<GILLIE>株式会社ギリー
ギリークラブ
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GILLIE CLUB
『Photo&Party at 写真美術館』

<ご報告>

6月30日、恵比寿ガーデンプレイスにある『東京都写真美術館』にてギリークラブが開催されました。
題して「Photo&Party at 写真美術館」。夕方の受付け後、参加者はまず当日開催中の「世界報道写真展2004」を鑑賞。その後2Fカフェにて福原義春館長のお話を伺いました。当写真展主催である朝日新聞社のご協力もあって、閉館後の会場を特別に貸切らせていただいての開催です。こうした催しはこちらでも初めての試みだったそうです。

福原さんは、当写真美術館館長だけでなく資生堂の名誉会長でもあり、著書も多数。企業家として、また文化・芸術界の活性化を促す担い手として、多方面で活躍されています。そして大正から昭和にかけて活躍した写真家・故福原信三氏がご親族に当たります。

「東京都の文化施設に民間の経営を」という都知事の意向を受けて福原さんが館長を務めて以来、来館者数は倍増しているそうです。「高価なコレクションを並べるだけで展覧会をやるのではなく、見てもらいたいという熱意を持って工夫する」と福原さんは言います。「日本はカメラ工業大国で高名な写真家も数多くいるのに、その作品を収蔵・展覧する施設がなかった。この美術館は、そうした映像全般(ビデオ作品やコンピュータグラフィックスまで)を、多分野から集めている、日本で最初の写真と映像専門の美術館です」。

『東京都』と名に付く通り、この美術館の運営予算は都から出ています。しかし開館して数年後、この運営予算は激減されます。それでも、予算がないから良い企画ができないというわけにはいきません。そこで“企業経営の神様”としても名高い福原さんは「美術館としてのありかた」を根本から建て直しました。作品のオーラに依存せず、来場者の記憶に残る展覧会を構成すること、“時代を経ても良いもの”だけでなく、現代を感じさせる新鋭作家とのコラボレートなどにも積極的です。“存在感のある美術館”“記憶に残る美術館”など年度ごとにテーマを持ち、展覧企画、収支計画、広報活動まで徹底した見直しがされました。当美術館発足当時(1990年の最初の開館。福原さんの館長就任は1995年恵比寿ガーデンプレイスでのグランドオープンから)は古典作品やファインアートの企画が主流だったというこの写真美術館も、ここ数年は報道写真の企画に力を入れています。今回参加者が観覧した「世界報道写真展」はその代表格。ドキュメンタリーの中でも、報道写真はそのリアリズムゆえに目にした瞬間のインスパイアが強烈です。そして見て直接的に感性に訴えかける写真や映像は、若い世代にも受け入れやすい文化でもあります。そこで『東京都写真美術館』では、児童、中高生、親子参加型のワークショップのプログラムも積極的に開催し、未来のアーティスト育成にも力を入れています。

「写真を通じて文化や歴史を伝えていきたい」という福原さん指導の元、開館10周年を迎える来年上半期は、“写真の歴史”をテーマにした企画を予定しているそうです。「従来、文化資本は経営の余剰で生まれるのもだと考えられてきました。しかし、文化資本も生かして使うことができれば、意味のある利子を生むことになるんです。だからこそ収蔵しているものを展示するに止まらず、美術館が何を目指しているのか、来館者にも伝わるような企画をやっていきたいと思っています」。

写真展鑑賞で胸を打たれた参加者も多く、セミナー後のパーティでは、参加者の皆さん、いつにも増して饒舌でした。ミュージアムショップで図録を購入した人も多数。
意欲的かつ画期的な企画が多いだけに、この写真美術館の図録は、神田の古本屋さんが在庫を問い合わせてくるほど人気が高いのだそうです。つまり、後々プレミア物になる可能性も。皆さん、東京都写真美術館に行ったら忘れずに図録を買いましょう(もちろんコレクションとして)!

●以下、東京都写真美術館の公式サイトです。今度の開催予定をチェックしてください。
http://www.syabi.com/

<ご案内>

資生堂の福原義春名誉会長には、渡辺がサントリー宣伝部時代から大変お世話になっており、心より尊敬している企業人であり広告界の大先輩です。
その福原名誉会長が館長に就任して以来、東京都写真美術館は大きな話題を提供し、広報体制、館内のデザインやホスピタリティ精神に満ち溢れた企画などで、観客動員もうなぎのぼり、さすが福原さんと深く感銘を受けている次第です。

今回福原さんや資生堂勤務の友人の関係で、写真美術館の皆様方とご縁ができました。
実は私も写真美術館に初めて足を踏み入れたのですが、これが新鮮な時間なのです。
あらためて写真のパワーを感じさせてもらえます。
写真に囲まれて時間を過ごす、そんな時間を過ごした人が集まって交流する、そんなギリークラブを企画しました。

イラクの話題が毎日メディアから聞こえてくる日々ですが、折しも写真美術館では『世界報道写真展2004』が開催中です。聞くところによるとこの展覧会は来年50周年を迎えるそうですが、報道カメラマンの目を通して世界の現実を見る、そして感じることは時代感覚を研ぎ澄ませる為にとても重要かと思います。特にギリークラブの各回にご参加になるような好奇心の旺盛な方にとっては。

写真美術館でパワーのある写真に囲まれての交流会、今回は特に福原館長もご多忙な中ギリークラブの為にお時間を割いてくださいましたので、『写真美術館とは?』、『その展示活動の概要』などに関してのお話をして頂き、その後福原館長を交えて小交流会を開催したいと思います。

メディア関係者、報道関係者、カメラや写真にご興味のある方、写真美術館の現状・活動にご興味のある方、Photo & Forumという形式自体に興味のある方・・・
展示期間の関係で案内から開催まで余裕がなくて恐縮ですが、ご都合のつく方はどうぞ、積極的にご参加下さい。

尚、当日は日本の生んだ大写真家、奈良原一高「時空の鏡:シンクロニシティ」展を開催中です。17:30までにいらっしゃれれば(もちろんもっと早くても結構です)、この展示もご覧になれます。(済みません、別料金がかかりますが)時間に余裕のある方は如何でしょうか?


<参考サイト>

○東京都写真美術館:http://www.syabi.com/


<実施概要>

●テーマ:『Photo&Party at 写真美術館』

●ゲスト:福原義春氏(東京都写真美術館館長、株式会社資生堂名誉会長)

●日時 :6月30日(水)18:15〜20:15
18:15 受付開始
18:30 『世界報道写真展2004』鑑賞 (冒頭に簡単な見所解説予定)(3F展示室)
19:15 福原館長のお話 (2Fカフェ『シャンブル・クレール』)
19:30 交流会(同会場)
20:15 終了

●場所 :東京都写真美術館
目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内  TEL: 03-3280-0031

●会費 :ギリークラブ会員:5,000円(当日入会可)/ビジター:7,000円
※当日になってのご欠席は会費をご負担頂きます。ご了解下さい。
※当日の写真をサイトに掲載します。困る方は事前にお申し出下さい。
※6月23日(水)以降のキャンセルは会費をご負担頂きます。ご了解下さい。

●人数:申込先着順 30名様限定 (メンバー優先です)

お申し込みは右記まで → g-club@gillie.co.jp
この機会にギリークラブへの入会ご検討の方はどうぞご連絡ください。 →メンバーになるには


※ご興味がありそうなお知り合いの方にこの会をご案内下さい。本当に興味がある方が集まる会にしたいと思っています。

※当日になってのご欠席は会費をご負担頂きます。ご了解下さい。

※当日の写真をサイトに掲載します。困る方は事前にお申し出下さい。