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GILLIE CLUB

『「脈拍体温健康法」を考える』
〜 脈拍体温健康法とは?著者の医者に聞く新視点 〜


<ご報告>



大森先生の『脈拍体温健康法』セミナー、意識の高い参加者の皆様と、熱い議論が出来ました。

まだまだ馴染の無い、そして新しい提案ですが、医療界、周囲に居る人々、医療用品業界の方々は勿論ですが、患者のセルフ・メディケーションの福音となればと思っています。

いろんなアイディアも出ましたし、皆さん、自分の健康、家族の健康、周囲の健康は、当たり前ですが、他人事ではありません。

今後もご一緒させて頂こうと思っています。土曜の午後、落ち着いた時間に良い論議ができました。

<ご案内>




「デトックス」、一世を風靡した概念ですが、日経ヘルスという雑誌が提唱し、ギリークラブが少し応援した、「毒消しが大切」という考え方です。

デトックスに関してはこのサイトをご覧下さい。
http://www.ginzaomori.com/idea/index.html

提唱した大森隆史医師は、現在福山と東京をいったり来たりですが、久し振りの臨床の場で、“病気にならない健康法”のヒントを得たそうです。

この本を読みました。「デトックス」を提唱した大森さんだからこその着眼点、なるほど、なるほど、という感じですが、素人ゆえもう少し理解出来ればと思い、この会を企画しました。

本の内容は以下に記します。ご参加の方は、読んで来て頂きたいのですが、間に合わなかったら、そうでなくとも結構です。少人数で自由にこの問題を考えたいと思います。
土曜の昼間という時間帯ゆえ、そんなに大ぜいがいらっしゃれるとは思いませんが、著者と語り、この問題に関心のある方と交流する会になります。

データや図表、ビジュアルも準備して頂き、著者に説明して頂き、何でも質問する会です。

メディア関係、医療・健康問題に関心のある方、ご一緒に考えませんか?

開催まで時間がありませんが、奮ってのご参加をお待ちしています。

<参考情報>

<『病気にならない「脈拍体温」健康法』情報>
○書名:『病気にならない「脈拍体温」健康法』(中経の文庫)
○発売日: 2010/10/27

内容(「BOOK」データベースより)
血圧、血糖、コレステロールを薬でコントロールしても、心筋梗塞が起きてしまうことに疑問を感じた著者。それは「脈拍」というバイタルサインを見逃していたからでした。血液の流れが滞る状態になると、脈拍は敏感に反応します。“体の悲鳴”を確実にキャッチするためにも、脈拍をつかった健康法を実践することをおすすめします。

出版社からのコメント
多くの方は運動した直後くらいしか、脈拍を意識することはなかったと思います。これまであまり重要視されてこなかった脈拍をチェックしていれば、重大な病である心筋梗塞、狭心症、脳梗塞の予兆をキャッチすることができるのです。大事になる前に、ちょっとした気遣いで自分の身を守れるならばいいですよね。ぜひお試しください!

<はじめに >

フィットネスクラブの更衣室で着替えながら、息をこらえておなかを引っ込ませている男性。次の瞬間、思わず息を吐き出して、プニョッとおなかが膨らむコマーシャルを見たことはありませんか?

一時期は腹囲が関心の的になったメタボリックシンドローム。その一方で、腹囲の数値に疑問が投げられ、メタボリックシンドローム自体の是非が議論されたこともあります。

その昔は「成人病」という呼び名がありました。高血圧、糖尿病、高脂血症などを成人の病気と位置づけ、予防を呼びかけたのですが、それぞれの発病率に変化はなく、発病者はさらに増え続けました。

そこで厚生労働省は、成人病を発病するきっかけは日常の生活や食事であり、個人個人にその原因、責任があることを実感してもらうため、「生活習慣病」という名前に変更しました。しかし、それでも「生活習慣病」の発病率は減少せず、さらに医療費は30兆円を超える勢いが続いたのです。

