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セミナーご案内
輪島塗、貴重映像と井上実氏との交流 |
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今回の貴重映像の会、「輪島塗」テーマに以下の内容です。素晴らしい映像を見ると、漆器がどのような手順で作られるのか、大変な工程であることがよくわかり、作者、職人の方へ大尊敬の念が生まれます。そしてそれをしっかり理解し、大切に丁寧に漆器を使いたくなります。
今回は貴重映像の後に特別プログラムがあります。ご存知のように能登半島地震で大変な被害を受けた輪島ですが、現地撮影をされている井上実氏に「現在の輪島」のお話を伺い、撮影者視点から見た輪島の現実をお聞きし、次に活かしたいです。
この作品来年公開だそうですが、その際はもちろん鑑賞会を考えます。予告編も見せていただき、このお話もぜひ伺えればと思いますが、井上実作品の中で「キャメラを持った男たち」という関東大震災の映像作品もあり、これの会も出来ればなあと、個人的には思っています。(蛇足です)
でも、今回は輪島です。“輪島塗の素晴らしさ“、“輪島の今“、その両方を知り、語りあい、皆さんと交流する時間はとても貴重です。貴重映像を次に活かすが基本の考えですが、監督と語る特別会になるでしょう。
震災復興の為、輪島塗の新たな活用法を美味しい料理で考えたい、渡辺が事務局を務めている料理ボランティアの会でやっている事ですが、そのような気持ちのある方もぜひご参加いただけましたら幸いです。
奮ってのご参加お待ちしています。
◆参考
『重要無形文化財 輪島塗に生きる』 (1990年制作)
この作品は、輪島塗の技術を後世に伝えるための技術記録として、 輪島塗 技術保存会が作った極めて高度の技術を要する懸盤(かけばん )や椀、皿などの一式(計14点)の工程を詳細に記録したもので、今後貴重な映像資料となる作品である。
日本の代表的な漆器である輪島塗の技術は、昭和52年に重要無形文化財の指定を受けて以来、輪島塗技術保存会の会員たちによって技術の伝承と発展がはかられて今日に至っている。
輪島塗の技術は、木地作り、塗り、加飾と総合された幅広い技術で、それら各々の業種で30年以上の経験と技術を持った会員の人々によって構成されている。
昭和61年の総会では、20世紀の最後を飾る事業として輪島塗の最高の作品を保存会の全員参加で制作することを決定した。
最も高度な技術を要求される懸盤ー式の作品は、足掛け5年を経て、平成2年3月完成した。
漆器の良し悪しは木地作りできまるといわれるが、特に今回の作品では永久保存を考えて新しい木地作りの工夫もされている。
『輪島塗』(1959 年「日本文化の源流」内の一回 66年前の輪島があります。)
石川県能登半島の北端、輪島の特産で数百年の歴史を持つ輪島塗。乾燥にある程度の湿気が必要とされる漆器作りの条件が輪島の地域特性と合ったと言われるが、漁業だけでは生活が苦しかった昔の人々が漆器生産を大事に育ててきたと言う背景もまたある。まず形を作るのが木地職人。出来上がった記事は塗師屋(ぬしや)と呼ばれる漆塗りを専門とする家へ運ばれ、下地塗、中塗、上塗と3ヶ月から半年も塗りと乾燥が繰り返される。輪島塗の生命は堅牢と清楚な美しさ。堅牢な輪島塗をもとに沈金や蒔絵の技法による芸術品も誕生する。
<参考サイト>
<公演概要> ◆輪島塗 https://ja.wikipedia.org/wiki/ ◆記録映画『うつわよみがえる』(仮題)をつくる3 うつわと人と〉 井上実 https://kazemakase.jp/ |
内容は関係者で相談の上、改めてご案内します。
※別シリーズ「日本発見」10月24日(金)(「京都府」「奈良県」を観ます)
11月「大阪府」「兵庫県」、12月「和歌山県」「三重県」、
年内で60年前の近畿圏を観て語る会になります。
実施概要
輪島塗、貴重映像と井上実氏との交流 | |
鑑賞作品 |
「重要無形文化財 輪島塗に生きる」 (1990年) 「輪島塗」(1959年) |
日時 |
10月20日(月)18:15集合 18:30上映開始 オプション 20:00〜21:30 交流食事会(参加自由・別会費) |
会場 |
記録映画保存センター 千代田区九段南4-6-13 ニュー九段マンション702 |
解説 |
井上 実氏(記録映画演出) 村山英世氏(記録映画保存センター事務局長) 山内隆治氏(資料映像バンク 代表) |
参加費 | 正会員:3,000円 ビジター登録者:5,000円 |
人数 | 8名募集 (正会員優先 先着順) |
〆切 | 10月15日(水) |