<GILLIE>株式会社ギリー
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GILLIE CLUB

オペラ「フィガロの結婚」観劇&交流会

<ご案内>

ギリークラブ、超初心者のためのオペラシリーズ、レクチャー会を実施してからの本公演鑑賞、今回の「フィガロの結婚」はレクチャーが9月1日、そしてこのご案内の本公演観劇は10月23日です。

レクチャー会に不参加の方もご参加OKです。どうぞ、ご検討下さい。
今回鑑賞する作品はモーツァルト作曲のオペラ「フィガロの結婚」です。

<「フィガロの結婚」とは>
有名な序曲に始まり、美しいアリア(独唱)もたくさんあって聴き所満載。音楽を存分にお楽しみいただける作品です。でも、知名度バツグンのこの作品、じつはストーリーはちょっと複雑です。フィガロとその婚約者スザンナ、アルマヴィーヴァ伯爵と伯爵夫人ロジーナ、ドン・バルトロと女中頭マルチェリーナの3カップルと、伯爵の小姓ケルビーノはじめ総勢11名ものソリストが登場します。このドラマは、彼らが繰り広げる階級社会の人間模様が崩壊していく模様を描いた喜劇です。そして、全ての喜劇と同じように、衝動的、攻撃的で、対立をもたらしますが、女性たちが見事のそれを解決へと導き、ハッピーエンドで幕となります。

この作品の演出は、現在ベルリン・コミッシェ・オーパーのインテンダント(総支配人)を務めるアンドレアス・ホモキ氏です。オペラデビューをなさる方にはちょっと斬新な演出と思われるかもしれません。白と黒を基調とした装置と衣裳で人間関係を重視したドラマが繰り広げられます。新国立劇場ではオーソドックな演出から斬新な演出まで様々な作品を上演しておりますが、今回、ぜひこの斬新な演出のおもしろさをご堪能いただければと思っております。

<新国立劇場ホームページより>
豊かな声と美貌で、瞬く間に世界を魅了した新星コヴァレヴスカ、待望の初来日!パワーアップした歌手陣には、ドイツを中心に人気急上昇のロート、ロッシーニ作品で不動の人気を誇るレガッツォ、可憐な歌唱と舞台姿で話題を集めるジョルダーノ、新国立劇場オペラ研修所から見事に羽ばたいた林美智子ら注目株が勢ぞろいし、ぶつかりあう人間模様をいきいきと描き出します。びわ湖ホール芸術監督に、若杉弘の後をついで就任した沼尻竜典の精緻で鋭い音楽づくりにもご期待下さい。

<ものがたり>
もと理髪師で今はアルマヴィーヴァ伯爵の召使フィガロは、伯爵夫人の小間使いスザンナとの結婚を控えている。初夜権(召使の結婚の際花婿に代わって初夜を共に出来る権利)をひとたび放棄したもののスザンナに気がある伯爵はその復活を企む。一方、夫の冷めゆく愛を嘆く伯爵夫人は、フィガロ、スザンナと結託し、思春期の小姓ケルビーノを巻き込んで伯爵の鼻を明かそうと企む。伯爵はまんまと引っかかり、夫人に平謝りして全員喜びの大団円となる。

<スタッフ>
【作 曲】W.A.モーツァルト
【台 本】ロレンツォ・ダ・ポンテ
【原 作】P.A.ボーマルシェ『狂おしい1日、もしくはフィガロの結婚』
【指 揮】沼尻 竜典
【演 出】アンドレアス・ホモキ
【美 術】フランク・フィリップ・シュレスマン
【衣 裳】メヒトヒルト・ザイペル
【照 明】フランク・エヴァン
【再演演出】田尾下 哲
【舞台監督】佐藤 公紀
【芸術監督】若杉 弘

