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GILLIE CLUB

オペラ「椿姫」観劇&交流会

<ご案内>

【満員御礼】

ギリークラブ、超初心者のためのオペラシリーズ、レクチャー会を実施してからの本公演鑑賞、今回の「椿姫」レクチャーは4月12日に実施しました。

さすがに「椿姫」は大人気で、今までにない参加者数でしたが、有名な“乾杯の歌”をはじめ、いかにもオペラ、ヴェルディ、という感じで華やかな画面に釘付けとなりました。

「椿姫」登場人物の人間関係に加えて、各幕での見どころ、聞きどころの話を伺いましたが、ストーリーを頭に入れ、そういう情報も知った上で観劇に臨む事は重要だと、つくづく思いました。

事前のレクチャーは本当に重要だと思いますし、素晴らしい「椿姫」がより楽しめます。でも、受けなかった方には今更しょうがないですね。(来シーズンも全10作品のレクチャーを行います)

さて、今シーズン最後のオペラ鑑賞会、レクチャーを受けなかった方も大丈夫、これを読んで参加して下さい。

観劇直後の交流会、同じオペラを観た人が集まり、グラス片手に感想を語り合い、初対面の方がすぐ仲間になります。今までの会ではそうです。新国立劇場の桑原さん、田中さんに聞く裏話も最高です。

ヴェルディのオペラでは一番有名な作品です!オペラデビューに最高・最適なこのオペラが、今シーズンの最後を飾ります!

●このオペラのポイント
この作品は、世界で最も有名なオペラの一つであることに間違いないでしょう。その魅力は、美しく、聴きやすく、ドラマチックな音楽。そして歌手の美声と歌唱テクニックを引き出す素晴らしいメロディーライン。その音楽と共に進行していく、悲しくも強くて美しい主人公・ヴィオレッタの“愛”の物語。まさに“音楽とドラマの融合”の最高傑作です。

一幕に登場する「乾杯の歌」は、十数年前ですがチューハイのCMソングに使われたこともあるので、ご存知の方も多いでしょう。楽しげで迫力のあるソロと合唱です。

また、この幕の後半に登場するアリア(独唱)「花から花へ」は主人公ヴィオレッタ役の音楽的技量を存分に発揮する大きな魅せ場でもあります。美しいソプラノの“声”を存分に堪能していただきたいと思います。そして、ヴィオレッタは最愛のアルフレードと結ばれるのです。

しかし二幕には辛い大きなドラマがあります。アルフレードの父親ジェルモンがヴィオレッタに、アルフレードと別れるよう依頼するのです。このヴィオレッタとジェルモンの二重唱はこのオペラの大きな聴き所です。ヴィオレッタはジェルモンの依頼を受け入れて、アルフレードと別れる決意をします。自分の父親のせいでヴィオレッタが身を引いたと知らないアルフレードはヴィオレッ タに対して怒りをぶつけます。このシーンの劇的な音楽と迫力も見逃せません。

そして、クライマックスの三幕です。実はヴィオレッタは病を患っており、余命はいくばくもありません。そんな悲しい状況を音楽も悲しい前奏曲で表現します。瀕死のヴィオレッタは、悲しげな旋律(メロディー)でアルフレードと過ごした楽しき頃の想いを回想しています。そこに全ての事情を悟ったアルフレードが駆けつけヴィオレッタと愛を確かめ合いますが、もうヴィオレッタの命はあとわずか。そこにジェルモンも登場して音楽はフィナーレとして激しく盛り上がります。そしてヴィオレッタは「私は、また生きられるわ!」と叫んで息絶えるのです。

●作品について
舞台装置も衣裳も絢爛豪華なイタリア・オペラの代表的な作品。1幕の「乾杯の歌」は誰もが口ずさむ有名なナンバー。ストーリーは恋愛悲劇で、まさにメロドラマと言って良いでしょう。

高級娼婦であるヴィオレッタ役にエレーナ・モシュク。「真実の愛」で愛するアルフレード役にロベルト・サッカ。世間体を気にして、ヴィオレッタに別れを願うアルフレードの父・ジェルモン役にラード・アタネッリ。

別れを願われ身を引いたヴィオレッタに、裏切られたと勘違いするアルフレード。そして、最後はすべての真実を知って駆けつけるアルフレードであったが、肺病で死んでいくヴィオレッタ。

巨匠ロンコーニの洗練された演出はドラマと音楽が見事に融合したヴェルディの傑作を際立たせています。指揮は、ヨーロッパで活躍中でドイツ・ヴッパータール交響楽団音楽総監督の上岡敏之が新国立劇場に初登場するのも注目です。

