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中村滋氏と『スマートメディア』を考える

<ご案内>

中村滋氏は渡辺がサントリー宣伝部時代から師と仰ぐ方です。彼は「BE-PAL」「DIME]「サライ」の創刊編集長、超優秀な編集者であると共に、超優秀なマーケッターです。

その後小学館の役員をされ、特に電子出版部門を指揮、アナログ、デジタル、双方に詳しい出版人として活躍、現在はフリーのメディアプロデューサーです。

中村さんがこんな本を書かれました。
『スマートメディア』
〜新聞・テレビ・雑誌の次のかたちを考える〜

本の概要は下記に記しますが、目次を見ても分かると思いように、本当に面白いです。

出版業界の次世代メディアはどう考えたら良いのか? 
従来型マスメディアを検証し、次世代メディアを予想します。
電子書籍のポテンシャルとは??
紙の書籍はなくなってしまうのか?

自分たちの生活向上に役立つ“賢いメディア”を、中村さんと一緒に、新年だからこそ考えたいと思います。少人数で語り合う会にしたいと思います。

インターネットなどまだ影も形もない時代から、中村さんには本当に色々な事を教わってきました。

・トレンドとはなにか?
・「脅迫で売る雑誌と、夢で売る雑誌」
・雑誌とテレビの違いとは?
・アウトドア気分を楽しむ時代の「Be-Pal」
・MONOが情報を語る「DIME」
・大人の生活を楽しむ為の「サライ」
・ライフスタイルを変えさせる商品開発とは
・・・

中村さんとの長時間の会話から多くのヒントを貰い、出版社に出向、新雑誌創刊のプロデュースした時には、雑誌素人に本当に貴重な知恵を授けて頂きました。

編集、販売、広告、宣伝、組織運営・・・
それらを学んだお陰で96年の「ギリー」創刊に繋がり、98年の「PEN」への誌名変更の際も本当に助かりました。

『スマートメディア』を読んでみましたが、やはり中村さんは凄い!と思いました。電話でも話をしましたが、びんびん凄い話が飛んできます。

彼と最初に会ったのは88年、「サライ」創刊直前、20年以上の付き合いですが、その鋭さは不変です。

変わったと言えば、お互い歳を重ねて、周囲も一緒に高齢化し、世の中を見る目が変わり、その分野の情報が皮膚感覚で理解できるようになった事です。

「スマートメディア」の会は、中村さんとの話が目的ですが、特に、シニア世代のライフスタイルを考える時に、彼のキャリア、ノウハウ、センスは本当に貴重です。

メディア関係者、IT関係者は勿論、一般ビジネスマンも、必ずや有意義な時間になると思います。新年、平日の昼間、という時間帯ですが、奮ってのご参加お待ちしています。

できれば本を読んできてください。またご参加できない方も、ぜひご一読をお勧めします。

<参考サイト>

●「スマートメディア」
http://www.sinkan.jp/special/adbook/smartmedia/index.html?top_thumb_0_0
●ネットラジオで中村さんが語っています。
http://www.sinkan.jp/radio/popup.html?radio=11296
■株式会社デコ
http://www.deco-net.com/
http://www.deco-net.com/works/shuppan.html
■ウクレレ雑技団
http://www.uzd.jp/
■ブログ「ウクレレ的スラッキーライフマガジン」
http://www.uzd.jp/blog_life.html

<参考情報>

<中村滋氏プロフィール>
1944年、東京都生まれ。1966年、株式会社小学館入社。
『ボーイズライフ』『ビッグコミック』『サンデー』編集部を経て、
『BE-PAL』『DIME』『サライ』の創刊編集長を歴任。
1993年5月、取締役就任。コンビニエンスストア専用コミック(『My FirstBIG』)、ケータイ・コミック配信、電子辞書のデジタルネット配信等に携わる。
2009年、専務取締役を退任。オンデマンド印刷のコンテンツワークス取締役を経て、現在、メディアプロデューサー。
NPO法人むしむし探し隊会長。財団法人植村記念財団理事。
趣味はフライ・フィッシング、ワールドミュージック、アクアリウム。

<参考:『スマートメディア』概要>
中村氏ご自身のブログでこう書いています。

スタートしてから1年半、やっとできました。このところ「新聞、テレビが20××年消滅」とか2010年は「電子書籍元年」とか、メディアを賑わせていますが、長らく現場にいたものからすると議論の方向が違うと感じていました。

読者からすれば、ほとんどの本が電子書籍化され、価格が三分の一以下になり、どの端末でも読めるとなれば腰を上げますが、現況では話になりません。また売上の落ちている雑誌が電子雑誌になって、売れるはずがないです。