<キャスト>
【アルマヴィーヴァ伯爵】デトレフ・ロート
【伯爵夫人】マイヤ・コヴァレヴスカ
【フィガロ】ロレンツォ・レガッツォ
【スザンナ】ラウラ・ジョルダーノ
【ケルビーノ】林 美智子
【マルチェッリーナ】森山 京子
【バルトロ】佐藤 泰弘
【バジリオ】望月 哲也
【ドン・クルツィオ】加茂下 稔
【アントーニオ】志村 文彦
【バルバリーナ】國光 ともこ
【二人の娘】三浦 志保、小林 昌代

【合唱指揮】三澤 洋史
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

<プロフィール>
【指揮】沼尻 竜典  Conductor : Numajiri Ryusuke
1990年第40回ブザンソン国際指揮者コンクール優勝後、ヨーロッパで実績を重ねる。97年よりオペラ指揮者としても活躍。ツェムリンスキー「王女様の誕生日」、ベルク「ルル」全3幕完成版等、日本初演作品を多く手がけ、いずれも高く評価されている。05年、インスブルック・チロル歌劇場「ドン・カルロ」、ケルン歌劇場「ジョニーは演奏する」でそれぞれデビュー。07年4月よりびわ湖ホール芸術監督に就任。新国立劇場には04年「カルメン」に続いて、2回目の登場。

【演出】アンドレアス・ホモキ  Production : Andreas Homoki
ドイツのマール生まれ。1987年から92年までケルン歌劇場でアシスタント・ディレクターを務める。ジュネーヴ歌劇場で1992/1993シーズン開幕の「影のない女」の演出で大成功を収める。その後ハンブルク州立歌劇場「リゴレット」、デンマーク王立歌劇場「ドン・ジョヴァンニ」、バーゼル歌劇場「エレクトラ」、バイエルン州立歌劇場「アラベッラ」などヨーロッパを中心に活躍。現在、ベルリン・コーミッシェ・オーパーのインテンダントを務めている。新国立劇場では2007年4月初演の「西部の娘」の演出でも大成功を収めた。

アルマヴィーヴァ伯爵:デトレフ・ロート  Il Conte Almaviva : Detlef Roth
ドイツ生まれ。気鋭のバリトン歌手。シュトゥットガルトで声楽を研鑽の後、ウィーンやフランスのコンクールにて優勝。「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯爵、「魔笛」パパゲーノ、「カルメン」エスカミーリョ、「ラインの黄金」ドンナー等モーツァルトからワーグナー作品まで幅広いレパートリーを誇る。ミラノ・スカラ座、ワシントン・オペラ、ボローニャ歌劇場等に出演。ザルツブルグ音楽祭にも参加。新国立劇場初登場。

伯爵夫人:マイヤ・コヴァレヴスカ  La Contessa : Maija Kovalevska
ラトビア共和国生まれ。新進気鋭の若手人気ソプラノ。06年プラシド・ドミンゴ国際オペラ・コンクールで優勝後ザルツブルグ音楽祭やメトロポリタン歌劇場「ラ・ボエーム」ミミで好演、豊かな声と舞台映えする美貌で一躍世界の人気歌手に名を連ねる。レパートリーは「フィガロの結婚」伯爵夫人、「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・エルヴィーラ、「ラ・ボエーム」ミミ、「トゥーランドット」リュー等。新国立劇場初登場。

フィガロ:ロレンツォ・レガッツォ  Figaro : Lorenzo Regazzo
イタリア・ベネチア生まれ。モーツァルトとロッシーニを主なレパートリーとして、ヨーロッパを中心に活躍。ミラノ・スカラ座、ボローニャ歌劇場、パリ・オペラ座、フェニーチェ歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ等で活躍。主なレパートリーとして、「フィガロの結婚」フィガロ、「ドン・ジョヴァンニ」レポレッロ、「チェネレントラ」アリードロ、「ドン・パスクワーレ」タイトルロール、「アグリッピナ」クラウディオ等がある。グラミー賞を受賞したルネ・ヤーコブス指揮「フィガロの結婚」の録音でも同役を歌っている。 新国立劇場初登場。

