<GILLIE>株式会社ギリー
ギリークラブ
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『07年7月7日 七夕・大七』

<ご案内>

ギリークラブ、清酒と日本料理の会、大七シリーズです。手間がかかる伝統的な生もと作りで有名な大七の美味しさは、専門家、愛好家からの常にトップに評価されているお酒です。

ギリークラブではここ3年、福島・二本松にまでお邪魔して、酒米の田植え・収穫、蔵人達と共に働き飲むイベントを重ねていますが、東京では“日本料理と大七”を味わう会を年に数回実施しています。

今回はまた特別な会になります。大七がずっと待っていた『07年7月7日』、蔵元の皆様は“大七の日”と呼んでいるそうですが、その日に合わせて、素晴らしいお酒が出ます。

最高級の生もと純米大吟醸・雫原酒の稀少な貯蔵酒の中から、1989年(平成元年)から2004年にかけての選りすぐりのヴィンテージを融合させることによって実現した特別な酒です。(このお酒、次に出せるのは4,5年後になるそうです。)

『妙花闌曲Grande Cuvée(グランド・キュヴェ)』
限定本数:732本 750ml 2万円(税込)

特別な年の七夕の昼のギリークラブ、今回はこれを世界で一番早く味わっていただく会になります。

『妙花闌曲Grande Cuvée(グランド・キュヴェ)』に関してはこのページの最後に詳細をつけておきますが、青柳、小山裕久さんの料理と合わせるという贅沢な会です。

6月9日に“青柳で鮎の塩焼き”を実施しましたが、もう本当に最高!こんな鮎は食べたことが無いと、感激、感嘆の声が上がっていました。さすが青柳、さすが小山裕久氏!です。

その青柳、7月に入って美味しくなる魚はなんといっても鱧(はも)、鱧を加えてこの時期に美味しいものを、小山さんにアレンジして頂きます。乞うご期待!、100%ご満足頂ける料理ですよ。

七夕のお酒は、青柳の料理に合わせて「本醸造からくち生もと」、中盤で上記『妙花闌曲グランド・キュヴェ』をグラス一杯楽しみ、その後はこの季節ならではの「完熟生もと生原酒」で引き締める。特別な酒と青柳の料理、今年の七夕は特別な日になります。

もう一つ、小山裕久氏からのご提案です。当日青柳に七夕飾りを飾りますが、皆様の短冊を付けさせて頂きます。ご参加の方は、願いを書いた短冊を事前にお送り下さい。

子供の頃に書いて以来、私も最近そんな事をしていませんが、七夕飾りに願いを込めるというのは、考えてみれば素敵な風習です。年に一回、七夕の悲しい話に思いを馳せて、願い事をしませんか?

ということで、今回の『清酒と日本料理の組み合わせ』の会は、ちょっとお洒落に、とっても美味しく、が特徴です。青柳と大七の会、というだけで、そのレベルがご想像できると思います。

青柳と大七の組み合わせ、ご自分の舌と鼻で味わってみませんか?小山裕久氏、大七の太田英晴氏のお二人の話を伺いながら食べる、なんという贅沢な時間なのでしょうか。どうぞご期待下さい。

少人数で申し訳けありませんが、ご興味のある方のご参加お待ちしています。


<参考サイト>

●大七酒造
http://www.daishichi.com/

●ラ・パージュ・ド・小山 (小山裕久official site)
http://www.koyama-hirohisa.co.jp/

<実施概要>

●ギリークラブ 『07年7月7日 七夕・大七』
●日時:7月7日(土)12:00〜15:00
11:45 受付開始
12:00 食事開始
14:00 交流会 開始
15:00 終了
●会場 虎ノ門 青柳
港区虎ノ門1-22-1 Tel: 03-3580-3456
●ゲスト:太田英晴氏(大七酒造 代表取締役社長)
     小山裕久氏(青柳 主人)
●会費:ギリークラブ会員 18,000円 ビジター20,000円
●参加人数:申込先着順 20名様限定 (メンバー優先です)
●締め切り:6月30日(それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。)
※満員の際にはキャンセル待ちができます。