●あらすじ
第1幕〈ヴィオレッタの家のサロン1850年頃のパリ〉
パリの高級娼婦ヴィオレッタの家のサロンでは、にぎやかな宴会が行われている。ガストン子爵は、ヴィオレッタに恋する青年アルフレードを紹介する。彼は皆に請われて「乾杯の歌」を歌い始める。ヴィオレッタと一同が、続いて唱和する。隣室ヘー同が移動する間、ヴィオレッタは体調を崩して、そこに残る。アルフレードもそこに留まり、1年前から彼女を愛していた事を告白する。ヴィオレッタの心の中に、享楽と金銭とは無縁の純愛の心が芽ばえる。それを肯定するか否か、ヴィオレッタは葛藤する。

第2幕
〈第一場・パリ郊外の田舎家〉
ヴィオレッタとアルフレードが、パリから離れて3ヵ月が過ぎた。ふたりは幸福に暮らしているが、ヴィオレッタが私財を処分して生計を支えているのをアルフレードは知る。アルフレードと入れ違いに入って来たヴィオレッタのもとに、アルフレードの父ジェルモンが訪ねて来る。息子と別れてくれと迫るジェルモンに、抵抗も空しくヴィオレッタは説得されてしまう。ジェルモンが去り、戻ったアルフレードに愛を告げ、ヴィオレッタは走り去る。その直後に、別離の手紙をアルフレードは受け取る。ジェルモンが現れ、彼を慰めるが、怒りに我を忘れたアルフレードは、ヴィオレッタの後を追う。

〈第二場・フローラの屋敷の客間〉
フローラの家の宴会にアルフレードが訪れ、遅れてヴィオレッタとドゥフォール男爵も到着する。荒んだ気持ちのアルフレードは賭事に興じ、男爵にも勝つ。彼の身を案じ立ち去るように請うヴィオレッタに、アルフレードは逆上し、人々の前で彼女を侮辱する。人々の非難を浴び後悔するアルフレードに、男爵は決闘を申し込む。苦悶するヴィオレッタ。

第三幕〈ヴィオレッタの寝室〉
謝肉祭の日。結核も悪化し床に伏すヴィオレッタは、ジェルモンからの手紙を読み直す。アルフレードとの再会を絶望の淵に願う彼女のもとへ、アルフレードがやって来る。互いの愛を確かめ合い、恢復を夢見るふたり。アルフレード達に見守られながら、ヴィオレッタは絶命する。

<参考サイト>

●今回公演「椿姫」のホームページ
http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000016_opera.html
●新国立劇場トップ
http://www.nntt.jac.go.jp/
●オペラ入門
http://www.nntt.jac.go.jp/bravo_opera/index.html

<参考情報>

♪そもそもオペラって?
ルネサンス後期の16世紀末、フィレンツェで“古代ギリシャの演劇を復興しよう”という流れからギリシャ悲劇を模範に、<歌うようなセリフを用いる劇>が考えられたのがオペラの起源といわれています。つまり、オペラを一言で説明いたしますと“セリフが歌で表現されているドラマ”なんです。

♪オペラの魅力は?
第一に、歌手の“声の魅力”をご堪能ください。
世界で一流と言われる“歌手の声”はまさに芸術品です。聴いていると、心地良かったり、圧倒されたり、涙が出てきたり。この素晴らしさを説明するのは言葉では非常に難しく、体験していただくことが一番の近道なのですが、それをあえて言葉で説明いたしますと、「凝っている肩にクーッとツボ゛に入ってほぐしてくれる、ゴッドハンドのエステシャン」のように、皆様の心に歌手たちの歌声は染み渡るでしょう。

第二に、“ストーリーの展開と音楽の融合”をご堪能ください。
オペラは、優れた文学作品を台本化して、そのストーリーに合わせて作曲家が曲を作曲して完成した作品がほとんどです。そして「オペラのドラマは“男と女のドラマ”がほとんどである!」と申し上げて過言ではございません。恋愛ドラマに素晴らしいBGMは不可欠ですが、その原点はオペラにあるのです。

第三に、“視覚的にドラマを支える舞台セットと照明と衣裳の融合”をご堪能ください。
<最愛な人に対する“愛の告白”にはロケーションがとても重要>という意見に、皆様ご賛同いただけると思います。デザイン空間で繰り広げられるストーリー、雰囲気を盛り上げるドラマティックな照明効果、キャラクターに合わせてデザインされた衣裳。視覚的にもすべてが“芸術作品”の中でオペラは公演されるのです。

<実施概要>

●オペラ「椿姫」観劇&交流会
●日時:6月11日(水)19:00〜23:00 【満員御礼】
18:30 受付開始
19:00 開演「椿姫」
22:00 終演 交流会へ
23:00 終了
●会場 新国立劇場 (京王線初台駅直結)
●交流会のゲスト:桑原 貴氏(新国立劇場制作部 オペラ広報)
●会費:クラブメンバー 27,000円 ビジター 29,000円
(S席チケット代+終演後の交流会会費+雑費)
●参加人数:申込先着順 10名限定
●応募締め切り:5月15日
(それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。)