そして検討されたのが、キャッチフレーズ的な病名「メタボリックシンドローム」です。日本語に訳せば「代謝症候群」という、ごくごくありふれた医学的な名詞ですが、カタカナにすることで、国民の気を引こうと意図したようです。

さらに、メタボリックシンドロームの診断基準の条件の1つに「腹囲」が入りました。高血圧、糖尿病、高脂血症という三大疾患の診断基準は、どこまでも味気ない医療的な数字の組み合わせでしたが、そこに、測りやすくわかりやすい、ちょっとおどけた感じの「腹囲」という基準値が、中心的な数字として登場したのです。

この目論見は、マスコミ的にはヒットしたように見えました。「メタボリックシンドローム」≒「腹囲」のような公式が、繰り返し頭にインプットされたのです。

国民的な宣伝活動としては、過去に例のないくらいに知れ渡り、メタボリックシンドロームを予防するための取り組みも積極的に行なわれています。しかし、その効果が表れるのはまだまだ先のことです。

ところが、これらの取り組みには、まだ大きな見落としがあります。

高血圧の目標は血圧のコントロール、糖尿病の目標は血糖値のコントロール、高脂血症の目標はコレステロール値のコントロール、ということはよく知られています。

血圧、血糖値、コレステロール値のコントロールは、5年後、10年後、それ以上先に起こってくる重大な病気の予防を目的としているため、絶対的に必要な取り組みです。

重大な病気とは、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの循環器系の疾患で、動脈硬化から起こるこれらの病気は、血流のトラブルを直接の原因としています。循環器系の疾患では、最悪の場合には死亡、運よく治療が行なわれたとしても、なんらかの後遺症が残ることもあります。

死亡原因の上位では、悪性新生物(ガン)に次いで、心筋梗塞、脳血管障害が続いています。

血圧や血糖値、コレステロールをコントロールしても、心筋梗塞や脳血管障害が発症して重症化し、亡くなる方もいるのはなぜなのでしょう?

私は最近の病院勤務のなかで、これまで医療者として疑問に思わなかったこの事実に、改めて直面しました。

数年前から降圧剤を服用して血圧をコントロールしても、血糖降下剤を服用して血糖をコントロールしても、コレステロール低下薬を服用してコレステロールをコントロールしても、心筋梗塞が起きてしまうという事実……。

ここまで予防しているのに、なぜ致死的な病気になってしまうのか?

その答えは、簡単でした。心筋梗塞になる直前に、発症を予防できていないからです。発症する直前、言い換えれば胸痛という自覚症状が出現する直前に病院を受診することがないのです。

私は、10年ぶりの病院勤務で、心筋梗塞が起こる直前の変化をとらえることができるかもしれないことに気づきました。それも、バイタルサイン(生命兆候)という非常に基本的な情報からです。ただし、そのバイタルサインは「血圧」ではなく、「脈拍」だった、というのが今回の気づきでした。

生活習慣病予防のために、国民に周知徹底されてきた「血圧」は、予防の重要なキーコンセプト(鍵概念)ですが、それは数か月以上、数年前からの警告サインです。

救急車で病院に運ばれる直前の生命兆候を鋭敏に示すのは、意外にも「脈拍」でした。血圧の変化には複数の因子が関係しているため、血圧が増加してもその原因はすぐにはわかりにくいのです。脈拍もいくつかの因子が関係しているものの、緊急事態で心筋梗塞などの虚血症状(血液の流れが滞る)になると、敏感に脈拍に影響することがわかってきました。

そこで私は、これまでほとんど重要視されなかった、血圧や体温に劣らない生命兆候としての「脈拍」をもとに、心筋梗塞などを未然に防ぐ試みとして、「脈拍体温健康法」を考案しました。

