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和・倶楽部 歌舞伎鑑賞教室「神霊矢口渡」

<ご案内>

【満員御礼】

国立劇場は歌舞伎初心者のためにセミナー付の鑑賞会、歌舞伎鑑賞教室を、毎年6月、7月に行っており、和・倶楽部も毎年これに参加していますが、手軽な料金で参加できる会であり、大変な好評を頂戴しております。

今年は6月8日(日)14:30に「神霊矢口渡」、7月11日(金)19:00社会人のための歌舞伎教室を鑑賞いたします。

6月の鑑賞作品は「神霊矢口渡」(しんれいやぐちのわたし)です。7月分は別途募集&案内をします。

この公演、芝居の前に俳優が見どころなどをわかりやすく解説する「歌舞伎のみかた」も充実しており、初心者には大変役に立つ解説でもあります。

歌舞伎初心者ということは決して恥ずかしいことではありませんし、思い立って出かけて見ませんか?歌舞伎デビューに最適な鑑賞教室です。

今回は解説付きですので、レクチャーや懇親会はありません。終了後は思い思いに、ゆっくりお過ごし下さい。(7月は金曜夜、場合によっては飲み会をします。)

どうぞ奮ってご参加下さい。お待ちしています。

<参考>歌舞伎を知るためのサイト

●日本芸術文化振興会(国立劇場)
http://www.ntj.jac.go.jp/
●伝統歌舞伎保存会
http://www.kabuki.or.jp/
●歌舞伎・演劇
http://www.shochiku.co.jp/play/index.html
●文化デジタルライブラリー
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
●歌舞伎座
http://www.kabuki-za.co.jp/
●日本俳優協会
http://www.actors.or.jp/index2.html

<作品概要>◆◇ 神霊矢口渡 頓兵衛住家の場 ◇◆  (国立劇場ちらしより)

頓兵衛娘お舟:片岡孝太郎
新田義峰・新田義興の霊:坂東亀寿
傾城うてな:澤村宗之助
渡し守頓兵衛:片岡市蔵

「神霊矢口渡」の作者は福内鬼外(ふくうちきがい)江戸で活躍した異色の自然科学者、平賀源内のペンネームです。この作品にも、当時の人には珍しい「琥珀の塵や磁石の針」といった言葉が登場します。

この作品は滅亡した新田義貞の子らが様々な人に助けられ新田家再興を果たす流転の物語ですが、今日では、その一部「頓兵衛住家」が独立して上演され人気を集めています。多摩川にあった矢口の渡しを舞台に、強欲非情な渡し守・頓兵衛から恋する人を守ろうと命を捨てる娘・お舟の悲恋が描かれます。

純情可憐なお舟は、わが家に宿を求めた新田義峰(よしみね)に一目惚れをします。一方父親の頓兵衛は、すでに義峰の兄義興(よしおき)を殺し褒美を貰っており、さらに義峰をも闇討ちにしようとしますが、お舟は自らの命を犠牲にして、密かに義峰を逃します。

廻り舞台を使った劇的な展開。歌舞伎独自の演技、演出が大きな魅力です。

次代を担う女方の一人として期待を集める孝太郎がお舟をみずみずしく演じ、実力ある中堅として役柄を広げている市蔵が、頓兵衛で舞台を盛り上げます。清新で躍動感ある舞台にご期待下さい。

<あらすじ:勝手に調べました>
今から236年前、相模と武蔵の国境、六郷川(多摩川)の矢口の渡し。渡し守の頓兵衛(とんべえ)は、先の足利と新田の争いで、褒美の金欲しさに足利方の手先となり、新田義貞の嫡男・義興(よしおき)の溺死に加担した強欲者です。この家に一夜の宿を求めて、義興の弟の義峯(よしみね)が、癪をおこした愛妻の傾城(遊女)「うてな」を伴って訪れます。二人は恋人で、追っ手を逃れて故郷の新田郷へ落ち延びるために来たのです。

