<GILLIE>株式会社ギリー
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GILLIE CLUB

「レディスクリニックを知る会」

<ご案内>

ギリークラブ健康シリーズ、今回は女性限定です。男性の方は参加できませんので、ご了解ください。

この日会場にいるのは、宗田院長と渡辺だけ、あとは全部女性で対応します。

女性の健康を、女性だけで考える会です。まずは、「レディスクリニックの何たるかを知り、何でも質問をして、どのように活用したら良いのか」を学びましょう。

但し、この日は診療や相談の日ではありませんので、具体的な健康相談は後日個別でお願いします。

ご自身、ご家族、職場、色々な課題があると思いますし、特にメディア現場の方には、しっかり認識しておいてほしいものです。(サイトやブログをお持ちの方は立派なメディアです)

以前にも女性の健康イベントをプロデュースした事がありますが、その時もこれはよくわからないし、嫌だなと思っていました。

会が始まっても最初のうちは、まるで女子校の保健の授業に紛れ込んだようで、とても落ち着かない感じだったのが話を聞いて行くうちに、事の重要性と初めて知る数々に打ちのめされ、これは多くの人が知らさねば、と強く思った次第です。

専門家に話を聞くと、バリバリ仕事をしているインテリ女性でも、驚くほど自分の身体、健康に関して無知であり、ひいては取り返しのつかない事になりがちであるそうです。

これ以上は専門家に話をして頂きたいのですが、そんな専門家とビジネス第一線の女性を結び付けることは、ギリークラブでも出来る事、それならと思って企画しました。

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以下は講師の宗田先生から来た原稿そのままです。

レディスクリニックをよく知って、使いこなそう!

最初、医学(医療)は人間に対して検査や診断、治療を行ってきました。そのうち、子ども(小児)と大人では身体のしくみが違うことから、同じように対応したのではうまくいかないため、「小児」を大人と分けて医療を行うようになりました。
そして、近年になって大人も「男性」と「女性」とでは、やはり身体の仕組みが大きく異なるために病気の傾向や治療についても分けて考えていかなければならないということが判ってきました。一番大きな違いは、ホルモンですが、それ以外にも脳の構造や病気にかかるリスク、治療に対する効果など様々なことが従来の「大人(=男性)」とは違うことが明らかになってきています。

アメリカでは1990年代初め保健社会福祉省に米国立女性健康情報センター(NWHIC)が設立され、思春期の女性から老年期まであらゆる世代の女性の健康に関する情報を正確に提供されるようになり、各大学医学部にも「Women's Health(女性の健康)部門」が設立されるようになりました。アメリカの「女性外来」「女性専門病院」では、女性の心と体の健康を保つため、あらゆる分野の女性に特化した専門家が集められ診療が行われています。

最近、日本でも多くの病院で「女性外来」「レディスクリニック」を多く見かけるようになりました。 しかし、当初、本来の目的で導入されたはずのものが、次第に「女性のための外来」ではなく「医師・スタッフが女性ばかりの外来」と形を変えていくようになり、レディスクリニックも「健康」を念頭においたものから「美容」を中心にしたものに偏向してきています。

10年前、米国ボストンにリサーチ研究のため留学していた際、たまたま留学先の大学近くにあるマサチューセッツ総合病院(MGH)のWomen's Health部門で毎週カンファレンスに参加する機会を得ました。
当時米国では、既に10年という年月を経てトータルな女性の健康を見ていくシステムができあがりつつある姿を目の当たりにして、日本でも将来同じように男女一緒に対応してきた医療を変えていかなければならないと強く感じていました。
4年前に縁あって院長に就任することになり(後、理事長も兼任)、その時に「女性の心と体のトータルヘルス」「都会のかかりつけ医」の理念を掲げて、日本では珍しい婦人科と心療内科(精神科)によるレディスクリニックを都心の広尾でスタートしました。

思春期から老年期まで、つまり思春期の健康管理から性病や妊娠、妊婦管理(出産は総合病院で行う米国型セミオープンシステム)、更年期、老年期まで産婦人科部門と心療内科部門、さらにカウンセリング部門の3つからサポートしている完全予約型のレディスクリニックの行っていることを一言で説明するのは、かなり困難なことです。

一番大きな特徴は、カウンセリングに対して臨床心理士の資格を有する、あるいは認定遺伝カウンセラーの資格を有する専門家による「カウンセリング」の業務やサポート体制をしっかり作っていることです。働いている女性のメンタルなカウンセリングだけでなく、妊娠に関わる遺伝相談の専門カウンセラーや出産後のうつ状態(産後うつ)の専門カウンセラーなど幅広くカウンセリングに対応した体制にあります。

一般の総合病院での産婦人科外来で対応していることは勿論、手術や分娩などを除きほぼ同じように行っています。しかし、大きな病院は診察時間も十分に取れず、病気の重い方も多いため、下記に挙げるような多くの女性が気になる問題や疾病についてはあまり真剣に診てくれることがありません。