1人の臨床医の思いがけない考え方が、重要な病気の予防の一助になればと思い、本書をまとめました。

なお、この突拍子もない発想に対して、より正確を期するために、専門文献に基づいて専門用語や専門的なメカニズムの引用を避けることができませんでした。著者の能力不足による消化不良の表現があるかもしれません。また、特に第4章はわかりにくい内容かもしれませんので、最後に読んでいただいてもよいかと思います。

本書では、心臓そのものの拍動を「心拍」とし、その回数を「心拍数」、心臓以外の場所で拍動を感知した場合を「脈拍」、その回数を「脈拍数」として表記しています。

大森隆史

<ギリークラブ実施に向けて大森さんからのメッセージ>

みなさまへ

 たいへんに御無沙汰をしています。
 2003年から取り組んで来た「デトックス」の仕事が一区切りした2007年の夏に、思いがけない仕事の依頼があり、2008年1月、広島県福山市の病院に赴任しました。
 あるグループがその病院を引き継ぎ、運営することになったが、混乱状態が続いているので、病院を立て直すための協力して欲しいとの要請があったのです。
 10年間以上、個人クリニックで仕事をしていたので、再び病院勤務をすることには抵抗がありました。しかし、2008年正月明けから、結果的に流れを一変させることになりました。
 赴任した病院では、前の責任者による看護師の引き抜き、さらに医師の退職で人事的な混乱が起こり、病床を減らして運営をせざるを得ない状況でした。また、それまでの運営状態のことで、保健所からの抜き打ち検査が行われる異常な事態も起こりました。
 朝は午前7時前から出勤し、夜は午後11時に宿舎に戻るという日課で、ほとんどを病院内で過ごす日々。入院患者さんは、平均年齢80歳くらいのお年寄りが中心で、過半数はコミュニケーションが出来ない状態でした。
 そんな患者さんからの言葉にならないメッセージを知りたいとの思いを持つうちに、血圧、脈拍などのバイタルサインの重要性を改めて学ばせて頂きました。それを『脈拍体温健康法』という考え方にまとめて文章にしました。
 最先端医療の華やかさはありませんが、ありふれた脈拍に思いがけない深い意味があったことをみなさまに知って頂けたら幸いです。

大森隆史

著者紹介 福山中央病院 医師
(銀座サンエスペロ大森クリニック)
1954年大分県生まれ。79年九州大学工学部大学院合成化学専攻修士課程修了。89年九州大学医学部卒業。2002年4月、銀座サンエスペロ大森クリニック院長に就任。西洋医学、補完・代替医療の区別をなくした統合医療を基本に取り組み、有害物質除去を根底にした「デトックス(体内浄化)医療」を広げる。2008年1月福山中央病院(広島県福山市)に赴任。「デトックス」という考えに加え、細胞レベルの機能回復を考慮した診療に取り組む過程で、脈拍と乳酸の関係に着目して検討を行って来た。一般外来以外に、「デトックス」をコンセプトにした金属アレルギー外来、発達支援外来などにも取り組んでいる。おもな著書に「からだの毒消し生活術 新訂版」(サンマーク出版)、「「重金属」体内汚染の真実」(東洋経済新報社)などがある。

<書籍情報:アマゾン>
http://www.amazon.co.jp/

●銀座サンエスペロ大森クリニック
http://www.ginzaomori.com

<目次情報>
はじめに 2

第1章 "バイタルサイン"で病気は見抜ける
❖ 病気にならないためのカギ、"バイタルサイン"とは 14
❖ 自分の血圧を把握しましょう 16
❖ 脈拍が教えてくれた心筋梗塞の兆候 20
❖ 血圧をチェックすれば病気を防げる 24
❖ 血圧計は動脈の状態を教えてくれる 28
❖ メタボリックシンドロームは動脈硬化の原因に 30
❖ 血圧コントロールに必要な、病気予防のプラスアルファ 35
❖ 脈拍こそ生命を左右するバイタルサイン 36
❖ 脈拍であなたの危険≠察知する 39