<参考:蔵元の資料から>

頂点の、その先へ。
妙花闌曲グランド・キュヴェ(Grande Cuvée)

 それは不可能なヴィンテージというべきものです‐‐私達が試みたかったのは。最高のひとつの酒が成長するその過程で見せてくれる、貴重な宝石のような様々な美質:黎明期の、今綻(ほころ)びんとする絢爛(けんらん)たる香り、円熟期における一切刺激のない円みを帯びた酒躯(ボディ)、そして後に続く澄みきった静謐(せいひつ)な余韻。それら同時に存在し得ぬものを一度に手にしようというのは、望み得ぬものを望むに等しいことなのですから。

 ひとつの酒の醸造において完璧な頂点を目指すのと同時に、不可能なる頂点を希求するもうひとつの旅へと私達を駆り立てたのは、造り手としての尽きることのない夢です。その酒は、私共大七酒造が追い求める大いなるヴィジョンを完成するために、究極の理想の位置を占めるものとして無くてはならなかったのです。

 妙花闌曲グランド・キュヴェは、最高級の生もと純米大吟醸・雫原酒の、前世紀から今日にわたる大切な貯蔵酒の中から、選りすぐりの複数のヴィンテージを融合させることによって実現しました。 但し、最高クラスになればなるほど、ブレンドには大きな難しさが伴います。異質なものの配合によって掛け替えのないクリアネスが失われたり、キャラクターの曖昧(あいまい)さを招く場合もあるからです。

 レベルの拮抗(きつこう)した複数のヴィンテージが、幾度ものテイスティングによって慎重に選ばれました。最も古い原酒は、記念すべき一九八九年(平成元年)産で、最も新しい原酒は、二〇〇四年産の妙花闌曲です。十を越えるそれらのヴィンテージは、重ね合わせるとあたかも新たな生命を得たかのように、明瞭な生き生きとした一つの像を結びました。これが妙花闌曲Grande Cuvéeのマジックなのです。

 ここに至るまで、私達は長い長い待機と準備の期間をもちました。そして07年7月7日、三つの7が並ぶ日を「大七の日」になぞらえて、満を持してこの商品の公開に踏み切りました。

 頂点の、その先を目指して。大切な稀少年度の貯蔵酒を惜しみなく使用するために、Grande Cuvéeは数年に一度ずつしか実現できません。
 このお酒とお客様との貴重な邂逅(かいこう)に、私達は心からの祝意を捧げます。

妙花闌曲Grande Cuvéeの老女面について
 能の大成者、世阿弥は秘奥の役柄として老女をあげています。壮年男 性である能役者にとって、性を乗り越え年齢差を乗り越えなければなら ない老女役の困難さは明らかですが、事はそこに留まりません。 老女が舞うクライマックスにおいて、老女の中には、時には若き日の 絶世の美女が、また時にはかつての思い人の霊魂が、二重写しになりま す。そのとき、若き日の幻、老女、そして演じる能役者という、二重三 重の入れ子構造のような多層の生が、眼前の一個の肉体の中に統合され ていなければなりません。

 これこそが、大七のマルチ・ヴィンテージが目指す境地なのです。全 盛期の匂い立つ華やぎ、老女の高貴さと知性、そしてそれらの基盤とな る能役者の鍛錬された力強い肉体。それらが渾然一体となって、非日常 の神秘な高揚感へと誘います。複数のヴィンテージから生まれた『大七 妙花闌曲 グランド・キュヴェ』。老女の能面がシンボルマークです。

原料米 : 兵庫県産山田錦
規 格 : 生もと造り純米大吟醸・雫原酒
醸造年度: 一九八九年から二〇〇四年に渡る複数のヴィンテージから選択。
製造元 : 大七酒造株式会社