<GILLIE>株式会社ギリー
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GILLIE CLUB

『人権・差別表現の今日的トラブルとその解決策』

<ご案内>

ギリークラブの編集者シリーズ、今回はちょっと趣向を変えた視点で開催です。

ホームページやブログ、SNSで原稿を書く事が多い時代になりましたが、その中に実は使ってはいけない言葉があったり、使うと人を傷つけてしまう差別表現が見受けられます。

いじめの問題も、使って良い言葉、使ってはいけない言葉を意識していれば、かなり緩和できるのではないかと思います。でも、そのような事は編集者教育の場ではともかく、一般企業や社会のなかで学ぶチャンスはなかなか無いのが現実です。

言葉は大切です。『そんな言い方って、ないだろ』『使う言葉を気をつけなさい』という感じたり、言ったりするケースは多いと思います。

それだけでなく、現実に問題になっていることを認識し、ある表現で傷つく人が居るという現実を知ることから、皆の意識が変っていくのだと思います。

私もこの分野をちゃんと学んだ事がないので、今回の企画はたいへんひやひやしながら進めていますが、人権・差別表現を皆で勉強する事は意義あると思いご案内します。専門家にお話を伺い、初歩的な事から始めたいと思います。

今回講師にお願いしている山 了吉氏は、小学館の総務局で編集者教育を担当されてる方ですが、そのほかに公職として、日本雑誌協会、編集倫理委員会委員長マスコミ倫理懇談会幹事 『メディアと法』研究会幹事という、この分野のご専門の方です。

このような内容でお話をして頂きます。
* 民族と宗教――イスラム教を巡ってのトラブルを中心に
* 被差別部落、同和問題とメディアの現在
* 遺伝性疾患、身体障害、精神障害などの病気・障害問題
* 新たな差別の指摘、糾弾とその団体とは?

これらは現実であり、メディア関係者など情報を発信する人は勿論、この時代に生きる我々全員が知っておくべき問題ですし、学ぶことに意義があり、意識することが大切です。

私も資料を頂戴して読んだのですが、いやぁ、深い問題です。その中の1冊、『実例・差別表現』(堀田貢得著・大村書店刊)の、各章名をこのメールの最後に付けておきますが、注意しなくては、というより意識を変えなくては、と痛感しました。

時代が変われば基準も変わり、各国、各地の人の意識も変ります。高度情報化社会、匿名の発言や、審査無しの表現が瞬時に飛び交う時代です。

自分の表現が他人を傷つけていないか、一人一人が気をつけて、ネットやブログ、SNS,そして今後益々進化し、便利になるメディアでの、情報発信、交流に役立てて頂ければと思います。

差別しようと思ってはいないから自分には関係ない、ではなく、現実を知らないことから、そして無意識に発する表現で、他人を深く傷つけてしまう危険性があることを認識すべきです。

ご自身は勿論、このようなことを知っておいて欲しい部門の方、知人の方にもご案内頂ければ幸いです。奮ってのご参加お待ちしています。相手を傷つけることのない言動を心がける為に、一緒に学びましょう。

<山 了吉氏からのメッセージ>

 人権や差別表現などというと、日常ではちょっと関わりたくない気持ちがしますが、実は毎日のように目にし耳にしています。たとえば先日来の柳沢厚生労働相による「産む機械」発言や伊吹・文部科学相の「人権メタボリック症候群」発言がそれです。かっての「日本は単一民族」発言や「貧乏人は麦飯を食えば良いじゃないか」発言など政治家の本音がのぞくのもこの分野です。われわれの日常生活の態度や行動、発言の中にも知らず知らずのうちに”人権・差別意識”がのぞくものです。何気ない日々の生活から考えていきたい身近な問題といえます。

<山 了吉氏プロフィール>
(株)小学館 総務局・執行役員(兼)ゼネラルマネージャー
1947年福岡生まれ(59歳)1970年中央大学法学部政治学科卒

1970年(株)小学館入社 「週刊ポスト」誌編集者として15年間、
社会事件、政治、経済、ビジネス、医療記事などを担当、経済企画デスクを経て、
女性週刊誌「女性セブン」誌の芸能、時事、料理、旅行などの記事グラビア担当副編集長を5年その後妊娠・出産、育児の月刊誌「P,and」誌の編集長、当該編集部次長、編集総務部次長(兼)法務・考査室長を経て、2002年より総務局ゼネラルマネージャー、総務局・執行役員となり、現在にる。