でも明るい未来もあります。スマートフォンやiPad、スマートテレビなどのスマート端末が、膨大な情報を整理してくれ、自分の欲しい情報を選んでくれます。

ぶらぶらと歩きながら本やCDを、書店でレコード店で選ぶことは不可能ですが(探してもみつからず、すべてが揃っていない)、水先案内人のスマート端末なら教えてくれます。

デジタルで買ってそれで読んでもいいし、従来のようにパッケージで手に入れてもよい。

ここで生まれる新しいメディアがライフスタイルを変える
・・・・・・というようなことをまとめました。

ビジネス書ですが、キャッチにつけた「雑誌の行く末と次のメディアについて書きました。

しかし、消費者の不満の代弁でもあります。今のままでは、商品・サービス・情報が自分に届かない」の通り、私たちのことでもあります。

書名は「スマートメディア」、昔の一部デジカメや録音機に使われていた東芝製フラッシュ・メモリーのスマーメディアのことではありません(スマートな、つまり賢いメディアという意味で使っています)。

<目次情報>
はじめに
1章 雑誌が売れなくなった理由を考える
不景気や書店の減少が原因ではない
インターネットの普及が雑誌衰退に拍車をかけた
「フラット化」によって読者力がアップ
新しいメディア「ケータイ」の登場
好きなマンガの好きなところだけ好きなときに読みたい
マスメディアはもはや表彰台から落ちている
マスメディアのあとに続く次世代メディアはなにか
デパートと雑誌はよく似ている

2章 多様化と細分化にマスメディアは対応できない
十人いれば聴いている音楽は十色
社会が成熟するほど多様化と細分化が進む
雑誌はどう対応してきたか?
「多様化・細分化」の時代が生み出したライフスタイル誌
口コミ雑誌『POPEYE』の登場/『BE‐PAL』
― 書き手は著名人じゃなくていい
大人の生活誌『サライ』―知的ミーハーに徹する
ニッチ化あるいは大特集化する雑誌
雑高書低から書高雑低へ― 本はこれからも残る
書籍は売り方次第でベストセラーになる
書籍の出版点数はなぜ激増したか
百坪書店の限界―欲しい本に出会えない
あらゆる店は「脱・デパート化」が必須
ニッチショップ大増殖の波―東京・吉祥寺の場合
セレクト書店と超大型書店は元気がいい
カテゴリー型書店にこそチャンスがある
「多様化・細分化」に対応できる企業だけが生き残る
「売れるものをつくれ」だけでは時代遅れ

3章 インターネットには限界がある
2010年は電子書籍元年か?
紙か電子か、は問題ではない
電子書籍が増えたときどうなるか?
ネット書店が可能にしたロングテール
ネットでなければ、買えないもの
情報が増えるほど人々は選択的になる
インターネットは「出会い」の場になれない
「好き」がはっきりしていれば情報は手に入るけれど
消費者の「好み」さえわかればモノは売れる
新聞や雑誌をそのまま電子化してもはじまらない
電子雑誌のつくり方についての提案

4章 次世代メディアの三つの条件
iPhoneの衝撃
必要条件は「クラウド」「フロー」「1to1」
キーワード「クラウド」=形で持たない
キーワード「フロー」=時々刻々更新される
流れる情報を扱う
キーワード「1to1」=その人に必要な、その人だけの情報を
スマートメディアのインフラを考える
スマートフォンと多機能携帯電話の大きなちがい
スマートフォンの役割は水先案内人

5章 スマートメディアのつくり方を考える
まずはシンプルなスマートメディアを考えてみる
スマートメディアの考え方・ベース
メニューづくりのサンプルはユーチューブ
スマートメディアの考え方
....「スマート新書ストア」
スマートメディアの考え方
....「スマート・ジャズクラブ」
出会いの決め手はユーザーがつけるタグ
スマートメディアで広がるアーカイブ・ビジネスの可能性
スマートメディアのつくり方
....「スマート・マップ」
マスメディアの行く末はどうなる?

おわりに
マスメディア・IT関連年表〜1975〜2010年〜

<実施概要>

●中村滋氏と『スマートメディア』を考える

●日時:1月7日(金)13:30〜15:30

●会場:東京21Cクラブ
千代田区丸の内1-5-1(新丸ビル10階)TEL:03-5208-2121
ご参加の方に入館方法をご連絡します。

●ゲスト:
中村 滋氏(メディアプロデューサー)

●会費:ギリークラブ会員 5,000円 ビジター 7,000円

●参加人数:申込先着順 15名限定 (正会員優先です)

●締切:12月28日
(それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。)
※満員の際、キャンセル待ちは可能です。