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セミナーご案内

「もしマクルーハン」が生きていたら・・・・・
〜マクルーハンをベースに、今後を考える〜

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『マクルーハンはメッセージ メディアとテクノロジーの未来はどこへ向かうのか?』この本を読んでいて、大いに考えさせられました。

こんな内容です。

「メディアはメッセージである」「グローバル・ビレッジ」等の言葉で、1960年代に時代の寵児となったマーシャル・マクルーハン。日本でも竹村健一氏の解説書がベストセラーとなって一大ブームに。

メディアというものを独特な表現で理論化し、その本質をとらえた言葉や理論は、その後インターネットの出現で改めて甦り、最近も米トランプ大統領の参謀を務めていたスティーブン・バノンが、トランプ大統領を「マクルーハン的思考を実践した初めての大統領だ」と言い、米デジタルカルチャー誌WIREDの編集長を務めベストセラー『〈インターネット〉の次に来るもの』を著したケヴィン・ケリーも繰り返し参照するなど、世界的に話題が再燃している。マクルーハンにとってメディアとテクノロジーの本質とは何か?その未来はどこへ向かうのか?巻末に完全保存版「マクルーハンの言葉100」。

第1章 メディアのパラドックス
第2章 マクルーハンの理解
第3章 グローバル・ビレッジの未来
第4章 21世紀のマクルーハン
マクルーハン100の言葉

著者の服部桂さんは、ギリークラブの会員でもあるのですが、彼が朝日新聞時代からですからもう20年以上の付き合い、デジタル分野の事を色々教えてくれる私の先生です。

彼はMITのメディアラボ研究員などの経験もあり、インターネットの歴史や社会に与える影響に関し、深い知見と洞察を持っている人物で、この本でもそれが良く分かります。ケヴィン・ケリー著『インターネットの次に来るもの』の翻訳も彼です。

この本は本当に面白く、先が読めない時代に人間として生きるヒント満載です。読んでない方はぜひお読みになって頂きたいです。

今回のギリークラブは服部桂さんとマクルーハンをテーマに、具体的な事象を知り、共に考え語る茶話会です。読んでなくても服部さんが易しく解説してくれるそうです。でも読んで来た方が良いかな?

以下に、私が気になった表現を羅列します。ここから自由に想像し、尻馬に乗って頂くのでも結構ですし、否定してかかっても結構です。

マクルーハン、茶話会へどうぞ!

●本の帯にある表現
・「マクルーハンを読むなら、まずはこの本を読んで下さい。」
ケヴィン・ケリー氏(『(インターネット)の次に来るもの』著者)

・「言葉の反芻よりも事装の足が早い時代を生きる現在、
<巨人の肩に立つためのハシゴ>と<語りながら走るための示唆>を
服部先生の筆致は僕らに教えてくれる」
落合陽一氏(メディアアーティスト)

●はじめに の中にある一文
マクルーハンが活字の呪縛にがんじがらめになっているわれわれ現代人に、「目ばかりに頼るな。あなたの視点はただの一つのものにすぎない。書かれている文字に目を凝らすのではなく、もっと他の感覚を動員しろ」と警句的なスタイルで語りかけてくるメッセージに、目覚まし時計のような響きを感じる。そして、コンピューター、マルチメディア、インターネット、バーチャル・リアリティー、デジタル放送という、より多くの五感を動員するデジタル・メディアが一般化した現在こそ、テレビ全盛期には難解だった彼のメッセージは、より意味を持ってくると考える。

●おわりに の中にある一文
グーテンベルクの活版技術は、それまで本を読む機会がなかった人々に、歴史や未来について考えさせたし、電信や電話は個人が操作できる未来の可能性を大幅に広げた。インターネットはわれわれの中枢神経を世界全体に拡張し、さらに大きな可能性の中に未来を見るように誘う。(後略)

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<参考サイト>

<参考サイト・情報>

●マーシャル・マクルーハン (1911年7月21日 - 1980年12月31日)はカナダ出身の英文学者、文明批評家。もともとニュー・クリティシズム等を論じる英文学教授だった。
彼を著名にしたのは、メディアに関する理論である。現在、メディア研究と呼ばれる分野において重要位置を占める存在のうちの一人とされる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/


●服部桂氏

1951年、東京都出身。早稲田大学理工学部で修士取得後、1978年に朝日新聞に入社。
1980年代の通信自由化の際、米通信系ベンチャー企業に出向。87年から2年間、米MITメディアラボ客員研究員。
科学部を経て、出版局で「ASAHIパソコン」副編集長、「DOORS」編集委員、「PASO」編集長。
1994年に新聞紙面で初のインターネット連載。その後、企画報道部でデジタル面、科学部でbeを担当。
2011年から同社ジャーナリスト学校シニア研究員。メディア研究誌「Journalism」編集を担当。
2016年に朝日新聞社を定年退職後フリーに。

著書に『人工現実感の世界』(日刊工業新聞 技術・科学図書文化賞優秀賞)、『人工生命の世界』、『メディアの予言者 マクルーハン再発見』など。訳書に『ハッカーは笑う』、『人工生命』、『デジタル・マクルーハン』、『パソコン創世「第3の神話」』、『ヴィクトリア朝時代のインターネット』、『謎のチェス指し人形ターク』、『チューリング 情報時代のパイオニア』、『テクニウム テクノロジーはどこへ向かうのか?』、『<インターネット>の次に来るもの』。また『日米デジタルテレビ戦争』(共訳)、『「複雑系」を超えて』(監修)などがある。

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実施概要

「もしマクルーハン」が生きていたら・・・・・
〜マクルーハンをベースに、今後を考える〜
日時 6月20日(水)15:00〜17:00
会場 学士会館内レストラン「Latin(ラタン)」
千代田区神田錦町3-28
https://www.gakushikaikan.co.jp/access/
参加費/td> ギリークラブ正会員:3,000円 ビジター登録者 5,000円
セミナー、お茶とお菓子、サイン本希望の方は特別価格で販売します。
ゲスト 服部桂氏
今回募集 10名(正会員優先 先着順)
締切 6月15日(金)
※締切日前に定員に達したら締め切ります。
※事情により内容が変更になる事もあります。

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