15:30

●会場:東京21Cクラブ
千代田区丸の内1-5-1(新丸ビル10階)TEL:03-5208-2121
ご参加の方に入館方法をご連絡します。

●ゲスト:長田貴仁氏
(経営学者・ジャーナリスト/神戸大学博士[神戸大学 経済経営研究所リサーチフェロー]、多摩大学大学院 客員教授、一橋大学大学院研究員、流通科学研究所研究員)

●会費:ギリークラブ会員 5,000円 ビジター 7,000円

●参加人数:申込先着順 15名限定 (正会員優先です)

●締切:1月20日
(それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。)
※満員の際、キャンセル待ちは可能です。