<GILLIE>株式会社ギリー
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GILLIE CLUB

歌舞伎で過ごす正月「四天王御江戸鏑」観劇会

<ご案内>

ギリークラブの中で、日本文化シリーズを特に、「和・倶楽部」と称しています。自国文化を愛する人の真摯な集まりです。

この秋から冬にかけても、10月、演出家から真山歌舞伎を聞き、直後に観劇会11月、歌舞伎超初心者セミナー&「国姓爺合戦」観劇会12月、超初心者向け忠臣蔵セミナー&「仮名手本忠臣蔵」観劇会

超初心者が歌舞伎を見る際の入り口としての企画を心がけています。でも、各歌舞伎作品の観劇は勿論、これらの初心者向けの会も、よくご覧になっているベテランの方にも大変好評です。

知っているようで知らない事が多いもので、長年の疑問が解消される事になったりします。要は基本であり、達人と出会い、同好者との交流なのです。

ギリークラブは2011年も「歌舞伎で過ごす正月」をご提案します。恒例の尾上菊五郎一座、菊五郎劇団の復活狂言です。200年ぶり復活という事は、誰も知らない作品であるのは勿論ですが、きっとお正月らしい楽しい舞台になるだろうと期待しています。(作品情報は下記に記しておきます)

※歌舞伎でいう狂言とは、歌舞伎作品と言う意味です。「太郎冠者、次郎冠者」の狂言ではありません。歌舞伎ではこういう使い方をしますので、覚えておくと良いです。

そんな事一つで、初心者は混乱しますが、ベテランの方が当たり前のように使う言葉、いわば専門用語が、初心者を入りにくくしている一つの理由かもしれません。

今回はセミナーと言う形式ではなく、渡辺が国立劇場が持っているデジタルコンテンツを使いながら、歌舞伎とは?のお話をさせて頂きます。

「文化デジタルライブラリー」というサイトがあります。ここに歌舞伎の何たるか等豊富なコンテンツがありますが、膨大すぎて初心者には実は分かりにくい、と感じます。

「ここにこれがある」という案内が出来ればと思っていますし、日本人は正月には新しい気持ちになるもの、今年は歌舞伎でも知ってみようか、という方の為に、楽しく気楽に歌舞伎に入れる案内になればと思います。

加えて、「東雲歌舞伎」を主宰している高羽さんにお手伝い頂き、超初心者が歌舞伎鑑賞する際のヒントもお聞きしたいと思います。また当日観賞作品の事、役者の事も聞きましょう。

ギリークラブは、素朴な疑問を何でも聞ける場、どんなに基本的な事を知らなくても恥ずかしくない場、初心者が自国文化の一つ歌舞伎に親しめる場を心がけています。

その考えに賛同してくれる多くの方が応援して頂き、このような企画が実現するという幸せな状況です。現在調整中なのが、「床山」さんの会です。

華やかな舞台を支える役者以外の方々、素晴らしい技術とプロの仕事で我々を楽しませてくれます。自動起動する機械仕掛けではないからこそ、人間味があるのです。

そんな会も実現の折にはご案内します。歌舞伎初心者、ベテラン共に知っておくべき事、より舞台が楽しくなりますし、良い芝居が見られます。

ただお正月から「セミナー」でもないだろう、と思い、今月は上記の内容でお届けします。どうぞ奮ってのご参加お待ちしています。

12月11日の会は〆切らせて頂きました。「仮名手本忠臣蔵」、さすがに大人気です。その日、2階とか3階には残席が若干あるそうです、ご自身でチケット手配した方のセミナーのみ参加も可能です。
(但し、若干の謝礼分担金はご協力ください)
http://www.gillie.co.jp/g_club/seminar2010/1211.shtml

ご自身が歌舞伎デビューの方は勿論ですが、お子様、地方に住んでいる方、外国人の方、今まで縁が無くて観た経験が少ない方、多くの方に最適です。

自分が知る事もそうですが、いろんな方に「歌舞伎というのはね、、」と説明する時に、こうすればよいのだという内容も分かりますので、歌舞伎を沢山ご覧になってる方にも大変有効です。

客席で観るのと、ちょっと説明するのとでは大違い、決して解説者になる訳ではないですが、自分の周囲にいる、歌舞伎初心者の方も引き込んで、日本人の日本知らず、日本人の歌舞伎知らずを解消しましょう。

奮ってのご参加お待ちしています。

<観賞作品:四天王御江戸鏑(してんのうおえどのかぶらや)> 

序 幕        相馬御所の場
二幕目        一条戻橋の場
三幕目 第一場  羅生門河岸中根屋格子先の場
    第二場   同 二階座敷の場
    第三場   同 花咲部屋の場
四幕目 第一場  二条大宮源頼光館の場
    第二場   同 寝所の場
大 詰        北野天満宮の場