NWHICでは、女性にとって非常に大切な健康に関するテーマとして以下のものを掲げています。

*米国立女性健康情報センター(NWHIC)
http://www.womenshealth.gov/

# 摂食障害
# 性病(性行為感染症)
# 避妊薬
# 子宮がん
# 乳がん
# 栄養、運動とダイエット
# 心臓病(狭心症、心筋梗塞)
# 妊娠
# 更年期障害(更年期うつ)とホルモン補充療法
# 骨粗しょう症
# 老年女性(老年期うつ)

クリニックでは、従来の産婦人科外来や最近の形だけの「女性外来」では対応が困難な、これらの診断や治療は勿論のこと、早期診断と発見などに力をいれています。
そのためにも、産婦人科専門の医師と心療内科・精神科の医師が一緒に一人の女性に対応できるクリニックを目指して日々診療を行っています。
さらに、ここ1〜2年はレディスドックの受診者が非常に増えてきており、特に結婚を考える時期、あるいは結婚の直前直後に行う「ブライダル・ドック」の希望者数も右肩あがりです。

http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000490906260001
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090714/bdy0907140805001-n1.htm

多忙な受診者のため、最新の技術を積極的に取り入れて対応もしています。
昨年は、国内の医療機関では初めてSonyが開発した非接触ICカード技術「FeliCa(フェリカ)」による診察券を導入し、現在はおさいふ携帯に移行して利用していただいています。

この新しい診察券は、FeliCaを利用した電子患者情報システムによる医療サービス(Patient Information Electronic Card System:PIECe ピース)と呼ばれるもので、おサイフケータイに診察券機能を組み込んだり、電子カルテとの連動により新しい医療サービスを一緒に使うことも可能にする新世代のタイプとなります。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0807/30/news064.html

さらに今年の夏からは、FeliCaポケットと簡単予約システムとを連携させた携帯電話による予約システムも医療業界初の導入をおこなっています。

都会の病院やクリニックでは少なくなりましたが、昔は各町内や地域にかかりつけの医院があり、体調が悪い時は、まずその医院で診てもらっていました。地域に根ざしたかかりつけ医として、今でも地方では医院が地域住民との親睦を図るようなイベントやホールの貸し出しなどを行っているようです。 当クリニックでも、都会における働く女性のかかりつけ医を目指すだけでなく、クリニック周辺の女性達の身近な健康管理と維持に重点を置いてきています。

最後に、レディスクリニックと社会貢献ですが、クリニックに来ている女性と同じ感性、同じ目線でいることは大切なことと考えており、海外の子ども達の健康や幸せのためにペットボトルのキャップを集める「エコキャップ活動」やクリニック内にカンボジアの子ども達の写真を展示なども行っています。

特に、普段からストリートチルドレン達の笑顔の写真を展示することで、クリニックに関わった方達に、この問題について意識を高めてもらうことができ、それは、我々ができる小さな一歩として今後も長く続けていきたいと考えています。
http://www.ladies-clinic.or.jp/menu_diary/090000_diary/2009/06/02/100654.html
http://www.ladies-clinic.or.jp/menu_diary/090000_diary/2009/07/29/220735.html
http://www.ladies-clinic.or.jp/menu_diary/090000_diary/2009/09/04/180926.html

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ストレスの多い時代環境は、女性の健康、母体に影響を及ぼします。貴女ご自身、ご家族、ご友人の健康の為にも、ぜひ学んで、専門家と仲良くなって下さい。診察ではない場で、健康を学び、交流できる会です。

少人数、それも今回は女性限定ですが、新しい考えのレディスクリニックの形式も学べます。どうぞの奮ってのご参加お待ちしています。

なお、今後の健康シリーズに関して検討中です。女性・男性という性別もあれば、子供、成人、高齢者という年齢、はたまた特定の病気に関する会も企画したいと思っています。どうぞご要望をお聞かせ下さい。

※同じ内容(レディスクリニックを知る)で男性のみの会も今後企画します。
まだまだ男社会、、、というよりは、世の中は男と女だけ、大切な女性を守るため、戦友として互いを理解するため、双方の努力が大切であると、ギリークラブは考えています。男女が作る社会ならば、こういう理解も必要です。

<参考サイト>

●パークサイド広尾レディスクリニック
http://www.ladies-clinic.or.jp/

<実施概要>

女性限定「レディスクリニックを知る会」

●日時:10月2日(金)19:00〜20:00
19:00 受付開始
19:15 セミナー&オリエンテーション
20:00 クリニック見学&意見交流会
21:00 終了 その後食事会(別会費 7,000円程度を想定)
22:30 解散予定

●会場:広尾レディスクリニック
港区南麻布5-16-13 グリーンコア広尾1階 03-5798-3470
http://www.ladies-clinic.or.jp/menu/_020040_access/index.html
※食事会会場は未定です。

●ゲスト:
宗田 聡氏 (パークサイド広尾レディスクリニック 院長)
稲見あかね氏 ( 同 クリニックマネージャー)
熊谷智絵氏  ( 同 クリニック主任)

●会費:ギリークラブ会員 5,000円 ビジター 7,000円
その後の夕食会会費は別途(7,000円を想定)

●参加人数:申込み先着順 15名限定 (メンバー優先です)

●応募締め切り:9月25日(金)
(それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。)