頓兵衛の娘で、父とは似ても似つかぬ気立ての良いお舟は、初めのうち宿を断るが、訪ねて来た気品ある義峯に一目惚れしてしまいます。連れの女性(うてな)は妹と聞き、積極的に義峯に迫ります。ところが不思議な力によって二人は気を失いその場に倒れます。うてなはこれを見て、すぐに夫の所持する新田家の白旗のたたりだと気が付き、旗を掲げて拝むと二人は息を吹き返します。これを見ていたのが頓兵衛の下男・六蔵です。お尋ね者の義峯と気付いた六蔵はすぐにも奥の部屋へ踏み込もうとしますが、お舟は、彼女に気があった六蔵をなだめすかし、自分一人の手柄とせず、父と二人での手柄にするよう、時間をかせぎます。

しかし、六蔵から話を聞いた頓兵衛は、再び金目当てに鍵のかかった我家へ、壁を刀で刳りぬいて押し入り、暗闇の中を忍んで床下から義峯を狙います。手応えを感じた頓兵衛が刀の先を見ると、そこには娘の苦しむ姿がありました。兄義興の最期を知りたい義峯は、お舟を抱いてしまったのです。お舟は自ら義峯の身替わりとなり、足利方に味方する父を裏切って彼らを逃がしたのです。二人はこの世で一緒になれなくとも、来世で一緒になろうと約束したのです。それを知った頓兵衛は、説得のため立ちふさがる娘・お舟を切り捨て、合図のノロシを揚げて後を追って行きます。瀕死のお舟は二人を逃すためには、櫓にある合図の太鼓を打てば、掴まえたと云うことで、囲みが解かれることを思い出し、止めようとする六蔵を刺し殺し、最後の力を振り絞って、刀の鞘で太鼓をたたいて追っ手を欺むきます。川の中を舟で追いすがる頓兵衛は、天から飛んできた新田家重宝の矢・水破兵破(すいはひょうは)に首を射抜かれて息絶えます。新田義興の伝説を元にした、悲恋物語です。

<実施概要>

●和・倶楽部 歌舞伎鑑賞教室「神霊矢口渡」
●日時 6月8日(日) 【満員御礼】
14:00 受付開始
14:30 歌舞伎開演
16:30 終演予定
●鑑賞歌舞伎内容
・解説 歌舞伎のみかた   坂東亀寿
・歌舞伎:福内鬼外=作『神霊矢口渡』 頓兵衛住家の場
出演:片岡孝太郎、坂東亀寿、澤村宗之助、片岡市蔵 他
※作品の概要はこのページ内にあります。
●会費 ギリークラブ会員 3,800円 ビジター 4,000円
(チケット代、プログラム代:交流会会費は別途です)
●募集人数:20名限定 (お早めにお申込み下さい)
●会場 国立劇場大劇場(半蔵門)
(国立劇場への行き方)
http://www.ntj.jac.go.jp/gekijo/kokuritsu/index.html#access

<和・倶楽部>

「日本人に生まれたことを喜びたい。」 それが『和・倶楽部』の考えです。 多くの方が自国の文化に直接触れ、自らの感性を研ぎ澄ませると共にビジネスに、役立てて頂きたいと思っています。気になっていてもなかなか自ら手配して見に行くことがおっくう、日本文化とはそういうものでありませんか?

同じく日本文化初心者の渡辺が、皆様に成り代わってこういう機会をアレンジいたしますので、どうぞお気楽に参加して下さい。もちろんお一人でも結構です。ご一緒に体験しませんか?こんなに素晴らしい事が日本にはあります。

まずはビジターで参加し、継続参加したいと思われた時にご入会(ギリークラブ入会になります)という手順で考えていますので、決して無理をなさいませんように。もちろんずっとビジターでも結構ですが、席に限りがある場合はメンバー優先になる事はあらかじめご了解下さい。

国立劇場、大阪の国立文楽劇場さんはじめ、色々な方が我々の活動に注目し、ご協力をいただいています。どうぞお時間があればご一緒しましょう。