(出演)
  尾 上 菊 五 郎
  中 村 時   蔵
  尾 上 松   緑
  尾 上 菊 之 助
  坂 東 亀 三 郎
  坂 東 亀   寿
  中 村 梅   枝
  尾 上 右   近
  中 村 萬 太 郎
  尾 上 松   也
  河原崎 権 十 郎
  市 村 萬 次 郎
  市 川 團   蔵
  坂 東 彦 三 郎
  澤 村 田 之 助

国立劇場の2011年は、初演以来約二百年ぶりの復活となる『四天王御江戸鏑』で、幕を開けます。

 この作品は、文化12(1815)年に江戸・中村座の顔見世狂言として上演されました。四世鶴屋南北(つるやなんぼく)と同時期に活躍した作者・福森久助(ふくもりきゅうすけ)が、当時の人気俳優を揃えた大一座の為に執筆しました。平安中期の勇将・源頼光(みなもとのよりみつ)や四天王と称される家臣たちの活躍、敵対する平将門(たいらのまさかど)一族の野望などを描いた『前太平記(ぜんたいへいき)』の世界が、本作の題材です。また、三代目尾上菊五郎の襲名披露を兼ねていたので、尾上家の家の芸である土蜘蛛を登場させて、スペクタクルの要素も盛り込んでいます。今回の復活に当たり、原作の面白い趣向を生かしつつ、新しいストーリー構成でご覧いただきます。

 父将門の遺志を受け継ぐ相馬太郎良門(そうまのたろうよしかど)は、葛城山(かつらぎやま)の土蜘蛛のパワーを借りて、源家への復讐と謀反を企てます。さらに、紛失した三種の神器《内侍所の御鏡(ないしどころのみかがみ)》と相馬家の家宝《繋馬の旗(つなぎうまのはた)》の行方を巡り、良門・土蜘蛛一派と、頼光・渡辺綱(わたなべのつな)を始めとする四天王・重臣の平井保昌(ひらいのやすまさ)が、虚々実々の駆け引きを互いに繰り広げながら、死力を尽くして対決します。良門の謀反決起の様子を竜宮城の宴に見立てた発端、頼光四天王の世界を描いた先行作品である謡曲『羅生門(らしょうもん)』などを世話場に仕組んだパロディー、都を騒がす盗賊袴垂保輔(はかまだれやすすけ)の暗躍、土蜘蛛の見顕しとなる大立廻りと、見どころ満載の演出と息も吐かせぬ展開で目が離せません。

 家の芸に所縁の深い作品に、当代の菊五郎を中心に、時蔵、松緑、菊之助などお馴染みの顔触れが、新しい復活通し狂言として挑みます。初芝居ならではの華やかな舞台は必見です。

<参考>歌舞伎を知るためのサイト

●日本芸術文化振興会(国立劇場)
http://www.ntj.jac.go.jp/
●伝統歌舞伎保存会
http://www.kabuki.or.jp/
●歌舞伎・演劇
http://www.shochiku.co.jp/play/index.html
●文化デジタルライブラリー
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
●日本俳優協会
http://www.actors.or.jp/index2.html
◆今回公演情報
http://www.ntj.jac.go.jp/performance/3592.html

<実施概要>

●歌舞伎で過ごす正月「四天王御江戸鏑」観劇会

●日時:1月8日(土)
10:30「超初心者同士、歌舞伎を知る会」
場所:伝統芸能情報館(劇場裏手)
ご案内:高羽将人氏(東雲歌舞伎主宰)
11:30 終了、劇場へ移動
12:00 歌舞伎「四天王御江戸鏑」 観賞
16:15 終演予定・場合によっては茶話会実施します。
(時間は予定、詳細はご参加者に連絡します)
※この後に別企画「大七で楽しむ新年会」があります。
別案内をしますが、ご意向をお聞かせ下さい。

●観賞演目:「仮名手本忠臣蔵」
出演:松本幸四郎、市川染五郎、中村福助 ほか

●会費:ギリークラブ正会員 12,000円 ビジター14,000円
(チケット代、謝礼・諸経費分担金)茶話会飲食は個別お支払いです。

●募集人数:20名
正会員の方優先、先着順で申し受けますが、
希望者多数の場合には可能な限り増枠します。
ご意向お聞かせ下さい。

●〆切り 12月10日
・締め切り前でも、満員の際には閉め切ります。
・キャンセル待ちもできます。

●会場:国立劇場(半蔵門)
(国立劇場への行き方)
http://www.ntj.jac.go.jp/gekijo/kokuritsu/index.html#access