その他の役職―
(社)日本雑誌協会 編集倫理委員会 委員長
出版倫理協議会 副議長
マスコミ倫理懇談会東京地区幹事、
全国マスコミ倫理懇談会「メディアと法」研究会幹事
出版・人権差別問題懇談会副代表幹事など。

<参考サイト>
○日本雑誌協会 雑誌編集倫理綱領
http://www.j-magazine.or.jp/guide_002.html

<実施概要>

●ギリークラブ『人権・差別表現の今日的トラブルとその解決策』
●日時:3月16日(金)18:00〜21:00
18:00 受付開始 早くいらした方には先に関係者の方を紹介します。
18:30 山 了吉氏セミナー開始
20:00 セミナー終了 交流会
20:45 会場を移動して食事会開始(別会費です。)
22:30 終了
●会場 丸ビル8階 Room1
千代田区丸の内2-4-1 丸ビル カンファレンススクエア
TEL:03-3217-7111
・食事会場は未定です。
●ゲスト:山 了吉氏(小学館 執行役員 総務局ゼネラルマネージャー)
●会費:ギリークラブ会員 8,000円  ビジター 10,000円
●参加人数:申込先着順 30名限定 (メンバー優先です)
●応募締め切り:3月12日(それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。)

※満員の際にはキャンセル待ちもお受けします。
※交流会での飲食は無しです。何か少しお腹に入れていらっしゃることをお勧めします。
※ギリークラブメンバーになるには・・・別途入会書式をお送りします。
会の主旨をご理解頂き、終身会費10,000円&年間通信費5,000円をお支払い下さい。
(但し、初回はビジター参加して下さい。)
詳細はサイトをご覧下さい。http://www.gillie.co.jp/g_club/

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【参加申込みフォーム】
★ギリークラブ事務局行き
(必要事項を記入、不要な部分を消してご返送下さい。不参加の場合は返信不要です)
●3月16日(木) 『人権・差別表現の今日的トラブルとその解決策』 に参加
会社名:
ご氏名:
電子メールアドレス:
携帯電話番号:          (←当日連絡用です。必ずご記入下さい)
携帯メールアドレス:       (←当日連絡用です。必ずご記入下さい)
●領収書発行:□不要 □希望(宛先:          )
●ご同伴者 :□なし □有り(        様)
●食事会(別会費):□不参加 □参加 ←何れか消して下さい。
●ギリークラブ入会状況 □メンバー □ビジター参加 ←何れか消して下さい。
●質問(あれば):

※初参加の方はビジター登録が必要です。(別途お送りします)
登録されない方はご参加頂けません。必ず登録して下さい。
※今回入会ご希望の方はご連絡下さい。入会書式をお送りします。
☆満員の際には、ギリークラブサイトに満員御礼の表示を掲出します。
会期が近くなってからの確認はサイトでお願いします。

<参考>

『実例・差別表現』(堀田貢得著・大村書店刊) 目次情報

はじめに
序章 差別表現とメディア
1 差別表現とは何か?
2 「差別表現」の現場体感
3 なぜメディアは過剰に自主規制するのか
4 メディアだけではない「差別表現」舌禍事件

第一章 部落差別に関わる表現
1 部落問題は「日本の差別」の源流
2 後を絶たない「と場差別表現」

第二章 障害者問題に関わる差別表現
1 身体表現にからんだもの
2 精神障害・知的障害者のケース
3 疾病障害者への表現は新局面を迎えた

第三章 民族問題に関わる差別表現
1 先住民に対する例
2 黒人についての事例
3 朝鮮民族、在日韓国・朝鮮人のケース
4 その他の民族への差別表現
5 その他外国人への蔑視感が問われる表現

第四章 性に関する差別表現
1 女性差別に関するもの
2 同性愛差別に関わる場合

第五章 その他の差別・不適切表現
1 ユダヤ民族に関する表現の留意点
2 イスラム教に関する表現のタブー
3 人権新時代の不適切表現

あとがき