第2章 病気にならないための「脈拍体温手帳」のすすめ
❖ 「脈拍体温手帳」ではつらつ人生を手に入れよう! 44
❖ まず「血圧手帳」をつけてみる 46
❖ 血圧手帳にはぜひ脈拍数も! 48
❖ 「脈拍体温手帳」のつけ方 51
❖ 実践! 脈拍体温手帳の書き方・読み方 56
❖ 脈拍増加・右肩上がりは要注意 58

第3章 身体の危機は脈拍が教えてくれる
❖ 身体の変化は脈拍の変化でわかる 64
❖ 脈拍が一時的に速くなるとき 66
❖ 脈拍増加でわかる緊急事態とは 68
❖ 変化を表す脈拍と体温の深いつながり 72
❖ 脈拍が速くなるときに注意する病気とは 76
❖ 血管の危機は脈拍が教えてくれる 78
❖ バイタルサインを毎日チェックすれば病気は防げる 81
❖ 病気にならないために、こうして脈拍を測ろう 83

第4章 脈拍はコントロールできる?
❖ 脈拍はこうして生まれる 88
❖ 細胞から生み出されるバイタルサイン 91
❖ 脈拍はカルシウムと筋肉がつくっている? 93
❖ 筋肉痛の原因の乳酸は心筋も痛めつける 96
❖ のんびりゆったりしているときの脈拍増加は危ない 101
❖ 大切な酸素は"もろ刃の剣"? 103
❖ 心臓病には有害重金属が関係ある!? 106
❖ デトックスで有害物質を外に出そう 108
❖ 脈拍を安定させれば、心身ともに健やかになる 112

第5章 脈拍をコントロールする栄養学
❖ ビタミンとミネラルを見直そう 118
❖ 動脈硬化を引き起こす糖尿病を避けるには 121
❖ コレステロールを「悪玉」にしているのはあなた自身 124
❖ 善玉コレステロールを増やすには 126
❖ 善玉と悪玉のちょうどよいバランスがある 128
❖ 血圧コントロールで病気から遠ざかる 130
❖ 動脈硬化の黒幕・ホモシステインとは 133
❖ 悪役ホモシステインと正義の味方ビタミンB群 136
❖ 活性酸素で動脈硬化を防ごう! 139
❖ 血管を緩めるマグネシウムの力 142
❖ 血圧を下げるアルギニンの効果と抗凝固剤の役割 146
❖ 有害重金属を体外に出すαリポ酸 150

第6章 血流をよくすれば病気知らずに!
❖ 血液と血管のために野菜とタンパク質をとろう 156
❖ 血管のサビをとるための食べ物とは 162
❖ ゲルソン食事療法で身体をアルカリ性に 165
❖ 脈拍と乳酸値を測って心筋梗塞の予防を 168
❖ 自律神経をコントロールする呼吸法で血流をスムーズに 170
❖ 指を刺激して血流をコントロール 174
❖ 温冷浴で血流がよくなる 176
❖ エレベーターより階段が血流をよくする 180

おわりに 183

本書は「中経の文庫」のために書き下ろされたものです。
本文イラスト/池田八惠子

<実施概要>

●『「脈拍体温健康法」を考える』
〜 脈拍体温健康法とは?著者の医者に聞く新視点 〜

●日時:11月27日(土)13:30〜15:30

●会場:東京21Cクラブ
千代田区丸の内1-5-1(新丸ビル10階)TEL:03-5208-2121
ご参加の方に入館方法をご連絡します。

●ゲスト:大森隆史氏

●会費:ギリークラブ会員 3,000円(ご同伴ビジターは5,000円)
※セミナー代・会場費分担金・飲み物代

●参加人数:申込先着順 10名限定(正会員限定・1名まで同伴可)

●締切:11月25日(木)
(それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。)
※満員の際、キャンセル待ちは可能です。