スザンナ:ラウラ・ジョルダーノ  Susanna : Laura Giordano
イタリア生まれ。モーツァルト「フィガロの結婚」スザンナをはじめ、プッチーニ「ラ・ボエーム」ムゼッタ、ヴェルディ「ファルスタッフ」ナンネッタ等をレパートリーとしてヨーロッパを中心に活躍している新星ソプラノ。今年1月パリ・シャトレ座でのロッシーニ「試金石」ドンナ・フルヴィアでも好評を博した。ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座、ローマ歌劇場等に出演している。新国立劇場初登場。

ケルビーノ:林 美智子  Cherubino : Hayashi Michiko
2001年「ヘンゼルとグレーテル」ヘンゼル、05年「ホフマン物語」アントニアの母の声/ステッラ、07年「運命の力」プレツィオジッラに続いて、本公演で4回目の新国立劇場登場となる。新国立劇場オペラ研修所第1期修了。02年二期会創立50周年記念公演「フィガロの結婚」ケルビーノ役で好評を博し、03年7月には同記念公演「ばらの騎士」にオクタヴィアン役で出演。同年11月には日生劇場開場40周年記念特別公演にてベルク「ルル」(全3幕完成版/日本初演)、04年7月「ドン・ジョヴァンニ」、05年9月には「運命の力」に出演。また、同年12月に「ヘンゼルとグレーテル」ヘンゼル役で喝采を浴び、06年4月に東京二期会公演「皇帝ティトの慈悲」にセスト役で出演して絶賛を博した。


<参考情報>

♪そもそもオペラって?
ルネサンス後期の16世紀末、フィレンツェで“古代ギリシャの演劇を復興しよう”という流れからギリシャ悲劇を模範に、<歌うようなセリフを用いる劇>が考えられたのがオペラの起源といわれています。つまり、オペラを一言で説明いたしますと“セリフが歌で表現されているドラマ”なんです。

♪オペラの魅力は?
第一に、歌手の“声の魅力”をご堪能ください。
世界で一流と言われる“歌手の声”はまさに芸術品です。聴いていると、心地良かったり、圧倒されたり、涙が出てきたり。この素晴らしさを説明するのは言葉では非常に難しく、体験していただくことが一番の近道なのですが、それをあえて言葉で説明いたしますと、「凝っている肩にクーッとツボ゛に入ってほぐしてくれる、ゴッドハンドのエステシャン」のように、皆様の心に歌手たちの歌声は染み渡るでしょう。

第二に、“ストーリーの展開と音楽の融合”をご堪能ください。
オペラは、優れた文学作品を台本化して、そのストーリーに合わせて作曲家が曲を作曲して完成した作品がほとんどです。そして「オペラのドラマは“男と女のドラマ”がほとんどである!」と申し上げて過言ではございません。恋愛ドラマに素晴らしいBGMは不可欠ですが、その原点はオペラにあるのです。

第三に、“視覚的にドラマを支える舞台セットと照明と衣裳の融合”をご堪能ください。
<最愛な人に対する“愛の告白”にはロケーションがとても重要>という意見に、皆様ご賛同いただけると思います。デザイン空間で繰り広げられるストーリー、雰囲気を盛り上げるドラマティックな照明効果、キャラクターに合わせてデザインされた衣裳。視覚的にもすべてが“芸術作品”の中でオペラは公演されるのです。


<参考サイト>

●今回公演「フィガロの結婚」のホームページ(動画もあります)
http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000008.html
●新国立劇場
http://www.nntt.jac.go.jp/
●オペラ入門
http://www.nntt.jac.go.jp/bravo_opera/index.html

<実施概要>

●オペラ「フィガロの結婚」観劇&交流会
●日時:10月23日(火)18:30〜23:00
18:00 受付開始
18:30 開演 「フィガロの結婚」
21:40 終演 交流会へ
23:00 終了
●会場 新国立劇場 (京王線初台駅直結)
●交流会のゲスト:桑原 貴氏(新国立劇場制作部 オペラ広報)
●会費:ギリークラブメンバー 25,000円 ご同伴ビジター 27,000円
(S席での観劇+終演後の交流食会費)
●参加人数:申込先着順 20名限定
●応募締め切り:9月20日(それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。)