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セミナーご案内
貴重映像鑑賞&意見交換 〜「日本文化の源流」、そして“手間”を考える〜 |
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貴重映像を鑑賞し活用法を話し合う会が進んでいますが、映像のプロから話を聞ける会は本当に勉強になりますし、それぞれご覧になった方の感想を聞けるのも貴重です。
今回は焼き物と塗り物、陶器と漆器の手業がじっくり見られますが、それだけではなく、昭和30年代、高度成長に向かう前の日本の姿、街や建物、室内の様子、人々の服装、髪型、立ち居振る舞い、60年前の日本がここかしこに見られ、本当に興味深いのです。
これは貴重な映像記録があるからこういう会が出来るのですが、観た人の感想と活用アイディア出し合う、本当に素晴らしい展開になります。特に映像制作のプロが一緒だと、思わぬ展開になります。8月の「伊勢型紙」の会もそのような展開で見せて貰う動画が増えました。
クリエイティブなお仕事をされている方、AIやIT開発者のような方に、ちょっと昔の日本人の仕事、表情を見て頂ければと願っています。周囲に興味があるであろう方をお誘い下さい。
※但し、ビジター登録はお願いします。
過去参加してなくても全く問題ないのがギリークラブです。素敵な仲間が出来ます、奮ってのご参加お待ちしています。
◆参考(DVD本体にある解説文)
「有田の陶工たち」
佐賀県の有田一帯で産される磁器、有田焼は、朝鮮から来た陶工、李参平によって16世紀末に創られ、のち日本人の手で改良が加えられていった。
中でも江戸前期、初代柿衛門が創始した赤絵が有名である。1867年のパリ万国博に出品以来、海外でも有田焼の名が高まった。
江戸時代を通じて伊万里港から積み出されたので、伊万里焼の異称がある。
12代酒井田柿右衛門さんは今年80歳、元気に仕事場を回る。
柿右衛門さんの窯場で作業の一連、また、色絵磁器の秘訣という、上絵の薬の調合に接する。
「輪島塗り」
石川県能登半島の北端、輪島の特産で数百年の歴史を持つ輪島塗。
乾燥にある程度の湿気が必要とされる漆器作りの条件が輪島の地域特性と合ったと言われるが、漁業だけでは生活が苦しかった昔の人々が漆器生産を大事に育ててきたと言う背景もまたある。
まず形を作るのが木地職人。出来上がった記事は塗師屋(ぬしや)と呼ばれる漆塗りを専門とする家へ運ばれ、下地塗、中塗、上塗と3ヶ月から半年も塗りと乾燥が繰り返される。
輪島塗の生命は堅牢と清楚な美しさ。堅牢な輪島塗をもとに沈金や蒔絵の技法による芸術品も誕生する。
◆今後の実施日及び鑑賞演目(予定)
10月8日 「盆栽」と「花まつり」
11月12日 「結城紬」と「黄八丈」
下記に全収録内容を記しますので、ご希望作品があればご連絡下さい。ご予約もお受けします。奮ってのご参加お待ちしています。(笑)
<参考サイト>
<参考> 「日本文化の源流」年輪の秘密 シリーズの輝き、1959年(昭和34年)〜1960年(昭和35年)、フジテレビにて放送 週一回 全52本 提供 日本鋼管 製作:小口禎三 企画:羽仁進/犬伏英之/吉原順平 ◆羽仁進、土本典昭演出の作品収録! 《収録内容》 1 【風流】 「糸あやつり」「三味線師」「阿波の人形浄瑠璃」「花火」「バイオリンをつくる」 2 【遊び心/楽しむ】 「寄席の人々」「盆栽」「将棋の駒」「鷹匠」「調教師~競馬馬をつくる人」 3 【美を支える技】 「歌舞伎の小道具」「かつら」「ガラス細工」「筆と墨」「埴輪の復元」 4 【手仕事】 「結城紬」「久留米かすり」「黄八丈」「江戸小紋と伊勢型紙」「浮世絵の復刻」 5 【伝統工芸】 「七宝をつくる人々」「有田の陶工たち」「博多人形」「輪島塗」「南部鉄びん」 6 【地域と文化】 「出雲かぶら」「花まつり」「黒島の踊り」「小河内の獅子舞」「京のたべもの」 7 【地域と暮らし】 「伝統に生きる町〜金沢〜」「鹿児島~〜人と風土〜」「水引の町」「あまのしごと」「津軽のいたこ」 8 【匠の世界】 「寺大工」「刀鍛冶」「御神輿師」「人形師」「剥製」 9 【究極のわざ】 「筆跡鑑定家」「にせ金研究家」「板前」「杜氏」 「行司」 10 【ひとすじの道】 「野山を歩いて七十年」「民芸とともに五十年」「鳶」「漢方医」「禅の修行」 番組の骨子は、日本古来の芸術、芸能、技能、宗教、習俗等、主として伝統文化の世界に題材を取り、各分野において、あるいは客行を浴びつつ、あるいは市井で黙々と活動を推し進めている、言わば、その文化を代表するような人々の技術と人間性、人間味を見つめていくものと考えられた。ドキュメンタリー形式で、例えば、各地に伝承されている名人芸や職人芸といったものを紹介する。同時に、その背景にある伝統、風土、暮らし等々にも、きめ細かく目を向けていくことが、シリーズ全体を通して大切と論じられた。 企画スタッフは、羽仁進、犬伏英之、吉原順平の3人で、ともに、加わった時期の違いこそあれ、1950 (昭和25)年から58 (同33)年までの岩波写真文庫の刊行に携わった人たちである。写真文庫の仕事で得た、知識、情報、人のつながりが、この「年輪の秘密」シリーズで大変役立ったと言う。 また、写真文庫が終わりになろうと言う時期に、このような企画が模索されていたと言う話も伝わっている。製作費の関係から、スタッフは極度に絞り、原則として演出、撮影、撮影助手の3人。この方式は後の「生きものばんざい」シリーズとも同じである。社外から、1906 (明治39)年生まれの樋口源一郎といったベテランも演出に一役買ったが、岩波映画としては、このシリーズを自社育ちの若手層が活躍できる場に活かそうと考えたようだ。 製作の記録によれば、演出の土本典昭、土屋信篤、秋山衿一、撮影の金宇満司、清水一彦が、ここで“一本”の演出家、カメラマンとして一歩を踏み出した。この人たちのその後からも、〈岩波映画学校〉と世に言われた土壌の一端が知れる。 |
実施概要
貴重映像鑑賞&意見交換 〜「日本文化の源流」、そして“手間”を考える〜 | |
日時 |
9月10日(水)17:00 〜19:00 オプション 19:00〜20:30 交流食事会(参加自由・別会費) |
会場 |
記録映画保存センター 千代田区九段南4-6-13 ニュー九段マンション702 |
解説 |
村山英世氏(記録映画保存センター事務局長) 山内隆治氏(資料映像バンク 代表) |
参加費 | 正会員:3,000円 ビジター登録者:5,000円 |
募集人数 |
8名募集 (正会員優先 先着順) ※〆切後でも席があれば参加出来ます。 |
〆切 | 9月3日(水) |